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May 05, 2012

お気に入り切手だけコレクション

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 従来から国民の皆さまに強く強く申し上げておりますように、こ難しいへ理屈は一切抜きに自分が気に入ったグッド・デザイン切手だけをただひたすら無差別に集めることを、このたびの上京でも実行してきました。まずはフランス切手をご覧ください。いずれも普通にイメージされるもの以上の、言葉では説明しきれない絵画表現であることで、なおかつ気に入ったものだけです。左上から順に。

・ジュニア切手展(1976/¥60)
 裸像をイメージさせるので今では不可能な図案かも知れません。しかし、当時はそんなことは露ほども思いませんでした。
・ニオール・ジュニア切手展(1978/¥60)
 きつい目の女の子のメヂカラが印象的です。フランスは時に異色なキャラクターをイメージさせる人物像を登場させることがあります。もちろん、特定の人物を描いたものではありません。
・国際児童年(1979/¥180)
 これも変わったデザインでしょう。白抜きシルエットのこども像の中に花や鳥が散りばめられ、逆に外は幻想的なイメージの世界。遠いこども時代の心象風景のようです。
・ポンピドゥーセンター完成(1977/¥60)
 鉄骨むき出しのポンピドゥー・センターの偉容に雷に打たれたような衝撃を覚えたアートフリークは少なくないと思います。同一の版面に異なる色のインクを混在させて印刷するザンメル凹版という技法により、ところどころに混色が発生しています。これを欠陥とは言わず「味」であるとみなします。つまり、大量生産品にも関わらず1枚ごとに微妙に変化している切手です。
・第35回カンヌ映画祭(1982/¥175)
 フェリーニ監督のイラストレーションが原画です。1982年はスピルバーグ監督の「E.T.」が出品された年でもあります。
・バレンタインデー(1985/¥170)
 言わずと知れたレイモン・ペイネの超有名な恋人たちのイラストレーションです。今で言うところの「グリーティング切手」なる用語すらもまだなかったか、あってもほとんど認知されていない頃だと思います。きちんと調べてはいませんが、バレンタインデー切手としても世界のさきがけ的な位置付けになるのではないでしょうか。

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 続いてオーストリアのグッド・デザイン切手もご覧にいれます。

・切手の日(1962/¥220)
 切手と同じサイズの小さな版面に、拡大鏡を見ながらビュランという彫刻用の刃物で直接図柄を彫っている凹版切手彫刻師の手元を描いています。デューラー以来の銅板画の伝統があるヨーロッパでは、切手の世界においてもまた彫刻師は最高位のマイスター扱いです。切手のみならず紙幣、各種証券関係に高度な熟練工の技を用いることがイコール偽造防止にも直結しています。本券も写真ではありませんよ、非常にリアルですが同じく直接彫刻による凹版切手です。
・国際歯科医学連盟会議(1982/¥97)
 これはグッド・デザインかどうかちょっと?なんですが率直に面白い。守護聖人様が右手に持っているペンチの先に引っこ抜いた歯が!!!。いくら小指を立てたって痛いもんは痛いぞ。
・エネルギー節約(1979/¥80)
 マッチの炎の中にエネルギーの「e」の文字。かっこいい!。
・交通安全(1971/¥60)
 こどもの横顔と暗闇の中のヘッドライト。信号機は確かに緑(青)ですが、だからといって安全とは限らないというメッセージがひしひしと伝わってきます。1971年と言えば昭和46年。日本のみならず先進各国での交通事故が最も社会問題化していた時代です。今見てもまったく陳腐感がありません。およそ41年前のデザインとはとても思えません。

 お気に入りのデザイン切手ばかりですから時々眺めて楽しむには精神衛生上もたいへん良いです。参考までに購入価格も付けておきました。案外安いものでしょう?。

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