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April 2012

April 30, 2012

スタンプショウ2012写真アルバム

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 スタンプショウ2012の様子をfacebookで写真アルバムにしました。下記URLでFacebookを使っていない方もご覧になれます。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.301794659899532.71952.100002070020561&type=1&l=c617113ef8


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April 22, 2012

微妙

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 この実逓カバーは実に微妙です。良いところがたくさんあるのにどういうわけか今までどこにも発表する機会がありませんでした。
 まず、何より切手がいい。ポルトガルが1940年に発行した「切手誕生100年」全8種のうちの最高額面券種です。近代郵便の父と言われるローランド・ヒル卿の威風のある肖像、そして1840-1940という100年を意味する年号表記がしっかり入っています。まったくぶれのないデザインですね。
 次に封筒のデザインがいい。差し出しはリスボンの工業協会でしょうか、モダニズム感に満ちたかっこ良さ。タイポグラフィー(文字のデザイン)も都会的で近代的なイメージに満ちたゴシック体。黒とオレンジの封筒色のコンストラストもいい。
 しかしながらヨーロッパ大陸はナチスドイツに席巻されていた時代です。消印は1941年2月22日、昭和で言うと16年です。この前年9月27日には日独伊三国同盟も成立。ゆえに宛先国のアメリカで郵便検閲を受け、左辺に開封紙EXAMINERが貼られています。つまり、郵便切手誕生100年の1940年は、要はそんなことをのんびり祝っている場合じゃない不幸な巡り合わせの年だったのです。
 時は流れて切手誕生150年はというと1990年でとっくに過ぎています。では200年はというと2040年、生きていれば私は79歳。長生きはしたいですが、まあ微妙ですわなあ。このカバーをお披露目する前にオダブツの可能性が高いし(笑)。175年という周年もありまして、それは2015年ですから3年後。しかし、ちょっとね、周年記念としてはスッキリしませんね。
 てなわけで、何らどこも悪くないしむしろ良い面ばかりなのに、なまじ200年を待っていたら陽の目を見ることなく終わってしまいかねないので、微妙は微妙なりに発表することにしました。何かいい使い道はないものでしょうか。(ちなみにカバーの評価としてはUS$15-20くらいの安物です)

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April 19, 2012

あり得る話が現実のものに

2012041801 大沢秀雄さんからご恵送いただきました。茨城県那珂市の那珂支店さんが新図案の風景印を4月16日から使用開始。ですが局は従来からのデザインのままということで、ふたつの風景印がそれぞれ別に併用されることになりました。
 別会社ですから確かにあり得る話とは言うものの、まさか現実のものになったとは。同様例は他にもありますでしょうか?。


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April 16, 2012

重要☆ファンタスティック・オークションの考え方

 HYPER Philatelistブログを長くご愛読いただいている方々には無用な用件かもしれません。あえて改めて記しておきたいと思います。

 『ファンタスティック・オークションは記事の一環であって、あくまでもお楽しみ企画としてのみ開催していきます。』

 昨年から始めたファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)のコンセプトはこちらの記事の後半をお読みください。会のグランドデザインを明記してあります。その方針に基づき、全国切手展会場内における特別例会の会場費をはじめ、その場に出向く交通費等一切を自分ひとりで負担し、参加いただくメンバーからは一切現金をいただいていません。これも自分の信念と理解してください。
 お楽しみ企画としてのファンタスティック・オークションに付け足す意味としては、それら開催経費の一部を売り上げの一部から捻出することです。
 ですから、既存の専業・兼業オークション業者さんと同等の入札規定を私が踏襲せねばならない義務はありません。それを曖昧でけしからんと思われる方もいらっしゃいましょうが、私自身のコレクションの一部や寄贈していただいた品物をどのように売るかは私自身が決めます。自己裁量を制約するような厳しい規定は自分自身の首を絞めるようなものですから、これからも定めるつもりはありません。その文脈の延長線上に「落札値調整をするか、しないかもあえて決めていません」と以前に公言させていただきました。それが気に入らなければ、つまり私の裁量を信用できないのと同義なのですからそもそも参加しないでください。

 私自身の好みもあって、一般に見向きもされないアイテムに新しい光を当てて郵趣を語りたいというのがHYPER Philatelistブログの神髄です。ファンタスティック・オークションもまた同じ思想であることはもうおわかりでしょう。毎回、どこか変でふざけていて、でも何か憎めないアイテムが並んでいます。しかし、おふざけだけでは申し訳ないので、35年をかけて収集して来た伝統郵趣的なアイテムも混ぜています。それすらもちょっとした添え物、お賑やかしに過ぎません。ですが、できるなら高い値段を付ける金満老人や転売屋さんより、将来性のある年下の後進者や専門研究者さんにお渡ししたいと思うのは人情というものです。
 ふだんからコメントを付けてくださったりメールを送ってくださる方、熱心に収集し切手展に出品されるなど郵趣家として真面目にやっていらっしゃる方を当然ながら優遇しています。それが具体的にどのような優遇措置であるかも公表する義務はないと思います。私の好きにやらせていただきます。

 いや、そんなのは甘っちょろい幻想だというご意見も甘んじて認めます。そういう方の入札もお受けしましょう。ただし、人と人との付き合いは不要だ、あくまでもビジネスライクにやりたいということですから、私もビジネスライクな要求をします。つまり「あなたに売って(つきあって)何が得になるのか示してくれ」です。私やFSCにメリットがあるように行動で示してください。
 具体的にはFSCでやっている不要品の集積と再配布に協力してください。安物切手や官白などでかまいませんから段ボール箱満杯詰めの郵趣品をせめて年に3回は寄付してください。あるいはFSC例会でのお土産郵趣品を調達してください。具体的な利益供与や便宜を要求します。通常のビジネスなら当たり前のことでしょう。その実績を見てどのように対応するか考えます。

 以上、長くなりましたが納得された方のみファンタスティック・オークションにご参加ください。

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April 11, 2012

多局印カバーの楽しみ

 懐かしい郵趣文献をYahooオークションで入手しました。かつて記念カバー、多局印カバーならここ!と言われた「カバー研究」誌No.39「特集 山口線SL復活」号です。
 改めて説明するまでもなく、山口線の観光用SLの運行は今も続いています。その復活運行初日である昭和54年(1979)8月1日、私は山口県にはおりませんでした。この年の春に高校を卒業して上京していましたので、わずか4ヶ月時差のすれ違いでした。当時は特殊切手・SLシリーズも郵趣家の手元に豊富に残されていたので、実にさまざまな記念カバーが作られました。委細は当該号をご覧ください。(ここをクリック
 小型印など当時の押印物は後日入手しました。誌面を見ますと記念乗車券、記念煙草や記念瓶ビール(のラベル)なども発行されています。記念煙草なんて今ではとても考えられませんが、当時は何の疑問もありませんでした。それらをカバー上に貼り合わせたものも作られていますけれど「コンビネーション・カバー」とか「コラボ・カバー」といった言葉はまったく見当たりません。そうです、その用語自体も存在していませんでした。言葉だけではありませんよ、携帯電話もパソコンもなく自動車だってマニュアル車しかない時代です。ムダに冗長な印象も受ける押印記録も、そんな時代背景を考えていただければまた違った受け止め方ができると思います。

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 このような記念カバー、多局印カバー作りは昭和50年代までがピークだったように思います。上は昭和49年用年賀小型シートを貼った自作FDCです。広島県の竹原局、大竹局と回り、最後は福岡県の太宰府局まで行って風景印を押してあります。当時は高速道路網もまだ完成していません。どうやって移動したのか、やっぱり興味が湧いてきますね。そして何と言ってもこのカシェです。ガリ版の重ね刷りによる多色印刷です。当時既にこんな職人レベルの耕版・印刷技術を持った郵趣家がいたのですよ!。
 カバー研究誌も新刊を見なくなり愛好者さんたちも高齢化で激減。もともときれいなカシェを描く能力、多色印刷を刷りこなせるガリ版技術がないとなかなかできなかった自作カバー作り。昭和60年代にかのプリントゴッコが大ヒットしたものの、往時のような愛好者増をもたらすことはありませんでした。これは記念特殊切手の額面が20円から50円、62円そして80円へと高額になり、発行件数もじわじわと増えていったことが原因ではないかと思います。
 昭和から平成に切り替わった1990年代には既に自分はアップルのMacintoshコンピュータを使い始めていました。平成10年代に入ると他社PCもグラフィック能力が向上したのを反映し、素人ながらプロと見紛うできばえのカシェを早く大量に作ることができるようになりました。今では従来の切手収集家ではない人々の記念押印・引受消印が相当数増えているようです。かの人たちは組織化されているわけではないので愛好者数の増加数までは把握できていないものの、一般に普及しているという点で、ある意味望ましい形ではないかと思います。
 このあたりのデザイン・プリントツールの発展と自作カバーの移り変わりを4月の第4回ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)例会でまとめてお話ししても面白いかもしれません。

2012041101 日本以外を見てみましょう。第二次世界大戦が終わり民間航空路が伸長して行くのにさほど時間はかかりませんでした。左はヨーロッパ大陸の代表例でフランスのものを取り上げました。1946年から1947年にかけて、折り畳んで封かん紙で閉じるという方法でアメリカ、ベルギーなどへと回送しつつ押印してもらっています。終戦翌年でもうこんな遊びをしているのですから郵趣先進国は違いますね。開き図をクリックすると大きな画像が開きますのでご覧になってください。

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2012041103 あるいはまたこれはアメリカ、1948年の例です。アメリカン・エア・メイル・ソサイエティなる団体が作成したものです。前記と異なって状態が非常に良いことから、このままむき出しの形で実逓送付されたものではないように思います。そもそもスタート時点のマイアミの消印1948.1.13以外は全部捨て印(空押し)ですし、ちょっと普通ではないですね。巡回地を見ていくと当時の西側ばかり。ひょっとしてこれはアメリカ軍人またはOBの手によるものではないかと思いつきました。軍関係者なら民間航空会社を使わず軍用機で移動することができます。世界各国の米軍基地を巡るように押印して回ったのかもしれないと想像しています。右端には東京中央郵便局の1948.3.5の欧文櫛型印(金属印・C欄NIPPON表示)も見えます。これもクリックすると大きな画像が開きます。

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 最後に日本からの迷子郵便例を示します。これは意図したものではなく、完全に事故、ハプニングの類です。原因はどうあれ、さまざまなディスティネーションが見られる郵便消印の集りは郵趣家のマインドを刺激しますね。一生懸命解読してくれた記事も付いています。ぜひ読むだけでも追跡してみてください。

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April 04, 2012

点字郵便の論文

 大沢秀雄先生からのインフォメーションです。タイトルの論文を無料でダウンロードして読むことができます。お手元のパソコンはもちろんのことiPadなどタブレット端末に入れるとリーフ作品を拡大して見ることができるなどたいへん便利です。ぜひお試しください。

(以下ご紹介文)

 大学の紀要「筑波技術大学テクノレポート」の最新号に「我が国の点字郵便制度の歴史 −点字郵便無料化50年−」が掲載されました。 数年前より印刷経費の都合からPDFファイルの電子出版のみで発行されています。
 全日本切手展2011に出品した「点字郵便」を全リーフ掲載しています。 昨年6月の「郵趣研究」に掲載された論文を基に、そのときに掲載できなかった内容やその後新たに調査してわかった事実を記載しています。

 以下のサイトからダウンロードできます。

http://www.tsukuba-tech.ac.jp/repo/dspace/handle/10460/1088

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ミニ情報いろいろ

逓信総合博物館の郵政資料館の運営が日本郵政会社から公益財団法人通信文化協会(旧財団法人逓信協会)に移管。展示物は日本郵政会社から同協会に無償貸与される。

全日本切手展が日本郵趣連合の主催で7月14日〜16日、逓信総合博物館での開催が決定。郵便事業会社が後援予定だと伝えられるが未確認。

2007年、2008年度の記念・特殊切手の約3割が処分される。需要が落ち込んでいることを反映したものか。

郵便事業が黒字に転じる可能性が出てきた。収益が上がっているのではなく、昨年、グループ会社のボーナスをカットしたことが大きい。郵便事業という「仕事」の持つ価値が相対的に下がっているのは世界共通の現象。非常勤、短期契約労働者を増やすなど、アメリカにおけるマクドナルドのように低所得労働の代名詞になる危険性が濃厚。経営トップの責任が問われているまさに分水嶺の時期。

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April 02, 2012

上から読んでも下から読んでも「カバー馬鹿」

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 昨日のエイプリルフール企画では実にたくさんの方がひっかかってくださってありがとうございました。この私がパラオに移住なぞコンマ1秒で大うそとわかりそうなものですが、ころんころん騙されてくださり本気で仕込んだ甲斐がありました。古巣のJPS調布支部に至ってはお祝いの決議までしていただいたようでたいへん感激しています。

 で、そのおばかつながりで記念カバーをひとつ。いつも何かとおばかな郵趣アイテムを世話してくれるイタバシくんからです。オクラホマ州のHOLLIS空港の供用開始記念カバーです。この空港、なんと町営です。地元商工会議所の会頭や郵便局長の直筆サインもばっちり。これのHOLLIS局の1966.10.29の消印が押されています。
 1960年代までのアメリカは、切手も消印もどこかボテッとした印象があり妙に垢抜けない感じがするんですが、こと記念カバー作りに関してはおばかを超越した徹底さがお見事です。わが山口県でも今年2012年中に岩国錦帯橋空港の開港が控えていますが、記念カバーを作ろうという話も噂も煙も立っていません。
 何かと言えば封筒に細工をして切手を貼り記念に日付印を押したがる、この根性は見習わなくてはなりません。常に白封筒と切手は持ち歩くべきでありましょう。そうです・・・・

 上から読んでも下から読んでも「カバー馬鹿」たらん

 なお、意味がわからなくなりがちなので、できるだけ由緒書きカードを作ってカバーの中に入れておきましょう。

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April 01, 2012

キャプテン S.ウエダ 2通目をGET

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 キャプテン S.ウエダの直筆サイン入りカバー、その2通目を入手しました。(詳しくはこちらをご覧ください)
 1968年(昭43)の黒潮国際調査協力事業の一環としての航海のようです。カシェスタンプは鹿児島大学の、というより植田先生が発注して作られたものでしょうか。当時の詳しい記録が同大学や南日本新聞社のアーカイブに残っているならぜひ拝見してみたいものです。
 消印は欧文印KAGOSHIMA、1974年9月5日でおそらく帰港時に陸揚げされた直後の押印でしょう。この辺もアーカイブ資料で確認できればベストですね。

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