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November 2014

November 29, 2014

ポスティーズを忘れないで

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 博多の切手即売会で入手しました。すでに忘れ去られている感が否めないものですから、あえて記しておきましょう。
 日本郵政グループが2008年10月1日をもって民営会社化1周年を迎えるにあたり、ポポック、キミック、ベルリックの3人からなるポスティーズをイメージキャラクターとしました。しかし、使い勝手がよくない等、現場サイドからの声を受け2012年9月21日発行の秋のグリーティング切手に新キャラクターの”ぽすくま”が登場し、わずか4年間で契約打ち切りとなりました。
 使い勝手の悪さとは具体的にどういうことだったのでしょうか?。改めてカタログを見直してみましたら・・・・・この間、正刷切手に登場することは一度もなかったようですね。

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切手と著作権

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 東急ハンズ博多店の文具売り場で購入したポストカードです。アメリカ郵政公社(USPS)のものではありません。ACTIVEという一企業が製作した「宇宙の旅人ポストカード(COSMIC TRAVELER'S)」と題するシリーズ企画物です。実在するアメリカ切手をそのまま拡大しているものです。一応、偽造防止のために使用済を使ってはいるようですけれど、USPSの許認可を受けた印はどこにもありません。以前から申し上げているように、切手そのものには著作権が存在しないことを表している実例だと思われます。

 切手原図を描いた人には当然ながら著作権が存在します。ですから、切手図案の一部だけを取り出したりすると著作権侵害の可能性がありますけれど、成果品としての切手そのものを拡大してTシャツにプリントするだけなら個人利用・商用の区別なくフリーであるとの解釈です。誰でも自由に切手カタログを作っても構わないのはそれが根拠です。
 しかし、厳密には切手そのものに著作権があるかどうかの明瞭な規定がない、というのが本当です。今はキャラクターを主題に据えた切手も数多く発行されていますので、今後も同様の解釈で良いかどうかは大いに疑問があろうかと思います。
 なお、売り場ではアメリカ切手だけでなくソ連時代の切手を使ったものもありましたので合わせてご紹介します。
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November 25, 2014

瀬々串局、ハレー彗星観測記念切手展小型印

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2014112502 28年もの間、ずっと心に留めていたものがひょっこり眼前に現れて無事に入手することができました。
 1986年(昭61)はハレー彗星最接近の年でした。これに関する各種記念切手が世界規模で発行されました。本件もその一環で、鹿児島県の瀬々串(せせくし)郵便局では3月1日から31日まで記念切手展の小型印が使用されました。ごく普通に見えるこの図案にはバックストーリーがあるのです。
 同局自らデザインした申請図はもともとは左図で、ハレー彗星にスペースシャトルが描かれていました。このスペースシャトルはハレー彗星を観測する予定だったチャレンジャー号を描いたものでした。ところが、1月28日にあの悲劇的な爆発事故が発生してしまいました。そこで、瀬々串局サイドから九州郵政局(当時)に図案修正の打診があり、日本のハレー彗星観測衛星さきがけに変更されました。結果的に最もふさわしい図案になったと言えるのですが、たいへん珍しいトピック例ともなりました。
 このニュースはさっそく郵趣誌4月号に記事となって掲載されています。ですが、こんな立派な記念カバーまで作られていたことまでは記されていません。もちろん私も初見です。銘はないものの、おそらくあの大手ディーラーさんだなと察しはつきます。
 自分のルーツのひとつでもあることから鹿児島県関係の郵趣品も収集しています。その中でも目立ちにくく知っている人も少ないだろうという点ではトップクラスのレアアイテムです。コレクター冥利に尽きるとはこのことです。

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November 22, 2014

組み合わせもわかる郵便料金タブ付き切手

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 クック諸島がこんな面白い普通切手3種横連刷を発行しました。タブに郵便料金が表示してあります。それぞれ単片での用途が最上段の色帯に表記してあるだけでなく、組み合わせ方も一目でわかるという、ちょっとしたアイデア切手です。左から2枚だと$17.60でB地域あて400gに相当し、逆の右から2枚では$15.50でA地域あて600gに、3種全部だと$29.10でB地域あて1kgに該当すると一目でわかります。
 ニュージーランドの自由連合制をとる人口わずか1万人ほどのミニ国家です。小さい国だからこそできる芸当ではありますが、一考に値するアイデアだと思いますよ。

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November 20, 2014

レノファ山口 J3昇格

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 北浦秀明さんから素晴らしい記念カードをご恵送いただきました。お便りは以下の通りです。

 山口県を代表するレノファ山口フットボールクラブのJ3(Jリーグ3部)昇格記念カードを送ります。J3の下部リーグJFLで年間4位となり、昇格条件の4位以内を11月9日の栃木ウーヴァ戦で決め、11月19日のJリーグ理事会で正式決定となっているはずです。
 レノファ山口J3昇格記念カードの消印は、ホームスタジアムの維新百年記念公園陸上競技場を描く大歳局の風景印で1通、チームエンブレムの下部に描かれている瑠璃光寺五重塔を題材とする山口中央局の風景印でも1通の、計2種としました。
 山口県の方は、このようなカードを作成されるのでしょうか?。

 面目ございませんっ!。まったく気づきませんでした。ましてや陸上競技場は私も建設に直接加わっておりましたのに、お恥ずかしい限りです。貼付切手のセレクションも、グリーティング切手「ハッピーグリーティング」の「おめで鯛」切手という素晴らしさ。北浦さん、どうもありがとうございました。

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November 15, 2014

野蒜米商会所

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 某君が世話してくれて付箋付き郵便物の小ロットを入手しました。その中でおや?と思ったはがきがありました。明治22年1月の使用例です。「宮城縣下 野蒜米商会所 御中」の宛名だけで投函しているのがすごい。

 米商会所(べいしょうかいじょ)とは、今はなくなりましたが米の先物取引を取り扱う市場です。明治維新で大阪堂島の市場が廃れたのを憂い、渋沢栄一が活動して全国各地に設立していきました。差し出しもまた同業の近江米商会所です。相互間でお米の流通があったのでしょう。
 興味深いのは政府主導による野蒜の開発と中止です。渋沢栄一記念財団の記録によると1878年(明11)7月に「宮城県桃生郡野蒜に於て内務卿大久保利通の主唱により政府一大商業港市を起さんとし、是月其築港工事に着手せり。栄一、渋沢喜作・戸塚貞輔等と謀り、同地に地面を求め倉庫家屋等を新築して経営に着手せんとす。然れども政府其築港事業を中止するに到り、栄一等亦其計画を廃す。」とあります。ネットでググっただけでは理由がわかりませんでしたが、明治18年には野蒜築港事業自体が中止され、新市街地はそのまま放置されたそうです。そこに作られていた野蒜米商会所や電信分室(板橋くんここ要注意)なども次々に移転していったそうです。

 はがきをよく見ていきましょう。近江大津22.1.9差し出しで陸前野蒜21.1.14に到着しています。この宛名書きですから旧所在地に送られたものの、すでに移転した後だったので「石巻ヘ廻ス」の付箋をつけて転送され、陸前石巻22.1.15の到着印が押されています。この状況だと無事に届いたものと思われます。

 野蒜新市街地は先の東日本大震災でも直接の被害を受け、各種記念碑も根こそぎ倒壊・流失しています。いろんな意味で興味深く意義深い一枚のように感じます。宮城県の方に詳しくリサーチしていただきたいと切望します。

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November 14, 2014

コレクション一括売り立てのご相談

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無事に引き取り手が決まりました。
どうもありがとうございました。

 数年前、とある著名収集家のコレクション、それも特殊な分野のアキュームレーションに近いものを一括して引き受けました。元の所有者は現行切手収集の大家であられ、郵便自動化の観点から全世界を対象に収集しておられたようです。その対象とは世にフラマと呼ばれる郵便料金証紙です。
 元の所有者さんとは生前にずいぶんご指導をいただいたので、そのご恩返しのつもりで引き受けたのです。しかし、私自身が仕事や家族の介護などで整理までとても手が及びません。ずいぶん迷ったのですが、この際、入手価格のままでかまいませんので、志ある方に一括してお引き取りいただけないだろうかと思いまして、こうしてブログ上で呼びかけさせていただくことにしました。
 前述の通り、全世界が対象ですのでオーストラリア、オーランドなどから始まり、ベルギー、ボリビア、キューバ、キプロス、コスタリカ、中国、デンマーク、フランス、仏領ポリネシア、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、香港、インドネシア、アイルランド、アイスランド、クウェート、リヒテンシュタイン、ラトビア、マカオ、マルタ、メキシコ、オランダ、ポルトガル、ピトケアン諸島、パプアニューギニア、パレスチナ自治政府、ルーマニア、スイス、スウェーデン、スロバキア、南アフリカ、トルコ、チュニジア、アメリカ、ジンバブエと極めて良質です。郵趣サービス社さんで購入した明細書付きの袋入りのままの未整理品も大量に含まれていますので、購入時の金額は20万円相当以上かと思われます。
 引き取り時の価格5万円のままでけっこうですので、ご希望の方がいらっしゃいましたら、左欄の「メール送信」をクリックすると現れますメールフォームでご連絡いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

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November 12, 2014

明治維新150年記念II 1864年(元治元年)萩

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 下関市長府に行った帰り道、下関王喜郵便局で見かけたので購入しました。このオリジナル・フレーム切手のテーマは禁門の変・長州戦争・晋作挙兵のそれぞれ150年記念です。凸版印刷株式会社製造、82円額面10種で売価1,230円です。
 日本郵便中国支社のプレスリリースによると、発売開始は2014年11月7日(月)、販売局は萩市、下関市、宇部市、長門市、美祢市、山陽小野田市、阿武郡阿武町の全郵便局と山口市の一部の郵便局(嘉年、生雲、三谷、篠生、地福、徳佐)の計170局。
 問題は販売部数がわずか1,300シートと僅少なことです。王喜局でも午前中に1シート売れ、午後に私が1シート購入したら配給分を完売だそうです。局長さんによるとほんの数シートしか配給がなかったそうです。プレスリリースによると販売部数1,300シートは予定とのことなので、売れ行きによっては増刷もあるかもしれません。
 奇兵隊士、松下村塾、入江九一、高杉晋作、久坂玄瑞(松陰先生の妹・文さんの最初の夫)、吉田稔麿、下関戦争等々、魅力的な題材そろいです。興味のある方は各販売局へ。

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November 10, 2014

クリミア、セヴァストポリのロシア編入記念切手のFDC

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 既報の「クリミア、セヴァストポリのロシア編入記念切手発行を確認」の続報です。その公式FDCも入手しました。セールス的には2種とも単に「ロシアの風景」としての発行ですけれど、ま、白々しいですな。
 もっとも、ロシア側の感覚ではWikiにあるように「スターリン死後の1954年、ニキータ・フルシチョフによりクリミアはロシア共和国からウクライナ共和国へ両国の友好の証として割譲された。」こと自体が許しがたいのでしょう。
 公式FDCのカシェ、よーっく見るとちゃんとクリミアが入っています。赤矢印のちょこっとはみ出した島みたいな部分です。
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November 08, 2014

三方目打の小型シート(2)

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 2008年に一度取り上げた題材です。その後の経過も含めて再度ご報告します。肝心の種類も増えておりませんのでそろそろ分類を確定してもいい頃合いかと思います。
 三方目打の主たる対象は小型シートで、切手部分の周囲4辺にある目打のうち1辺が省略されている事例です。初期の出現確認国はキューバで、小説家セルバンテス誕生425年(1972)、コペルニクス誕生500年(1973)、装飾絵画美術館(1975)の3点です。いずれも下辺の目打がなぜか省略されているものでその意図は不明です。一種の穴開き切手とも解釈できます。

2014110802 その後、キューバの新発行はぱったり止み、次に現れたのがウクライナでした。アトランタオリンピック(1996)小型シートが4例目となりました。ただし、今世紀に入ってからは若干状況が変化しました。切手のレイアウト位置がエッジ部分に近いことから、単に目打を省略したと思われるものが相当点数出現したからです。その例としてマケドニアが2000年に発行した聖ソフィア聖堂小型シートを示します。同様の例がボスニア・ヘルツェゴビナ、スイス、セルビア、ラトビアにもあります。その観点から言えばウクライナの例も微妙ですね。

2014110803 今世紀に入ってからは販売戦略の一環として小型シート、連刷シートのデザインや構成がアクティブになりました。切手部分がシート中央位置にあるという前提自体が変わってしまったことは否めません。既出のキューバの3例以外に明りょうな出現例もないことから、結論としては変則目打、中断目打の一種であって、三方目打という呼称はあくまでもサブ(補助的な呼称)ということで確定して良いのではないかと考えます。要は分類軸の格下げであります。

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November 06, 2014

深海調査船よみうり号

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 去る2014年9月27日(土)、第32回全国郵趣大会in広島でのセミナー「記念カバー収集の新たな光」でご紹介した潜水艦カバーについて、追加アイテムを1点入手しましたので、まとめの意味で記録掲載します。

 日本の郵趣シーンは、新切手発行に関する初日カバー製作は盛んでしたが、それ以外の記念カバーは決して多いとは言えません。とりわけ海の分野では水上を走る定期旅客船以外の潜水艦、空では民間旅客機以外の飛行船などが盲点だったようです。今に伝わる郵趣品の多くは海外に送られたものの里帰りが多く、日本人は無関心でむしろ外国人がせっせと郵頼していたらしい・・・という文脈の話です。その中で触れました深海調査船よみうり号関連の記念カバーです。
 上図の記念カバーはカシェスタンプ部分に1970.10.6の書き込みがあります。おそらく記載そのものは記念のための後書きでしょう、京橋郵便局から放棄半年後の1971(昭46).6.1の消印で西ドイツ宛に送られています。日本人コレクターが同様の記念カバーを製作していた実例を見たことがありませんでしたので、西ドイツの記念カバーコレクターによる郵頼だろうと推測していました。

[概略:Wikipediaより]
 「よみうり号」は読売新聞社と関東レース倶楽部(会長・正力松太郎)の共同出資で約1億円(当時)をかけて海洋調査と海洋資源開発を目的に建造された深海調査船・兼・深海作業船である。1963年(昭和38年)9月に船体を起工したのち深海作業の各種調査機器を取付作業中だった1964年(昭和39年)1月25日に火災をおこし船体は丸焼けになった。
 その後船体は完成し、同年5月15日に進水、7月4日に船主に引き渡された。8月にはさっそく新潟地震の震源地海底調査に使用されている。
 以後、琉球政府の依頼による沖縄近海の調査や、オーストラリア政府の依頼によるグレートバリアリーフの調査等に従事するが、1970年(昭和45年)12月に伊豆諸島近海を探査中に荒天のため座礁、放棄された。総運航実績は、活動期間6年7ヶ月、潜水回数471回、1464時間だった。

 ところが鹿児島県の故植田総一先生旧蔵品にカシェスタンプを押した絵はがきを発見しました。さすが船切手関係の日本人専門収集家も気がついておられたのだなと安堵しました。鮮明なカシェスタンプ印影とともに、読売新聞社内の深海調査委員会の住所印も付いている完璧さ。
 絵はがき面はまた「マジック・ハンドで珊瑚を採取・奄美群島徳之島沖/水深250米(魚はイットウダイ)」とあります。これは琉球政府(当時)の依頼による沖縄近海調査の時のショットでしょう。当該絵はがきの表裏両面を記録掲載いたします。

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(ところで水深250mもの深海で珊瑚は生息できるのでしょうか?。25mの誤植ではなくて?)

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November 04, 2014

コンドミニアム切手

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 聞きなれない言葉だと思います。バンジージャンプで有名な現バヌアツが1980年に独立するまで、当該地域はニューヘブリデス諸島と呼ばれ、イギリスとフランスの共同統治領でした。切手印面には両国の紋章が入り、同一図案ながら英語表記と仏語表記の切手をそれぞれ別に発行していました。印面には英側が「NEW HEBRIDES CONDOMINIUM」、仏側が「CONDOMINIUM DES NOUVELLES-HEBRIDES」と表示していたことからコンドミニアム切手と言うのですが、非常に特異な例なので一般には知られていないと思います。現在も共同統治制が行われているのはフランス領アンドラとスペイン領アンドラ公国だけではないかと思います。
 その両者が同じシート上に収まったのが上図のローランド・ヒル死去100年記念小型シートです。日本で言えば都道府県が異なるふるさと切手が並んだだけのようなものではありますが、広義の同居型小型シートの一種と見なせると思います。

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November 03, 2014

瓢箪からコマ、アルゼンチンからアイヒマン

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 毎度おなじみ、ebayで自分の誕生日消印の西ドイツの実逓カバーを入手しました。結果的に€4ちょっとの駄物でしたが、5ビットくらい入ってて不思議に感じました。安物とは言えこの札数は何?と思い、さっそくビジュアル世界切手国名事典著者の板橋祐己くんに教えを乞いました。
 さすがです、宛先はイスラエル、エルサレムの特別法廷モシェ・ランダウ裁判長宛ですよ、と即返事がありました。私の誕生日でもある消印は1961.3.23。アイヒマンの特別法廷開始がそのすぐ後の4.11。アイヒマンは前年の1960年にアルゼンチンで隠遁生活をしていたところをイスラエルの情報特務機関モサドに拉致されました。その裁判が行われることは既に全世界に向けて公表されていましたから間違いなくそれに関連するものでしょう。
 極刑を望むものか、あるいは助命を嘆願したものか、万一通信文が残っていればまたご報告もできると思います。単なる自分の誕生日消印狙いに過ぎなかったのにびっくりしました。落札品の到着が待たれます。

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November 01, 2014

11月1日は自衛隊記念日です

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 自衛隊OBの中川進さん提供品第3弾です。頂戴した解説文のほかに付け足すものは何もありません。ぜひじっくりお読みください。(理解を促すためにごく一部加筆した部分があります・椙山)

 1991年(平3)4月13日付、ときわ船内郵便局から差し出された局長サイン入りの私宛の郵頼カバーです。乗組員に郵頼カバーを託す余裕はなかったのですが、かなり早い段階でときわ艦内郵便局長宛の大型封筒を準備し、一国民として掃海部隊の活動に謝意を示す手紙を添えて、ついでに同封した切手貼付封筒の投函と局長サインもお願いするという、今になって思えばあつかましい内容の手紙を送ってしまったと思いますが、局長さんが実直な隊員だったようできちんと処理していただき感謝しています。
 南極観測船しらせ等とは違い、掃海任務のさまたげとなるような郵頼はお断りと思っていましたが、案の定、収集家のスタンプ依頼(郵頼)はお断りというニュースが一般の大手新聞にも出ました。防衛庁(当時)から郵頼拒否のお達しがときわに届く直前だったことが幸いしました。自衛艦最初の艦内郵便局長のサイン入りは珍しいと思います。
 艦内郵便局という名前から、常時開局しているという印象を持たれる方が多いと思いますが、平常は自分の艦内業務に従事していて、特定の指定された時間だけに艦内の指定区画で開局して郵便業務を行うという形をとっているようです。局長は郵政省(当時)の嘱託を受けた隊員ということになります。
 その翌年、こんどはとわだを母艦とする補給部隊がカンボジアに派遣されました。もう郵頼はダメとわかっていたので、江田島の海上自衛隊の知人に頼んで乗組員に託してもらうことができ、これは問題なく受け付けてもらえました。こちらには封筒の表にとわだの艦内スタンプもきれいに押されています。
 その以降、PKO活動などで自衛艦、航空機が海外派遣されるのが当たり前のようになり、艦内郵便局も必要に応じて設置されているようです。

[データ]
上図:TOKIWA SEA POST 13.IV.91 8-12→伊丹大野3.6.19 12-18(留置)
下図:TOWADA SEA POST 19.XI.92 8-12→伊丹大野4.12.3 12-18(留置)

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