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April 04, 2015

私製航空書簡

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 郵便局で1枚90円で売られている航空書簡(エログラム)は許可を得て私製することができます。私製航空書簡には料額印面が付いていませんから、現在は別途90円切手を貼って差し出すことになります。おおよそ想像がつくことですが、一般に少ないと言われている使用例の一つです。上図は比較的にありふれている100円赤鶴の単貼り使用例です。意識しないで集めているとアメリカ宛ばかりに偏ってしまうものですから、本便がトルコ宛というのが気に入って入手しました。
 歴史的には昭和39年(1964)4月1日、当時で言う所の各地方郵政局長の許可を得て私製が許可されるようになりました。上図には「東京郵政局承認第A-23号」とあり、製造銘はKISANPO CO., LTD. TOKYO、消印はTOKYO 29.X.76です。
 長らく何も封入できない決まりでしたが、平成18年(2006)1月から25g以下の薄物であれば同封可となり現在に至っています。需要が少ないのか、平成6年(1994)1月13日に90円オシドリ図案が発行されて以降、新種の発行は途絶しています。

 今でもときどき雑品扱いで未使用が郵趣市場に出回っています。顧みる人もほとんどおりません。そこに注目するのがHYPER Philatelistであります。下図の許可表示が「東北郵政局承認A1号」とあり、ひょっとすると東北郵政局管内最初の私製か?と手が止まりました。

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 幸いなことに内側も印刷された状態で残されていました。現在も存続している仙台市の日本短波クラブさん(J.S.W.C.)の受信報告書でした。クラブメンバーの利便のために私製されたことが容易に見て取れます。私製の未使用品であっても軽視せず、しっかり残していきたいものです。
 昨日も防府市内の大手文房具屋さんを訪ねましたが私製航空書簡は取り扱っていないとのことでした。店員さんの話しぶりでは存在自体を知らないようでした。かつては封筒・はがきメーカーさんが製作販売していたのですがねえ。現行品の方がレアだとしたら本腰入れて探してみましょうか。

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