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May 06, 2012

正体不明のQRコードもどき?

2012050601_2 世界で初めて日本生まれのデジタル技術であるQRコードが正刷切手の印面上に登場したのは、昨2011年2月14日に台湾が発行した2種のバレンタイン切手でした。携帯電話やスマートフォンのバーコードリーダーで読み込むとメッセージが現れる仕組みです。ご覧になっているパソコンのモニター画像でも容易に反応しますのでぜひお試しください。
 日本でも2010年2月1日発行の「ふるさとの花・第6集」から、郵便窓口での販売管理用にQRコードが採用されたのですが、惜しいかなシート耳紙上であって切手の印面ではありませんでした。現在も引き続き採用されているものの、依然として耳紙上のみにとどまっています。
 しかし、コード化も容易であり、かつ情報量が多いことも関係しているのでしょうか、世界的にはQRコードを採用する国が同年の内に次々に現れるという急速な普及ぶりで戸惑いすら感じています。ざっと列記しますと以下の通りです。

【2011年】
・バレンタイン(2種):台湾2/14
・銀行設立150年(1種):リヒテンシュタイン3/14
・チョコレート(9種連刷シート):リベリア6/30
 ※シート耳紙上のみ
・切手の日(1種):クロアチア9/9
・環境保護S/S(1種):クック諸島10/21
・震災と津波救済S/S(1種):クック諸島10/21
 ※東日本大震災支援の外国切手第1号
・チョコレート(9種連刷シート):グレナダ10/26
 ※シート耳紙上のみ
・オーストラリア・韓国修好50年(2種):韓国10/31
 ※シート耳紙上のみ
・オーストラリア・韓国修好50年(2種):オーストラリア10/31
 ※2種のうち60cのスタンプパック用10面シートの耳紙上のみ
・中国の楽器・第27回アジア国際切手展S/S(1種:グレナダ領グレナディーン諸島11/8
 ※シート耳紙上のみ

2012050602 そこへフィリピンが不思議な切手を発行してきました。海の魚介類を描く普通切手で、印面右下に小さくQRコードによく似たモノが表示されています。左図の赤矢印部分がそうです。郵趣誌2012年5月号で言いますとP.59, 60に掲載されています。
 実物を手に入れてコードを読み取ろうとしましたが小さ過ぎて全く反応がありません。画像スキャンしてパソコンのモニター上で拡大してもみましたが同様に何の反応もありません。フィリピン郵政にメールで問い合わせてもなしのつぶて。Facebookを介してフィリピンの切手収集家やディーラーさんにも協力を呼びかけましたが案の定どなたもご存じない。リサーチ結果が完全な空振りで、やむなく郵趣誌の連載記事に取り上げることもできませんでした。いずれ判明する時が来るかもしれませんが、さしあたって正体不明とのみ報告掲載いたします(下図は公式FDC)。

2012050603

【QRコード関係記事】
既に実用化されている電子切手(2004.08.18)
「ふるさと心の風景・第7集」再発売(2010.09.12)
QRコードが大躍進(2012.02.08)

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