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November 13, 2011

奇兵隊、徳山駅ビルを描く小型印

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 戦前の小型印・風景印類も供給過剰でひところの相場だった1枚300円ではまったく売れなくなったとJAPEX'11の切手店主W氏もボヤキ気味。ついに1枚100円という水準にまできたので、これ幸いにと山口県関連品をいくつか拾ってきました。何らかの方針に基づいて整理されたコレクションならともかく、山積みされた中から勝手に抜いてくれ的なセールスタイルでは100円が実力相応でしょう。
 左の岡山の小型印はもちろん初見。岡山城を遠景に、錦の御旗を掲げて進軍する奇兵隊士と獅子頭を被った隊長さん(伍長?)。さすがに畏れ多いと思ったのでしょう、御旗に菊の御紋章は描かれていません。できれば隊士の被り物はもうちょっと韮山笠っぽく描いて欲しかったですが、それでもなお奇兵隊を描いた図案が実在したことに驚きました。果たして山口県内でも同様例はあるでしょうか?。なお、この昭和12年に岡山県で開催されたらしい明治七十年展覧会の詳細は不明です。
 右の徳山の小型印は、老朽化はしているものの現存している徳山駅ビルを描いています。民活、第三セクター等の言葉自体がなかった時代ゆえ「民衆駅」という呼称にノスタルジーを感じられる向きもあることでしょう。もちろん自分は記憶にありませんよ。さて、この駅ビルはかつて徳山駅ビルトークスという商業施設で、JPS周南支部さんが切手展を開催したりしていましたので個人的にも懐かしいです。高校生時分の昭和53年頃の記憶です。それが2000年(平12)9月、徳山ステーションビル株式会社が解散し、全国初の駅ビル倒産事例となってしまいました。

 折しも本日2011年11月13日の夕方、周南市にある東ソーで爆発事故が発生とのニュースが報じられました。自分の職場も同じく周南市の近隣エリア内にあります。たいへん心配であります。

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