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July 11, 2015

官製集中押印台紙

2015071101

 ゾロ目・連番消印収集は慌てず騒がず、人気が下がった頃合いを見計らって投げ売り処分品の中から救い出すのが流儀です。先に書いておきますが、上図も額面合計だけで640円するものが平成27年の現在ではわずか40円でした。400円の間違いじゃありませんよ。
 旧蔵者は興味が失せた、亡くなったなど処分に際しては様々な理由があったことでしょう。しかし、コレクターズ・アイテムの価値はひとつだけではありません。見方を変えれば別の解釈もあります。つまり、収集者の視線によって新たな価値が生まれるのです。郵趣品はその傾向がもっともよく現れています。上図はまさにそれです。

 一見するとただの「123連番」記念押印台紙です。しかし、局名にご注目ください。1は岡山・明治局、2は鳥取境港大正局、3は広島昭和局で明治・大正・昭和を表現しています。最後に台紙を企画制作した広島・三良坂局の消印です。
 慣れた方ならお気づきですね、3県にまたがる日付印それも8-12の午前印をわずか3時間かそこらで押印することは不可能です。はい、印顆を一ヶ所に集めての集中押印もしくは事前押印しかありえません。額面も123に合わせて100円、200円、300円と中高額切手貼りですから売れなかったらえらいことになります。そうです、企画・製作・販売したのは当時の郵政省・中国郵政局です。いわば「官製集中押印台紙」です。

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