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January 18, 2012

目を覚ませ、ニッポンのフィラテリストたちよ!

 寝屋川の兄貴こと須谷伸宏くんから「北陸郵趣」707号が送られてきました。彼のJAPEX'11ワンフレームクラス大銀賞受賞作品「戦前の記念・特殊葉書」が掲載されたというので私にも贈呈してくれたものです。できれば購読会員になって欲しいとも書き添えられていました。郵趣の世界ではもちろん同誌の高名はよく存じています。700号超えの会報なんて前代未聞です。
 ですが、全体に漂う時代遅れ感は一体どうしたことでしょう。北陸郵趣連盟の理事長さんも著名郵趣家であられることは重々承知していますが、新年の挨拶文を読んで、これでは有望な青年ほど寄り付かないなと直感しました。誤解のないように念押ししておきますが、何かが間違っているということではありません。いちいちが古臭くて何も輝いていない、楽しい未来像が見えないのです。

 今夜、たまたまFacebook仲間の集まりがあり、地元防府市で焼肉の宴席を囲んできました。切手の趣味とはまったく関係のないFBつながりの友達どうしです。初対面の方々もいらっしゃいますが、ふだんからFBで言葉を交わしているのでまるで旧知の仲のような気安さ。3家族が小さなお子さんを連れて来られたので大人10人の他におこちゃまたちが7人も!。お座敷はさながら運動会のような大騒ぎ。帰り際にはお店の兄ちゃんもFBをやってるというので帰宅後すぐに彼ともお友達になりました。FBにはもうその時の写真がアップされ、みんな楽しかったね、子供たちも大喜びでした、また行こうね等々の大絶賛。

 これが今の中堅と言われる30代以上の平均的な日本人のファミリーですよ。子供でさえ、否、子供だからこそかもしれませんが、宴席のお父さんお母さんをスマホのカメラ機能で撮影するなど電子機器を駆使して遊んでいます。そんな時代に「会報の印刷経費など毎年20万円以上の赤字を解消することができず」云々と書かれている誌面を見たら、たちまち「ああここは全然だめ」でしょうよ。会報を電子データのpdfにすればやすやすと解決する問題なのに、なぜ紙印刷をやめる(やめたい)のその一言がない?。次元が低過ぎる。救いようがない。
 JPSの英国切手部会にも入会していますが、もちろん会報はpdfデータで支給してもらっています。紙に印刷したいわゆる「会報」は不要なのですが、私など数名の分を「わざわざ除外する」方が手間がかかるらしいので、やむなく紙版も郵送されるのを断れないでいます。しかし、pdfデータのみ保存し、紙版を捨てているのはまったくもって資源と会費の無駄もいいところです。(JPSポーランド郵趣部会さん、JPS調布支部さん、同鹿児島支部さんも電子化してもらえませんか?)

 「切手を集めているのだから郵便を出そう」という思想と全く同じく「通信に関する趣味の郵趣をやっているのだからIT技術を使いこなすのは当然」です。パソコンがわかる・わからない、使う・使えないの話ではありません。使うのが当たり前です。学校でITを習った新卒生が社会人になった第一歩からPCを使いこなしている今はもう西暦2012年なんですよ。いい加減に目を覚ましていただきたい。

 はっきり言いましょう。このままでは「北陸郵趣」誌は過去の栄光とは裏腹に、若年層から疎まれたまま、ただ座して朽ち果てるのを待つだけです。IT技術を駆使して世界に通用する新しい地平を切り開く新進気鋭の人はいないのでしょうか?。いかに須谷くんの推薦と言えども、この程度では残念ながら私はとてもつき合う気にはなれません。

 ただ単に時代遅れであって、時代遅れであることに意味がない。


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