昭和天皇皇后訪欧記念カバー

1971年(昭46)11月の昭和天皇皇后訪欧は日本でも記念切手が発行されています(左図)。今回入手したのは訪問先の西ベルリン側で作成された記念カバーです。肖像写真を大きく取り入れたカシェはたいへん好ましく思います。
しかし、惜しいことに記念印に描かれている菊花紋(十六八重表菊)が間違い。天皇家の正しい紋はセンターに花弁が来ます。日本の小判、菊以降の切手に描かれている紋もすべてこのデザインであること、これは郵趣家なら常識ですよね。ところが、元教育者であった自分の父親も知らなかったことに驚きました。一般の方がご存じないのであれば、あえてこの場で記す意味もあろうかと思います。
天皇家のそれとの重複は畏れ多いからと、まさに記念印に描かれている通りのセンター花弁位置をずらした紋を使うこともありますけれど、この場合は正規のものを使うのが筋です。西ベルリンの郵政当局および郵趣家のご厚意には感謝しますけれど、残念ながら図案ミスのジャポニカ・アイテムになります。



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