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September 2014

September 22, 2014

錦織圭選手、全米オープン準優勝

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 錦織選手はひょっとするとひょっとするかもね?

 facebookでその一言から始まりました。決勝戦は9月8日早朝とわかっていましたし勝っても負けても快挙には間違いありません。しかも月曜日なので郵便局も開いている、と好条件が揃っていたのがラッキーでした。そこで実際に行動されたのが若林正浩さん。日米国旗を描く天皇訪米記念(1975)2種と、テニスプレイヤーを描く第26回国体切手(1971)を貼り、錦織選手の故郷、松江上乃木郵便局の風景印を押印して完成です。なお、黄色いはがき用紙はテニスボールのカラーイメージとのこと。

2014092203 さらに続きます。9月8日に配られた新聞号外などをカード反対面にカシェ印刷し、静岡花川郵便局の風景印を押して私たち収集仲間の元へと発送してくださいました。同局は錦織選手とは無関係なのですが、なんという偶然でしょうか、テニスプレイヤーと侍が揃って描かれている風景印を使用中だったのです。これを発見できたのもfacebook仲間のファインプレイです。2013年1月現在、全国で12,000もの郵便局で風景印を使用中です。いくらカタログがあるとは言え、これを知っていた(見つけた)メンバーがいたとはまさしく僥倖。
(末尾に風景印の拡大図を掲げておきます。?なオマケも発見できるかもよ)

※このカードも今週末開催の、第32回全国郵趣大会in広島の担当セミナーで実物をご覧いただく予定です。お楽しみに。

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September 18, 2014

石塚義一先生

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 月末の第32回全国郵趣大会in広島のセミナーの準備作業を進めている中で、1963年(昭38)の切手誌564号に目が止まりました。そこにはかつて記念カバー作りの大先生でった石塚義一さんのお名前と作品があったからです。私も中学生時代にスタンプマガジン誌(郵趣協会ではない方の)で自作カバーを添削していただいたことがあるのです(その時に頂いたカバーがこれです)。収集品が膨大で、コレクションを保存するために倉庫を借りているといった話を素直に真に受けて憧れていたものです。ただし、氏の文章は非常にスパルタで、いかにも友だちがいなさそうな怖い人だろうなとはうすうす感じていました。

 図は切手誌564号に掲載されていた記事の抜粋です。ちょうどその日の朝、日本時間23日朝(アメリカでは22日夕方)、通信衛星を使った日米間初のテレビ宇宙中継実験を行うことになっていました。アメリカから日本に向けて、ケネディ大統領のメッセージなどあらかじめ録画して用意してありました。それが送られて来た第一報がケネディ大統領の暗殺というショッキングなニュースでした。その報を受けてカバーを作った日本の郵趣家は、おそらく石塚義一先生しかいらっしゃらないことでしょう。

 マガジン誌が廃刊となった途端、氏のお名前を拝見することがぱったり途絶えました。よくよく考えれば、石塚義一というお名前すら本名なのかペンネームなのかすら判然としません。「記念カバー収集の新しい光」というテーマでセミナーを計画している今、たいへん気になります。氏のその後の消息をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか。

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September 17, 2014

禁煙原理主義の横暴

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 今から20年前の今日1994年9月17日、アメリカのブルース&ジャズ・ミュージシャンと題する切手が発行されました。このうちブルースの始祖と伝えらえるロバート・ジョンソン(Robert Johnson 1911-1938)には一悶着ありました。当時、唯一とされていた有名な写真からくわえタバコを抹消して図案に使われたからです。歴史の捏造だ、いくらなんでもやりすぎだと。アメリカのヒステリックな禁煙原理主義者の差別性を象徴する郵趣界最初の事件でした。
 この後も1999年に発行された現代抽象画家のジャクソン・ポロック切手のくわえタバコを消すなど、まったくけしからんことでした。・・・と息巻いていた私も40歳を過ぎて禁煙しました(笑)。ほぼ四半世紀もの長い期間に渡ってヘビースモーカーだったのですが明らかな体調不良には敵いませんでした。あれから10年、すっかり非喫煙者となりました。タバコやめた方がいいですよ。ビールの細やかなテイストの違いがはっきりわかるようになりますよ。

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[オマケ]ロバート・ジョンソンの代表作「クロスロード」

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September 15, 2014

チベット亡命政権切手を知っていますか?

 今2014年8月に山口市阿知須町の中川進さんから貴重なコレクションとそのコピー、当時の体験談を綴ったお便りなどを頂戴しました。後世に伝えられるべき内容も多く、以後何回かに分けてるるご紹介したいと思います。文中、私が若干編集・加筆している部分がありますので、文責は椙山が負うものと認めます。〔椙山記〕

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(残念ながら消印が不鮮明です。ダラムサラ20011.5.28か?)

2014091502 私が小学生の時、良く聞いたニュースのひとつに「チベット動乱とダライ・ラマ14世のインド亡命」があります。小学4年生の頃でしたか、チベットで動乱が起きてダライ・ラマが山を越えてインドに向かっているニュースをラジオで毎日のようにやっていました。当時のアメリカ大統領はアイゼンハワー、日本の首相は岸信介だったこともよく覚えています。ダライ・ラマが亡命政権を置いたのがインド奥地のダラムサラ(DHARAMSALA)です。
 左図はダラムサラの中央チベット行政府から定期的に送られてくるブルテンです。上図はそれを入れた印刷物用封筒です(横長封筒につき右端部省略)。
 また、いわゆるチベット亡命政権切手と呼ばれている1970年代発行の2セットを進呈します。これらは当時オーストラリアにあった有力ディーラーが後援して発行されたとされるプロパガンダラベルです。一応、亡命政権の認可を得ていることからそれなりの意味はあるようです。

・左)ヒマラヤの動物(4種)
 1972年、亡命政権が発行した最初のラベル切手。ダラムサラのキャンプで使用されたと言われていますが使用例は未見です。印刷はイギリスのフォーマット社、目打14、平版印刷。

・右)万国郵便連合UPU100周年(4種)
 1974年、上記と同じくフォーマット社製造、目打14、平版印刷。

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2914091504 それぞれ2〜3組の余部がありますのでご希望の方に無料で差し上げます。メールでご連絡ください。一部OHご了解を。またご参考までにUPU100年記念の最高額面券種のフルシート画像をアップロードします。画像をクリックしますとポップアップ・ウィンドウで拡大画像が開きます。

 1949年10月までに新中国が発足したものの、1952年に中国人民解放軍がラサに進軍する(チベット平和解放記念)まではチベットは独立国の体裁を保っていたと言われています。しかし、実質的にはどうだったのでしょう。当時のチベットは鎖国状態で農奴社会の一面があり、中国を統一したばかりの毛沢東政権に「チベット平和解放」という侵略の口実を与えたようです。
 UPUにも加盟していなかったチベットで発行されていた切手(土産切手と呼ばれる)はあまりにも原始的なもので、当時から偽物が横行し、どれが本物か偽物かの区別がつかないという滅茶苦茶な状況になっていました。そのためか、日本でチベット切手を集めている収集家は居ないと思います。
(参考:中国側のチベット平和解放記念切手。中川さんのコレクションより、上がオーストラリア宛4種貼り実逓初日カバー、下がハンガリー宛混貼実逓カバー)

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September 14, 2014

明仁・美智子皇太子夫妻訪印記念カバー

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 ebayの落札品が今朝届きました。皇太子時代の明仁・美智子ご夫妻のインド訪問記念カバーです。1960年なので昭和35年、私が生まれるほんの5ヶ月前の11月29日のことです。
 インド側でこういう歓迎アイテムを作ってくださったことは感謝ですが、カシェ(封筒挿絵)が三味線芸者とはねえ。昔から日本政府の対外広報力がいかに貧弱であったかを物語っていますね。
 郵趣(切手収集)をしていると、フジヤマ、ゲイシャ式の、いわゆるステレオタイプの陳腐な日本イメージをよく目にします。日本国および日本人は、そのことを軽く見すぎていませんかね?。実害がない?そうでしょうか。一世紀以上のはるか昔から、いまだに「フジヤマ、ゲイシャ」なんですよ。そのこと自体が十分に大問題だと感じます。
(これも第32回全国郵趣大会in広島のセミナーで実物をご覧にいれます)

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September 13, 2014

大阪万博44年

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 今から44年前の1970年(昭45)年9月13日、6,421万8,770人もの入場者を記録した大阪万博が閉幕しました。それにちなんでHYPER Philatelistらしい郵趣アイテムをご紹介することにします。
 上図は、長年探し続けて3年前にようやく入手したオマーン切手貼り実逓書留便です。問題はこれらの切手はカタログには載っていない点です。ずいぶん昔にこちらで記しましたインチキ切手のSTATE OF OMAN表示切手です。どこぞの部族の首長さんに取り入ったものか、ヨルダンのエージェントが発行したラベル切手というのが正体です。本便にはエージェントが勝手にあつらえたらしいOMAN POST表示の1970年6月25日の消印が押されています。裏面にはアンマンの書留印があることから、そのままオマーン当国の郵便局で差し出すのは憚られたようで、エージェントがいたヨルダンから国際郵便のルートに乗せて発送されたのではないかと推測しています。
 アンマン(ヨルダン)ルート以外でよく目にするのは隣国シリアのダマスカス局に持ち込んだルートです。しかし、シリアの郵政当局もさすがに怪しいと感づいたようで、1972年6月9日付を最後に引受を停止し、以後STATE OF OMAN切手貼り実逓カバーは途絶えます。
 よく観察しますと切手自体もだいぶ怪しいですね。「日本万博」の漢字が「日本万十専」になっているのがおわかりでしょうか?。また、宛先がTAIAI・・・となってますが、これは泰平スタンプ&コインさんのTAIHEIを打ち間違えたものでしょう。これもお座興・余録ということで。

 さらにオマケをもう一点。かつてパケットにもたくさん入っていた切手ですから見覚えのある方も多いことと思います。カタールが発行した大阪万博記念切手の一種で、愛知県の豊浜鯛祭りを描いています。ユニークな造形で知られる鯛のハリボテが印象的ですね。ですが、よーーーーっく見てください。本来TOYOHAMA(とよはま)であるべきところをTOYAHAMA(とやはま)とスペリングミスしています。今までどなたも気付いておられなかったのではないでしょうか。

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乃木希典大将殉死

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 今から102年前の大正元年(1912)年9月13日、乃木希典大将は明治天皇大喪が行われた日の午後8時頃、妻・静子とともに自刃されました。私の母方の祖父が同じ長府毛利藩士の家系でもあることから、乃木さん関係の郵趣品も集めなければと意識しています。
 山口県民の方ならああなるほどと共感していただけることでしょう、乃木さんはいかにもな「長州顔」をされていますよね。私の祖父もこの系統の顔でして、ただそれだけのことで親近感を感じます。今年の初詣は下関市長府の乃木神社、そこでいただいたお守りを携帯ストラップにしています。

Nogi02 3つの図版のうち第2次昭和切手の乃木二銭無目打は、芝郵便局のきれいな機械満月消なのが妙に気に入って、今も手放さずに持ち続けているものです。
 また「殉死の室」は当時の東京市が版権を持ち、乃木會名義で東京印刷株式会社が印刷したものです。畳の血痕も見て取れるショッキングなショットです。当時の絵はがきは重要なメディアのひとつでもあったので、このような場面も容認されていたのでしょうか。反対面には参観記念スタンプがあり、それによると乃木邸の公開は殉死翌年の大正2年4月13日となっています。

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September 12, 2014

トム・オブ・フィンランドって何?

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 木村正裕さんからフィンランドの新切手「Tom of Finland」貼り初日カバーをご恵送いただきました。世界の切手を網羅的に観察していますが、ここ5年くらいの間に同性愛者を人権尊重の面から保護啓蒙する切手が出始めています。その中でもこの切手は最強でしょうな(笑)。正直、私個人は極めて保守的なので大っ嫌いなんですが。以下、木村さんのお便りです。

2014091202「フィンランドからゲイの切手が出ました。偶然ですがフィンランド出張中に発行日を迎え、フィンランドポストから発行記念のレセプションに招待されました(椙山注:木村さんはフィンランド大使館にお勤めです)。カシェの絵柄を考えましたが、ネットでTom of Finlandを引くと、かなり濃い絵しか見つからなかったので、無難に本人の写真にしました。」

 詳しくはこちらをご参照ください。やはり発行に際してかなり揉めたようです。そりゃそうだよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/トム・オブ・フィンランド

[追記]3種ある切手のうち、尻の切手がセレクトされたのはウケ狙いだと思います。参りました(笑)。

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September 11, 2014

クリミア、セヴァストポリのロシア編入記念切手発行を確認

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 国際的にウクライナの一部と見なされているクリミア自治共和国とセヴァストポリ特別市のロシア連邦への帰属変更が強行されたのが2014年3月18日。ロシアとウクライナの新切手発行を注視していましたところ、ロシア側が記念切手を発行していたことを確認しました。向かって左がクリミア併合記念(6月19日発行)、右がセヴァストポリ併合記念(6月20日発行)です。
 実逓郵便物の取り扱いはどうなのか。また、一方の当事者であるウクライナ側の目立った動きは確認できません。今後の動向に要注意です。

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September 08, 2014

第11回ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)例会

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【概 要】
 全国切手展<JAPEX2014>会場にてFSC恒例の切手の集いを開催致します。途中参加・途中退出は自由です。あまり堅苦しいことは言いませんのでご安心ください。
・場 所:東京都立産業貿易センター浜松町館・地下1階第1会議室(定員40名)
・日 時:2014年11月2日(日)11:00-12:30
・参加条件:ありません。事前の参加申込も必要ありません。
・参加費:無料

【内 容】
(1)簡単な自己紹介

 できましたら名刺交換のご用意をお願いします。
(2)コレクション披露
 お一人一点なにかご紹介頂ければ場が盛り上がります。ただし強制ではありませんので手ぶら参加でもかまいません。
(3)自由交歓会
 各種郵趣品・趣味品の売買、交換など自由に行います。売買に関しては原則フリーなので積極的に持ち込んでいただきたいと希望しています。プロ、セミプロ業者さんの参加も大歓迎です。


【特記事項】
 参加者が30名近い切手の集いは決して多いものではありません。ありがたいことに前回も28名の参加者があり、今回も同程度と想定されますので、定員制限の関係から日曜日の開催となりました。いつもの土曜日開催とは異なりますのでご注意ください。

以後、重要要件はこちらでインフォメーション致します。
◆第11回ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)facebookイベントページ

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September 04, 2014

狙われた赤猿

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2014090402 6月の博多の切手即売会で購入した国連のPスタンプシートです。1980年に発行された中国最初の干支切手こと「赤猿」から30年になるのを記念して2010年に作られました。オリジナルの赤猿切手は珍品として一般のマスコミにもときどき取り上げられますが、切手商さんたちのお話ではだいぶ状況が異なるようです。
 印刷している途中で事故で刷版が壊れてしまい、そのまま製造を中止したので発行枚数が少ない、だから珍品・・・・という話です。基本線としてその事実は本当なのだけど、実際はそれを口実に切手投機業者に狙われたのが今の極端に高い理由だとか。現存数10枚以下のような本当に少ないものは投機の材料には向きません。売買(転売)を繰り返して意図的に値段を吊り上げていくのが投機ですので、数万枚レベルの絶対量がなければ取引に使うことができません。この赤猿切手はその点でちょうど良い量だったので投機のネタにされただけとのこと。
 例によって偽物もたいへん多いです。今では偽物であることをわざわざ謳って売りに出している奇妙な現象もよく目にします。Pスタンプのタブに使われた切手も本物なのかどうか怪しい(笑)。一応、料額印面部分に斜線が入っていますけれど。
 もっとも今の中国切手を集めているのは中国人がほとんど。今どき、こんなのを集めている日本人はまずいないでしょうし、そもそも真っ当な郵便切手とも思えないので、まあ、どうでもいいです(笑)。

(追記)このPスタンプシートはわずか500円でした。ebayでは元切手にあやかってか4,000円近くしています。それもまた過剰な評価だと思うのですが・・・

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