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October 07, 2012

個人情報の保護

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 個人情報の保護に関する法律(略称:個人情報保護法)は2003年(平15)5月23日成立、2005年(平17)4月1日全面施行された比較的新しい法律です。しかし、実逓使用例の宛名を目隠ししなければならないなど、我々郵趣家にとっては実に鬱陶しい面倒な法律であることも確かです。郵便物の使用例としての興味はあっても通信文の中身までは基本的に興味はないのに、短絡的に差別視する御仁もいて非常に「迷惑」してもいます。しかし、せっかくならそれも収集テーマのひとつにしてしまえ、と考えるのがHYPER Philatelistであります。
 上図のはがきは今も岐阜市に実在するメガネ屋さんが差し出した営業挨拶はがきで、表面下部に個人情報の取扱に関する宣言文が明記されています。消印は岐阜中央2006.1.25なので個人情報保護法施行の10ヶ月後です。郵便物上でこの宣言が確認される例としては比較的に早い方だと思います。これを更新する初期例を常に意識しています。

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 個人情報保護に関する郵便物の技術(ハード面)も考慮しています。郵便物の外観に物理的な変化があるので広義には変形郵便物の一種でもあるからです。そこで今では普通に見られる目隠しシール貼りはがき、圧着はがきの初期使用例も集めています。順番では前者の方が早く、上図も平成12年11月22日の日付(振込予定日)が見えます。
 この当時、鹿児島の川内原発のある川内市(現薩摩川内市)に隣接する串木野市(現いちき串木野市)に住んでいました。原発に近いというただそれだけで毎年1回「原子力立地給付金」という名目で3,000円が振り込まれていました。川内市内在住だともっと高額です。要は「毎年こうしてお金をあげるから原発が万一のことになっても許してね」的なものと理解していました。これはこれで、原発関係テーマでも使えそうな郵趣アイテムですが、左側の個人情報部分には目隠しシールが貼ってありました。はい、個人情報保護法が施行される5年前です。

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 目隠しシールはもっと以前から存在した記憶があり、今日の「ほうふ切手の集い2012」でその実例をゴミから掘り出しました(アオヤマスタンプさん、ごめんね)。日本信販が差し出した目隠しシール貼りはがきです。住所がマンション名までしか印字されておらず、配達不能付箋が付けられたことで日付印が押された幸運な事例です。消印は広島・長谷63.8.7 8-12で、これは個人情報保護法施行のなんと17年前、1988年です。しかも目隠しシールを剥がさないまま残されていたのはちょっと驚きです。
 ネットで調べても目隠しシールの発明や商業化に関する明確な開始時期がよくわかりません。ご存知の方があればぜひご教示下さい。
 また、剥がし済みでもかまいませんから、目隠しシール、圧着はがきのより古い使用例があればぜひお譲りください。ほとんどの場合、一瞥して捨てられているのでなおさら残されていないと思います。よろしくお願いいたします。

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