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October 2014

October 30, 2014

ポーランドの森のキノコ

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 2014年8月29日に発行された表題の切手がたいへん興味深いです。向かって左上にJADALNE(食用)、右上にTRUJACE(有毒)の表示があります。これは左列縦4種は食用キノコ、右列は見かけはよく似ているものの毒キノコなので注意しましょうという意味が込められています。確かにこれを見分けるのは素人には難しいように思います。また、食用は切手、有毒はタブ(切手ではない)という違いも設定されています。
 もうひとつ興味深いポイントがあります。有毒のタブには右上角に×印が入れられています。間違って食べないよう注意喚起のためなのですが禁止アイコンにしてはずいぶん控えめです。かつての禁煙や麻薬反対などのアンチキャンペーン切手ではNO!を示す表現はもっと大きく目立つものでした。こんな小さいマークでいいのか?。
 そうですね、ピンときましたでしょう。はい、ご推察の通り、この×マークはパソコン操作上の「ウィンドウを閉じる」アイコンの転用でしょうね。
 特定の意味を象徴するマーク、シンボル、アイコンの類は時代によってじょじょに変化することの実例であると私は理解しました。グラフィックス(視覚表現)の観点から切手のデザインを考えてみました。
(参考:日本郵趣協会ポーランド郵趣部会会報「ポーランド郵趣」第137号)

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October 19, 2014

都市伝説? イランの愛知万博切手

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 郵趣ウィークリー紙第29号(2005.7.22)に、愛知万博会場で販売されていた不思議な小型シートの件が報告されています。イラン館で販売されていた万博記念小型シートは、シートの左上と右下の耳紙がハサミで切り落とされていたというものです。投稿者さんが現地で小耳にはさんだ理由は、その部分にはモリゾーとキッコロが描かれており、その使用許可を博覧会協会から得ていなかったため、会場内で販売するならその部分を切り取るように言われての処置だったとのこと。
 昨日参観したスタンプショウはかた2014の販売ブースでその切り取り例を発見したので入手してきました。もっとも、ハサミで切り取るだけなので、誰でも後から作ることはできます。これを面白いと思うかどうかはあなた次第です。

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October 15, 2014

「サウンド・オブ・ミュージック」ブックレット&CD

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 上掲の写真の主が誰だかおわかりでしょうか?。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルになった一家の主ことトラップ大佐の実際の肖像写真です。
 2006年4月27日、オーストリア郵政はトラップ大佐ほか9種の写真を題材にしたPスタンプ(日本で言うところのフレーム切手)を含むブックレット(小冊子)とオフィシャル・シンフォニック・ポスト・オーケストラ・ザルツブルグの楽曲を納めたCDのセットを販売しました(当時の輸入販売価格は3,000円でした)。
 注目すべきは英語と日本語を併記した内容となっている点です。日本での同映画の人気の高さをよく知ってるなあ〜と感心したものです。しかし、これもまた日本人の平和ボケを象徴している実例でもあります。世界的には(特に欧州では)けっこう嫌われている映画であることはほとんど知られていません。それは実際のトラップ大佐とはかなり異なる美化された内容であることが原因です。

Som002 そもそも、本当は大佐ではなくオーストリア・ハンガリー帝国海軍少佐です。軍功が顕著でオーストリアの英雄であると伝えられています。しかし、政治的には彼はドレフス=シュシュニック体制の支持者でした。シュシュニック政権による抑圧に反発したオーストリア国民の多くがドイツによる併合を望んでいて、実際に何の戦闘もなくドイツに併合されました。むしろ歓迎すらしていました。左はドイツが1938年に発行したオーストリア併合記念切手です。ドイツとオーストリア両国の青年が肩を組みナチス旗を掲げています。周囲には「1民族1国家1指導者」の文言が表示されています。
 ヒトラーに支援を受けたオーストリア・ナチ党とトラップ少佐はもともと敵対していたため、ドイツに併合されてオーストリアが消滅してしまうと、身の危険を感じた少佐はアメリカからのトラップ・ファミリー合唱団の公演依頼もあって汽車を乗り継いでオーストリアを離れました。映画に描かれた徒歩によるアルプス越えのシーンは完全なフィクションです。
 オーストリアは政治的な思惑で敗戦国にならなかっただけで、実際はヒトラー率いるナチス・ドイツの明らかな一員です。サウンド・オブ・ミュージックは、そんなオーストリアの欺瞞をすっかり毒抜きしています。ナチスに蹂躙された国々の人が同映画をしらけた眼差しで見てしまうのはそういうことです。

 なお、ついでに記しますと朝鮮や台湾も同じような状況で、日本の敗戦までは日本の一部でしたので戦勝国民でも敗戦国民でもありません。それゆえ区別のためにGHQが「Thied nations」こと「第三国人」と呼んだものであって差別用語ではありません。文句を言うなら当時のGHQに言え、です。韓国人が戦勝国だと吹聴しているのは真っ赤なウソです。

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 最後にブックレット&CDが発売された当時のオーストリア郵政の報道発表文を以下に掲げます。

[Sound of Music - Booklet and CD]
Especially for our friends from abroad: booklet and CD in English and Japanese.
This little booklet in English and Japanese language tells the story of the Austrian Trapp family and contains 9 personalised stamps showing the famous places of the musical hit "Sound of Music". The enclosed CD presents the famous hits of the musical like "Edelweiss” and "Do Re Mi" , played by the original "Official Symphonic Post Orchestra Salzburg".

(オフィシャル・シンフォニック・ポスト・オーケストラ・ザルツブルグとはまた仰々しい名前ですが、実際の音を聞きますと、えー、あのうー、そのう・・・郵政職員による同好会レベルのものでしかないと思います)

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October 14, 2014

米軍機撃墜プロパガンダ切手(北ベトナム)

 「チベット亡命政権切手を知っていますか?」に続く中川進さん提供品第2弾です。当時の郵趣シーンを物語るお便りを今回も抜粋・要約してご紹介します。(下図は米軍機撃墜2,000機記念・1967)

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 1960年代後半当時、外国新切手はけっこう入手困難でしたが、ありがたいことにJPS(※1)に新発行切手自動頒布会があり、私は中国と北ベトナム(ベトコン切手含む)の部会に入っていました。ちょうど、ベトナム戦争が激化してきた頃で、北ベトナムの反米救国戦意高揚切手、その中でも米軍機撃墜シリーズは印象的でした。今になって思えば、1,000機、1,500機、2,000機撃墜という数字がいかに荒唐無稽なインチキ数字であったのかがわかりますが、当時はそれなりに納得していました(※2)。
 当時の北ベトナム切手は、ハノイ印刷の素朴な切手と、定期的に発行されるトピカル図案の国外印刷切手(東独かソ連か?)の2本だてでした。統一後はソ連の影響が強まり、キューバ印刷の安っぽい切手が氾濫した時期があり幻滅したことがありました。

[椙山注]
※1:当時の郵趣代理部、今の郵趣サービス社さんです。
※2:実際の撃墜数は空軍で1,700機、海軍(海兵隊含)で1,000機の約2,700機と言われています。

 上記のお便りとともにオーダーキャンセルの大型ブロックを送っていただきました。ソ連やチェコスロバキア、ハンガリー、東ドイツ、ルーマニア、キューバなど旧社会主義国と同じく外貨獲得用のC.T.O.切手のようですが、私が子供の頃(1970年代)はこれら北ベトナムのプロパガンダ切手はあまり見た記憶がありません。日本国内に輸入されたパケット類は、アメリカやイギリスの切手商さんが作成したものが主流だったことと関係しているのかもしれません。パケット用にバラされる前のフルシートや残り物の大型ブロックも、今となってはそんなに多く残されてはいないように感じます。(下図は米軍機撃墜3,000機記念・1968)

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 冒頭の米軍機撃墜2,000機記念関連ではこのようなアイテムを所持しています。3ツ折のタトウ形式で、内側には一連の反米プロパガンダおよび撃墜記念切手が糊付けされています。製造時期や用途など詳細は全くわからないのであくまでも推測の域を出ないのですが、なんらかの観光客用土産品かな?と思っています。(画像をクリックすると大きな画像のポップアップウィンドウが開きます)。
 表紙の写真が2,000機撃墜記念切手の元図らしいのが気に入ってGETしました。大きな米兵捕虜(爆撃機の搭乗員か?)を連行する小さな女性兵士という構図は非常に良くできていると思います。数ある撃墜記念切手の中でも異彩を放つクオリティの高さです。
 裏表紙の米軍機の残骸を引っ張る女性兵士の写真は切手には採用されていないようですけれど、これもなかなかよく撮れた1枚だと思います。
 これらについては郵便学者の内藤陽介さんの著書「反米の世界史」講談社現代新書(2005)に詳しく記載されていますので、興味のある方はご参照ください。

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(下図はベトコン切手のリーフ・1971)

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October 13, 2014

陪審員制度と郵便

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 facebookフレンドのMomoyo Yoshidaさんからまたアメリカ行政庁からの郵便物を寄贈していただきました。今回は陪審員の日当を送った郵便物です。日付は2014年9月9日付です。日当9ドルにガソリン代が8.84ドル加算されて計18.84ドルだそうです。一日のうち何時間拘束されるのかわかりませんけれど、ずいぶん安いんだなあと感じました。日本でも裁判員制度がありますので、それに関係する郵便物を入手・保存したいものです。
 ミシン目から下にチェックが付いていて、それを切り離し銀行で換金します。この決済の仕組みが長い間アメリカの郵便事業を支えてきたとも言われています。余りにも広い国土のために西部開拓時代以前から通信販売に頼らざるを得ませんでした。その決済方法として小切手を郵便で送るわけですね。この習慣が根付いていたので郵便がその送達に深く関わっていました。それも昨今の電子商取引の普及で急激に減ってきているそうです。残すのは今のうちですね。

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October 12, 2014

松濤館流空手世界大会

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 この切手は今年4月4〜6日にコソボ共和国の首都プリシュティナで開催された松濤館流空手世界大会の記念切手の1種です。日本風を意識したのか英文を縦書きにするなどこだわりを感じます。が、CHAMPIONSHIPのMを抜かすというスペリングミスをしています。残念!。しかし、けっこう派手な図案ミスなのに販売停止も回収もされていないようです。

 コソボ共和国の切手は、独立までの政治状況を反映して国名表記がアルバニア語、英語、セルビア語の3カ国語表記になっています。2カ国はよくあるのですが(日本も「日本郵便」と「NIPPON」の日本語、ローマ字併記です)さすがに3カ国はここだけではないかと思います。しかも料額印面がユーロ建て。ヨーロッパで1,2を競う最貧国なのにユーロというのは独自通貨体制を維持できるだけの国力がないからです。ユーロ体制はこのような最貧国救済の効果も持っています。富める加盟国にとっては重荷でしかありませんが、国際協調上やむをえない措置なのでしょう。

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October 11, 2014

なんでも記念カード・カバー化運動

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 以前にもご紹介しました、なんでも記念カバー化運動を絶賛展開中です。そんな中、宇都宮市のSさんからこんな素晴らしい”運動の成果”をご恵送頂きました。ねんりんピック栃木2014の関係者カードへの押印例です。いつもありがとうございます。
 Sさんのご主人がバンド演奏をされた関係で配布された、楽屋へ出入りするためのパスポートかわりのカードだそうです。首から下げるために2つ穴が開けられ、ご丁寧にそのかけひもまでご恵送頂きました。必要数のみの配布でありましょうから決して多いものではないはずです。さりながら用が済めば容易に失われてしまうものでもあります。こうして記念郵趣品にブラッシュアップすることで立派な史料になります。引き続き「なんでも記念カード・カバー化運動」を絶賛啓蒙運動中です。賛同者の多からんことを祈ります。

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October 04, 2014

久しぶりの多局印カバー

 新幹線鉄道開業50周年では久しぶりに多局印カバー作成に挑まれた方が多かったようですね。郵趣と鉄道趣味がかぶってる人が少なくないことも影響しているのでしょう。さまざまなDestination例が作られたものと思います。各位の発表が楽しみですね。今回は今週のうちに到着したものから2点をピックアップしました。

 1点目はお馴染み業師・山内和彦さんの作です。デザインがシャープで都会的な美しさが持ち味。これに多局印カバーの要素が加わっています。実際に新幹線移動されたそうで、東京中央と大阪中央のそれぞれの特印が押印されています。お見事です。
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 2点目は北海道の湯浅英樹さん。このためにわざわざ上京されたのですね。東京で押印後、小田原まで移動して新幹線を描く風景印を使用している小田原鴨宮局の風景印が押されています。ポイントはご本人も裏書きされていらっしゃるように、芝局で特印を押されたことです。東京中央は郵便局名であって駅名とは異なります。ですが、芝局では広域表示の「東京」なので駅名と完全一致しています。
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October 03, 2014

新幹線鉄道開業50年記念・変な新幹線切手ネット博覧会

 東海道新幹線が開業したのは1964年(昭和39年)。以後、SHINKANSENの名は世界中に知れ渡り、多くの外国切手にも描かれることとなりました。しかし、今のようにインターネットを使って簡単に資料を手に入れられる時代ではありません。どこでどう間違えたのか、なんとも不思議な新幹線切手もたくさん世に出ています。私の「変な新幹線切手コレクション」のごくごく一部をご披露いたします。

※より大きな図版を使ったfacebookのアルバムページも作りました。こちらを参照ください。

【モンゴル・1979】
 変な新幹線切手と言えばこの1枚、と言うくらいに有名な切手です。どなたでも一目で異変にお気付きかと思います。本来なら青色であるはずの窓枠帯とスカート部がなぜか赤色です。さらに印面中の年号「1963」もミスで正しくは「1964」。想像を超えたミスです。
 原画作者はRadnabazar、ハンガリーによる平版印刷、50面シート構成で発行枚数は70万9,300枚。
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【モンゴル・1993】
 1979年発行の「赤い新幹線」切手に改値加刷15Tを加えて1993年に発行されました。せっかくなので実逓カバーを探してコレクションに加えました。
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【チャド・1972】
 東海道新幹線(0系)と思われますが連結器カバー部がまるまる描かれていないなど、考証がデタラメ過ぎです。印面中の「OSAKA EXPRESS」なる呼称も間違いですし(そんな名前はありません)。でも、オトボケで憎めないかわいい顔をしていますね。
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【ブータン・1996】
 200系東海道新幹線電車。先頭車両の連結器カバー部をライトと思い違いしたらしき「赤鼻新幹線」はけっこう多いです。切手部にこれだけ大きく堂々と描いたのはお見事すぎます!。
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【シャルジャー・1971】
 シート地に赤鼻新幹線を描く小型シートです。切手部分はSL弁慶号。通常の目打ありシートの他に無目打シートも存在します。いわゆるアラブ土侯国のあやしい切手ですけれど、今世紀に入ってからじょじょに値上り傾向にあり、昔のように二束三文で買える切手ではなくなりました。要注意です。
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【ギニア・2001】
 国際切手展ベルジカ2001記念の6種連刷シートです。アフリカ大陸を横断するという豪快なデザインに免じて赤鼻新幹線であることは見逃してやってください(笑)。なお、同一図案を流用したらしき単片切手4種セットが別途存在します。
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【カンボジア・1975】
 万国郵便連合100年記念で発行された金箔切手に赤鼻新幹線が登場しています。最初にご紹介したモンゴル切手が1979年の発行なので、それよりさらに5年も前から塗装色の混乱・誤解があったことの物証です。
 なお、この当時は悪名高きポル・ポトのクメール・ルージュの時代なので、カンボジアではない別の国の切手代理発行エージェントによる発行です。しかも、これけっこう高いです。5,000~8,000円くらいします。
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【ドミニカ・1992】
 オモチャの新幹線だと思われます。赤鼻にとどまらず好き勝手に青塗装されてます。まあオモチャですから仕方ありませんけれど、それを平然と切手図案にするあたりはちょっと・・・・。
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【ルワンダ・1984】
 とうとう全身真っ赤になっちゃいました(笑)。抽象デザインゆえの配色です。
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【リベリア・2003】
 東北・上越新幹線の200系列車の背景になぜか富士山。シート地の「TOKYO EXPRESS」という名称も聞いたことがない謎。そもそも立ち木が残る平地に単線の線路というのはありえないし。
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【ニジェール・1998】
 切手本体よりもシート地の景観写真に注目されたい。日本語が読めなかったために意味もわからないまま撮影した写真を使用したものと思われます。アコム、レイク、ディック、アイク、武富士などかつてのサラ金会社、カツラ会社のアートネイチャーなども見受けられます。思わずじっくり観察してしまいますね。
 なお、切手部は東武鉄道100系、新幹線300系、小田急ロマンスカー3100系、JR東日本DE10形式ディーゼル機関車です。
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【コンゴ・2005】
 2005年の愛知万博記念に発行された3種一組の小型シートセットから代表的な1種を抜粋しました。切手部分はE4系新幹線です。
 トピカルコレクター向けに鉄道、蘭、蝶などさまざまな要素を詰め込んだごった煮の見事なパチもん切手です。愛知万博なのにシート地は明らかに東京の山手線(笑)。特にローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、本券の発行日とされる4月5日の直前、4月2日に亡くなっておられますので、本来は発行中止にすべきものではないかとも思われるのですが・・・。
 なお、気合いの入った鉄ちゃんならこの山手線撮影ポイントが瞬時にわかるらしいです。恐ろしい子!。
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October 02, 2014

マッサン放送開始記念

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 札幌の湯浅英樹さんからご恵送いただきました。いつもありがとうございます。NHKさんの番組PR用ポストカードに余市郵便局の風景印です。放送開始記念に9月29日に押印してくださいました。


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東京・上野郵便局のこと

 facebookで「上野郵便局」は「下谷郵便局」が改称したもの、というお話をしました。郵趣家なら常識として知っていることのひとつですが、改称後四半世紀近くなってきましたので後々のために当時の記録をまとめておきます。(下図は当時配布されたチラシ「上野だより」第147号、平成2年11月30日付)
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2014100102 平成2年(1990)、普通郵便局の名称を一般に使われている地名に近いものに直していく方針が決定しました。これによって日付印の表示も変更が生じました。平成2年11月30日付で局名改称となったのは次の3局でした。

・〒110 下谷→上野(東京)
・〒066 胆振千歳→千歳(北海道)
・〒074 石狩深川→深川(北海道)

 この局名改称のために同一名称の普通郵便局が出現することになってしまいました。これを区別する必要が生じたため、普通局であっても都道府県名を併記する形式が告示され、その日から使用開始になりました。それが以下の6局です。

 東京・上野←→三重・上野
 東京・千歳←→北海道・千歳
 東京・深川←→北海道・深川

 その後も同一名称となる局名どうしの相互調整が計られ、都道府県名入り普通局日付印が逐次出現することになりました。私の地元、山口市の小郡郵便局も同例で、福岡県の小郡郵便局との間で調整されました(参照)。

 さらにこの日から現行の斜線入り欧文ローラー印が使用開始になりました。使用局は前記6局のほかに〒040 函館中央、〒060 札幌中央、〒070 旭川中央、〒085 釧路中央の計10局でした。その欧文印は局名の他に郵便番号を付けて区別する方式がとられました。(上:東京都の上野、下:三重県の上野)
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