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January 03, 2012

郵便を出そう(6)

2012010301 昨年暮にパインスタンプさんからいただいた雑品パックには左のようなコラボ物もたくさんありました。左はなら・シルクロード博の絵入りはがきに同小型印と会場内臨時出張所のシルクロード郵便局の私印のトリプル・コラボです(昭62.4.23)。右はグラバー邸の絵はがきに長崎中央郵便局の風景印と国鉄長崎駅(当時)のDJ印ことDISCOVER JAPAN印のトリプル・コラボです(昭48.12.22)。後者のDJ印との組み合わせは比較的に多く見受けられます。
 これらは分類・定義上は郵趣品の中でも郵趣記念品もしくは郵趣関連記念品とすべきもので、一般に郵趣的価値が低いものとされています。もちろん、自分もそれに異存はありません。こういった意図的に作られたものは一般に郵趣家便とも呼ばれ、こうして雑品扱いになりがちです。しかし、そんな駄物の中から輝きを見出すのがHYPER Philatelistの本懐であります。
 この手のアイテムが散在している状態では実相が見えません。常々申し上げていますように、量が蓄積してくると突然量そのものが意味を持ち始めます。それもコレクションの持つ不思議な一面です。今の時代で言えば、住んでいる都道府県に限って鉄道の駅スタンプや道の駅スタンプを最寄り局の風景印とコラボしてコンプリートするなんてのが普通に発想できます。難読局が多い鹿児島や沖縄、北海道などは読みがわかる欧文印でというひねり技もアリだと思います。観光地が多い地方では、今また復活傾向のある「顔はめ」をカシェにするなんてのもいいんじゃないですか?。そんな普通に楽しく面白いことをこむつかしい郵趣論を振りかざして卑しめるのはどうも性に合いません。面白ければ面白いということ自体に面白いという価値があるではありませんか!。
 不当に虐げられてきたため、郵便印以外の私製スタンプは、申し訳なさげにはがき裏面などにひっそりと押されることが多いように思います。下のふたつの私印もはがき表面に押されていれば、鹿児島にゆかりのある人たちはさぞかしおっ!と思ったことでしょう。そうです、意外な場所にも記念スタンプ、観光スタンプの類は存在します。そんなシークレットなハンコ類を発見・発掘するのも郵趣の集印手法が応用できるのです。そう、何も郵趣にこだわらなくてもいいのです。郵趣以外の鉄道やその他のコレクターさんたちにとって、また別の価値が発生してくるのですから。

2012010302
左:指宿市にある長崎鼻パーキングガーデン。私印なのに2色が押せる豪華印。今もあるでしょうか?(昭50)
右:松下美術館の事務印。台はがきも松下美術館のエコーはがき。普通の事務印でもこの華やかさ!。記念印がなかった時もこの手があります。(昭61)

 なお、以下は私の個人的な印象なんですが、切手が貼ってないと味気がない気がするので、やはり切手を貼った私製はがき、封筒もしくは切手を加貼した郵便はがきがいいように思います。ただし、直接関係のない記念・特殊切手を無意味に貼るくらいなら普通切手や慶事用切手などの方が好ましいようにも感じます。そこら辺は各人の感性によるものと思います。

 今年も「郵便を出そう!」ではありませんか。

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