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June 21, 2012

ハリケーン・リリーフ

2012062101

 スタンプショウ=ヒロシマ'02での収穫品のうち、このカバーが最も買いたくないものでした。とにかくルックスが悪い。あて名は赤ボールペンで加筆修正されAIR MAILの表示も×で抹消されています。おまけにところどころにシミまで出ている完璧な2級品です。これで2,000円はないだろ!と、ええ言いましたとも、はっきり口に出して。ところが売り子の"明石のお坊様"は「クック諸島の実逓カバーなんてないですもん。このくらいで手を打たないと何も集りませんよ」となぜか強気。実際、そんなことはまったくなく、クック諸島発の実逓カバーは切手商あてのビジネスメールだらけだよ、と思いはしたのですが、彼の目は「ここでアホのスギヤマに売りつけとかないと他では絶対に売れん!」と訴えていたので黙っていただくことにしたのでした。

2012062102 ようやく整理の順番が回ってきたのはそれから約1ヶ月後のことでした。カバーが妙に厚い。意味なく重いカバーはコレクションを納めるストックリーフに負荷をかけてしまうので中身を抜くことにしています。封筒の一辺を開封してみると案の定、ごつい厚紙が入っていたのですが一緒に左のメッセージメモが。そしてハリケーン・リリーフことハリケーン救済加刷単片8種と小型シート、写真を交えた災害レポートまで出てきました。切手発行案内書が1枚入れられていることはよくありますが、実物1セットを含む関係文書資料一式が揃って出てきたのには驚きました。左のメッセージカードにはこう書かれています。

Memo:
 We are pleased to forward this notice with the compliments of the Cook Islands Government.
  It would be appreciated if your articles on our stamps are forwarded to us, as these will become part of your official files.
 In addition, your comments and thoughts will always be appreciated and carefully considered.
Yours faithfully,
"Officer in Charge"

 クック諸島はニュージーランドと自由連合を結んでいる一種の独立国で、住民の国籍はニュージーランドになります。主要な15の島々からなる島しょ連合を構成していて、中でもラロトンガ島は映画・戦場のメリークリスマスのロケ地として有名です。一部でニュースになったように、日本が国家承認をしたのは実は去年2011年3月25日のことでした。
 これまでも何度も強烈なハリケーンに見舞われ、そのつど甚大な被害を受けています。寄附金付き切手も1968、1972、1987の3回発行していて、本券はその1972年にあたります。災害に関するテーマの切手収集こと「災害郵趣」もやっていますので、関連文書資料の発見は何よりもありがたかったです。特に災害レポートは裏面が注文書になっているためもっとも残りにくい性質のものです。最初の受取人以来、私の手元に回ってくるまでの40年間、誰も開封していなかったのが幸運でした。
 次に"明石のお坊様"に会う時はちょっとお土産を奮発しなくてはいけませんね。ありがとう!。

2012062103

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