« 前代未聞の文字だけカシェ | Main | 白いポスト »

March 25, 2012

最少8×4.5cm

2012032501 Facebookで可愛らしい絵封筒が話題になりました。こんな遊び心満載の封筒で届いたらすぐにお金を払っちゃう!なんてね(よく見ると請求書在中のハンコあり)。もちろん、これはれっきとしたメールアート。創ったのはイラストレーターのニシダシンヤさん。氏のホームページには楽しい絵封筒の数々が掲載されていますのでぜひご覧ください。(ここをクリック!

 Facebookではまた、こんなに自由に描いていいの?、実際に郵便で送ることができるの?という話題も出ました。デザイナーにしてフィラテリストたる私としては、ここははっきりお示しせねばなるまいと直感したのでした。
 答えはOKです。実際に郵便で差し出すことも可能です。わがHYPER Philatelistは郵趣ブログですからその直近の歴史からご説明したいと思います。今をさかのぼること28年前、1984年(昭59)4月1日に大きな規制緩和が行われたのが始まりです。(下の画像をクリックすると大きな画像がポップアップします)

2012032502

 当時の郵趣速報紙の当該記事を封筒表面に実際に印刷しているものです。詳しくはポップアップ画像をじっくり読んでいただくとして、要旨を簡単にまとめますと、封筒の場合、宛名記載部分を最少8×4.5cmさえ確保してあれば封筒の表面を自由に使えることになりました。それまで自由に使えたのは封筒の表面下部1/3と裏面だけでした。この封筒も8×4.5cmの宛名記載部分を確保してあるのでOKです。消印は和文機械印・柳井59.4.9。規制緩和直後の郵趣家便です。(現金封筒や航空書簡に類似したふちどりは従前通りダメです)
 なお、はがきもそれまでの表面下部1/2以内の規則は残りましたが、受取人の住所氏名郵便番号が明確に判別できるならばこの限りではないとの規定が加わったことで事実上の自由化となりました。(外国郵便はがきは従前通り1/2以下です)
 今でこそ全面印刷した家電量販店等差し出しの派手なDMが郵送されてきますけれど、元を辿ればこれがすべての始まりです。当時、そんな派手派手封筒を探しましたけれど、余りにも大幅な規制緩和だったせいで逆に怖じ気づいたのか、企業の方はなかなか適応できなかったように記憶しています。待っていても手に入らない、ならば自分たちで作ろう!となったのが下です。昔懐かしい明星の表紙を切り出し、二つに折って封筒に仕立ててあります。この眼差しだけでジャッキー・チェンだとわかった貴女はステキです!(笑)
 消印は櫛型印・柳井59.11.28。当時は半信半疑でばかばかしい気もしていましたが、いやいやどうして、やっぱり作っておいて正解だったと思い直しています。

2012032503

 「宛名記載欄最少サイズ8×4.5cm」どうかこれだけをしっかり丸暗記し遵守してください。そのうえで自由で楽しい絵封筒を描いて送り合って楽しんでください。
 なお、封筒の大きさや厚さ重さが極端に変わると、定形郵便物が定形外郵便物となって郵便料金が高くなります。大き過ぎるだけでなく小さ過ぎても定形外扱いになりますから注意が必要です。封筒を自作される方は日本郵便の「定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さについて」を参照してください。

|

« 前代未聞の文字だけカシェ | Main | 白いポスト »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46050/54301878

Listed below are links to weblogs that reference 最少8×4.5cm:

« 前代未聞の文字だけカシェ | Main | 白いポスト »