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March 08, 2015

変形郵便と発行銘

2015030801

 捨てないで残しておくと、後で別の意味に気がつくことが多いです。上もその典型で、札幌大通局の平7(1995).2.8付の第46回さっぽろ雪まつりの変形記念カードです。

 まず、この当時から郵便局でフォルムカード的な変形カードを製作・販売していた事実に着目です。往時はただのお土産品的な見方しかされませんでしたが、フォルムカードが定着した今、それまでとは違った意味が伺えます。
 規格外のサイズのため定形外郵便物扱いとなり、50g以下130円料金となっています。それゆえ、どこにも「郵便はがき」の表示もありません。これは今のフォルムカードと全く同じ制度運用ですね。
 さらに細かく見ますと宛名面右下に小さく「札幌郵趣会」の銘があります。文字通り郵趣会が発行したものなどではなく、郵趣会の名義を借りて郵便局(おそらく札幌中央もしくは札幌大通郵便局)が発行したものです。郵趣会名義での各種郵便商品の製作・販売という手法は決して珍しいものではなく、私見では郵便局名義の方が少ないようにすら感じます。
 ところが、このスタイルは不明朗な会計処理につながると会計検査院から厳しく指導され、平11(1999).4.30付で禁止されました。それ以後、全国各地のオリジナル郵便商品が激減したことに気づいておられる方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
 ですから郵趣会名義の禁止以前と以後、フォルムカード登場以前と以後の変形郵便物(カード)は、その違いを細かく見る必要があります。それが郵便局製であればなおのことです。

 なお、ついでに記しますと、今でこそゆるキャラやマスコットがひんぱんに小型印図案に採用されていますが、ほとんどの場合、著作権関係をクリアした証として印面にコピーライト表示「©マーク」が刻まれています。ところがさっぽろ雪まつりだけは昔から、そして直近の第66回(平27)でも©マークがありません。事前に調整のうえ円満に解決されてのこととお察しします。その詳細については地元北海道の郵趣家の皆さんの手で歴史をまとめて発表をお願いしたく存じます。

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