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September 27, 2011

世界最初のキノコ切手の謎

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 さまざまなテーマの初物(はつもの)切手も集めています。図はそのひとつで世界最初のキノコ切手です。ルーマニアが1958年7月30日に発行した10種セットです。今の感覚で見れば紙の漂白技術がいまひとつでくすんでいますが、これに平版印刷のテイストがうまくマッチしていて、不思議な魅力を感じさせます。ありがたいことに半世紀以上も昔の切手なのにお値段は非常にお手軽です。未使用セットでも1000円しませんし、使用済も豊富に残されています。
 ところが、これの初日カバーがないという説があるのです。キノコ切手収集の大家・杉山直儀(ただよし)氏によると、この切手のFDCは入手はおろか見たこともないと郵趣1986年12月号P.82-83で述べられているのです。その理由までは明記されていませんが、不思議なこともあるものだと強い印象とともに記憶していました。
 冷静に考えますと記事が書かれた1986年は東側の社会主義国体制がいまだ盤石な時期です。ソ連の崩壊と連動するように反社会主義革命が起き、郵趣品もまた強い通貨に吸い寄せられるように西側に流れ出るには至っていません(ルーマニア革命が峠を越えたのはチャウシェスク大統領夫妻が射殺された1989年12月25日)。さらに現在のようなインターネット・オークションもまだ盛んではなく、外国切手類の個人輸入もあまり期待できない時代であったことも考慮すれば、現在ではまた違った判断になるのではないかと想像できます。
 そこへ先週末に周南市で開催された西中国地方切手のつどいで2通の実逓FDCが出てきました。扱ったのはお馴染みパインスタンプさん。全種貼りではないものの、まずまずの状態のものはアオヤマスタンプさんにお譲りしました。残るもう一通が下です。凄まじい汚損・棄損状態で、補修ラベルがびっしり貼り回されています。最高額面券種の2LAI切手も貼ってあるとは言え、日本宛の書留便にしては悪意があるのではないかとさえ疑いたくなるような姿。普通はこういうカバーはおよそ無価値なものですけれど、考えるところがあり、あえてこの満身創痍の方を選びました。
 初日印はブカレストの1958.7.30です。しかし、余白に押されたCLUJ 2局の日付は約10ヶ月後の1959.3.5です。裏面に押された博多局の到着印は1959.3.17ですし日付印の誤植ではないだろうと。では10ヶ月もの空白期間は一体何だったのでしょう。何か深刻な事件や事故でもあったのでしょうか。その謎ゆえにこちらの方を私は選んだのです。どなたか、謎を解いてはいただけませんか?。

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(ebayを見ても確かにFDCは見当たりません。非初日のマキシマムカードもえらい高いですね。一体どういう事情なのでしょう???)


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