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July 2011

July 28, 2011

後日談・全国緑化運動切手

【完売しました。ありがとうございました】

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 今年2011年6月1日にアップしました「世界で2番目の緑化運動切手」の記事が思わぬ反響を呼んでいたことを知りました。この7月24日に開催された筑後地方切手のつどい'11で田畑裕司九州・沖縄地方本部長の講演があり、そこで初めて耳にしました。田畑さんのところにも問い合わせがあったそうで、正直、まったくの予想外でした。(初出記事はここを参照
 残りの在庫は結局どうなったかと言いますと、売り主のパインスタンプさんは、私の当該ブログ記事のコピーを添えたうえで意味がわかる人、コレクションしたい人はどうぞ、と福岡の郵趣界有志の方々にお分けしたとのことでした。
 ところが昨日になってパインスタンプさんから図の品が送られてきました。ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)に寄付します、とのありがたいお申し出です。紙焼けしているものの今となっては標準品と言えるA(左)、そしてややヤケが濃いB(右)です。いずれも稲束50銭官製はがきが台紙です。図の裏面にもこの緑色特印が押されています。少しシミも出てはいるものの、注目すべきはともに11番位置の定常変種「サイドフラッシュ」であることです。せっかくのFSC活動資金支援ですので、畏れ入りますが入札方式で分譲したいと思います。左欄の「メール送信」をクリックしていただいて入札値をお知らせください。国際展から帰った8月1日に締め切り、1番札はAを、2番札はBを落札ということにします。
 なお、特に必要とされる事情がおありの方は積極的にプレゼンしてください。例えば熊本や長崎の郵便史を集めているから、とかこの日が誕生日であるなどの事例です。なるほどと腑に落ちるようなら考慮します。

 それではふるってご応募ください。

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July 24, 2011

郵便を出そう(5)

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 今週末はフィラテリック・カバーを作っておきたいテーマが集中しました。ひとつめが上。東日本大震災の影響により、7月22日に発行予定だった「ふみの日」切手が中止されました。発行中止は1979年の開始以来初めてのことです(平成23年5月13日付報道発表)。
 ところが、広島中央郵便局では切手はないにも関わらず、ふみの日小型印だけが7月22日から28日まで使用されています。せっかくなので東日本大震災寄附金付きはがきに初日印を押すというコラボをやってみました。また、よく観察してみますと、印影中に2羽のハトが飛んでいてはがきの料額印面の鳥ともマッチしているのは良いとして、いくら広島名物と言えどもこの場面でもみじの葉っぱまで飛ばすとはちょっと・・・・・

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 もうひとつが今日のことでした。筑後地方切手のつどい'11に小郡郵便局の臨時出張所が開設されました。ここでは小型印の他に風景印や和文印も押印サービスに供されると電話で直接確認しました。そこで、以前から作っておきたいと思っていた作戦を実行することにしました。山口県山口市小郡の小郡郵便局と福岡県小郡市の小郡郵便局の同姓同名コンビネーションカバーの作成です。
 山口の方は前23日のうちにゆうゆう窓口に記念押印を頼んでおきました。24日の朝8時、ゆうゆう窓口のオープンに合わせて局に出向いて押印済カバーを受け取りました。それを持って高速道路で約2時間半走り、福岡の方でも押印してもらいました。
 山口の方はゆうゆう窓口に頼んだので郵便局事業株式会社さんのはずですが年号活字にアンダーバーがありません。福岡の方は臨時出張所での押印でアンダーバーがあります。何がどう違うのか、こんな場面でいつもわからなくて「めんどくさい、どっちでもいいや」となってしまわざるをえません。
 高速料金上限1,000円時代にやっときゃあ良かったんですが、休日半額のおかげとは言え片道2,000円ちょっとかかっています。少々余部がありますのでお要り用の方へ印影状態の良い方から選んでお譲りできます。1通あたり梱包・送料込みで450円でお願いします。

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July 21, 2011

《予告》筑後地方切手のつどい'11

11072101 先だってよりお知らせしておりますように、今週末に開催される筑後地方切手のつどい'11に参加します。その際に実に10年ぶり以上になりますがブース出店もします。新切手関係も多めに購入して準備していますので、その一例をインフォメーションいたします。
 左は5月8日にとりあげましたウイリアム王子結婚記念(オーストラリア)のRoyal Wedding instant stampです。結婚式の写真をキャプチャーして切手の図案とした同国ならではのインスタント切手です。一時販売停止になっていたのが無事に再開されましたので持参します。本券の詳細はこちらを参照ください。

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 また、上図は同じくオーストラリアが2011年5月に発行した「農業」(4種)とは別に発行したユーカリ油の香り付き特別シートです。新切手ディーラーさんの多くは単片にばらしているようですが、本来はこのような立派なタトウ付きの10面シート単位で販売されています。指先で表面を軽くこするとかなり強烈な香りが立ちます。気付け薬のような刺激臭に近いもので、香り付き切手としてもかなり特異な部類です。その一方でこすらない限りほぼ無臭というカプセル封じ込め方式の優れた香り制御技術も体験できます。
 いずれも1,000〜1,500円位の価格帯で提供します。いつものようにファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)登録メンバーの方は優先的に取り置きしておきます。ご希望の方はメールでご連絡ください。では会場でお目にかかります。

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July 19, 2011

同姓同名局

11072001 どなたも一度は遊び半分でやられたことがあると思います。適当な言葉で検索をかけてみると思いもよらない結果が出ることがあるという他愛もないひまつぶしです。それをebayで本気でやってネタ探しをしているたわけものがここにいる、私だ。
 それを知ってかしらずか、否、確実に知っているのでありましょう、イタバシくんが図上のRECIEIPTを探してくれました。シアトルのニッポン・ステーションの消印です。1913年12月20日の日付で50ドルを日本に送金したようです。当時のシアトルは日本人移民が多かったので、わざわざこんな名前を付けたのだろうと想像されます。自分の曾祖父母もサンフランシスコで商売をしていましたし、この辺の詳しいことを知りたいものです。
 一方、図下の消印は正直なところ全く説明できません(カバーより部分抜粋)。ノースカロライナのJAPANという名前の郵便局です。1940年4月19日の日付なので真珠湾攻撃の前年です。対日感情が懸念されている頃ですし、偶然とは言え微妙にまずいっぽい感じがします。現在ではとっくになくなっているようですが、まあそりゃそうでしょ。これも可能ならばもう一歩踏み込んだ詳しいことを知りたいものです。
 アメリカ以外でも日本の地名や固有名詞とそっくりの同姓同名郵便局はちょいちょいあります。あほあほ的テーマ(ですらない?)ので、皆さんも息抜きにどうぞ。笑えます!。

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July 11, 2011

SEVENさんに託しました

11071101 入札誌SEVEN第234号が届きました。青春時代の思い出が詰まった動植物国宝シリーズこと往時のいわゆる現行切手のコレクション(消印と定常変種収集が主体)をこちらで売り立てることにしました。
 自分も早50歳、今後は自分の収集より普及に力点を移そう。そのためにファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)も作ったし、切手ライター&バイヤーとしてのプロ宣言もした。その文脈の続きとしてコレクションのスリム化と次世代への受け渡しを決意したのです。広島の郵趣イベントで会うたびに斧田主幹から誘われていたし、その熱意に応える意味でボストークアルバム1冊分とカバー類を少々託しました。何回かに分けて出品されるでしょうから興味のある方は右リンク欄の「SEVEN作成日記パート2」の「プロフィール」から連絡をとってみてください。この234号の入札締切は7月19日(火)なのであまり時間の余裕がありません。

 現行切手コレクションはもうかれこれ10年以上手つかずのままでした。売る気などさらさらなかったのですが我ながら心は変わるものです。そのきっかけは既にずいぶん前からあったようにも思います。何人かの後輩に「スギヤマさん、現行切手収集の先駆けになった『P.O.BOX』という郵趣誌があったのを知ってますか?」と面と向かって聞かれたことがあります。あのなあー、それ作ってたのはお・れ・だ・よ!(笑)といったやりとりです。今思えば、それくらい忘れ去られて当然の過去の遺物、古本的価値しかないことの証左であったと思います。今後も特に増強することもなくただ持っているのは切手自身にとってもよくないことです。未練を断ち切るには時間が必要でした。P.O.BOXを発行していた当時はまだ中学生会員だった斧田さんに後を託すというのも感慨深いものがあります。
 名鑑に採用された品もありますし秘蔵していた旧フジ20円の鉄郵満月消なども思いきって預けました。できることなら私よりも若いフィラテリストの方々が引き継いで欲しいと思います。そうして換金したものは当然ながらFSCの活動資金にぶち込みます。これがフィラテリストとしての自分の未来への決意であります。

 なお、現行切手コレクションはまだまだあります。そのすべてを独占して扱おうなどとは斧田さんも考えてはおられないだろうし、記念特殊切手もありますし切手以外の少数限定発行の郵趣文献などもありますから質・量の側面から言っても難しいと思います。文献なら自分がよくわかる、定常変種ならうちが得意、等々のお申し出があれば検討します。売り立てを急ぐ気はありませんのでオークショニアの方々のご連絡をお待ちしています。コンセプトは単純明快、有形無形を問わずいかにFSCにとって有益になるか、ただそれだけです。

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July 09, 2011

マイケル・ジャクソンの切手について

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 「世界最初のマイケル・ジャクソン切手」の記事にMJファンの方から質問のコメントが寄せられました。正確にお答えしなくては良くないと思いましたので、改めて記事を立てることにしました。

 やたら小さい国が発行している理由ですが,これは切手代理発行会社(以下、エージェント)が当該国の代理で発行しているという舞台裏の事情からご説明しなくてはいけません。カリブ海に浮かぶ小さな国々などは、大型サイズのカラー印刷切手など、とても自力で発行できるような設備も経済力もありません。そこで、エージェントが介在する訳です。エージェントは切手を発行・販売する権利を買い取り、当該国名義の切手を大量に発行し、世界中の郵趣市場に向けて売り捌きます。いかにも胡散臭い仕組みですし,実際に怪しい切手が枚挙にいとまがないほど世に出ていますが、ビジネス契約上は何ら違法性も反社会性もありません。弱小国も名義貸しするだけで外貨が稼げます。それだけに問題が複雑化してもいるのですが,ともかく、1960年代にアメリカのユダヤ系企業がこのビジネスモデルを確立しました。
 世界最初のマイケル・ジャクソン切手(セントビンセント・1985年)も、アメリカのIGPC社(インター・ガバメンタル・フィラテリック・コーポレーション)が手掛けたものです。IGPC社は世界各国のエージェント業務を担っていて、MJ切手のみならず1979年の国際児童年以降のディズニー切手など、時代を象徴するトピカル切手の発行実績があります。
 エージェント切手はその大半が郵趣市場に直接持ち込まれます。名義上の発行国にも一定量の切手が納められていますが,全体量から言えばごくわずかです。小さな国の中央郵便局では、それらエージェント切手を観光客のお土産用に売ってはいますが、実際の郵便には使えないと誤解している場合もあります(正しくは郵便使用可能です)。
 実際の郵便業務上必要不可欠で発行されたものではなく、エージェントが好きなようにいくらでも印刷し、都合のいいように値段を付けています。ですから、ごくごく一部を除き,市販されているMJ切手に珍品・稀品は一切ありません。MJの存命中だから、逆に亡くなった後だから貴重であるとかないとかまったく関係ありません。おおよその目安で言いますと,切手を4枚田型など複数枚を納めた連刷シートが1,200〜1,600円程度,切手1枚のみを納めた小型シートが800〜1,200円程度といったところが常識的な価格帯です。
 前述のようにビジネスモデルとしては違法性はないので,エージェント切手は切手ではないとは言い切れません。話がややこしくなるので今回は触れませんが,肖像権侵害の側面もあることからグレーゾーンが気になるとは言えども全否定はできない存在です。ですから、MJファンの皆さんも,ふところ具合の許す限りにおいて買って楽しむのはたいへんけっこうなことだと思います。ただし、繰り返しておきますが2,000円を超えるような値付けや、貴重である旨を強調している場合は間違いなくインチキ&ボッタクリです。

 ソ連崩壊後はエージェントの世界にも変化が起きています。旧ソ連領内の独立各国の中にもエージェント業に進出した企業・個人があります。図版はMJ死去後、世界最初に発行された追悼切手で、これは発行国名義こそサントメプリンシペですが、実際はリトアニアのエージェント製です。MJが2009年6月25日に50歳で亡くなったそのわずか一週間後の7月1日に発行されたことになっています。発行日が真実かどうか疑義の余地はありますが,それにしても異様に短い製作日程です。PCを駆使したデジタル技術のおかげです。
 ちなみに、これとて2シートセットでUS$26そこそこ、日本円にして2,200円ほどです。本件のみにとどまらず、他のエージェント切手についてもご心配なら個別事例ごとに私に直接お訊ねください。きちんと判定して差し上げます。コメントを付ける,直接メールで聞くなどなんでもウェルカムですからコンタクトしてください。時間の許す限り対応致します。

【参考】
幻のマイケル・ジャクソン切手
(例外的にお値段の張るMJ切手の例。不発行切手)

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July 06, 2011

ぜんぶで33角形

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 アイスランドがこんなにかっこいい小型シートを発行しました。複雑に反復される構造体の美。視覚的ハーモニーがぐっときます。同国内50gまでの無額面切手を5枚納めるHARPA-レイキャビク・コンサート・ホール・アンド・カンファレンス・センター完成記念のセルフ糊式小型シートです。施設のオープンに合わせて2011年5月4日に発行されました。
11070602 とは言うものの、どこからどこまでが切手なんだかよくわかりません。切手ではない、いわゆるマージン部を剥ぎ取ったのが左です。切手部分はいずれも隣接していてわかりにくいので少しずつ間を空けました。5種それぞれが地模様に合わせた複雑な多角形をしています。図の数字が角数で、その合計は33角形にもなります。また、シート地の右上角部分にもダイカットのスリットが入っています。ここには額面も郵便等級表示なども一切ありません。ただの「シート地」です。どうしてここだけ?。ダイカットの刃の位置を合わせるためなのでしょうか?。今のところは詳細不明です。
 気に入ったので公式FDCも多めに入手しました。余部を7月24日の「筑後地方切手のつどい'11」でおすそわけ販売しますのでお楽しみに(売価は500円の予定)。また、いつものようにファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)メンバーでご希望の方には先に分譲します。ご一報ください。
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July 03, 2011

ブログ記事の転載、書き下ろしなどをスタートします

11070301 今まで個別にお受けていましたブログ記事の転載等について、その範囲を新たに書き下ろしすることも含めて拡大し,正式に広く受け入れをスタートさせることにしましたのでお知らせいたします。記事不足に悩んでおられるJPS支部、同部会,各地域の郵趣会の会報担当者の方々はぜひ活用してください。その場合,非営利目的の団体は引用記事1本につき500円,3本以上まとめての場合は各300円計算で代金をお支払いいただきます。
 また、自営業の方で自社のパンフレットや月報等に掲載されたいという商用利用の場合は引用記事1本につき3000円をご負担ください。小さなコラムなど,抜粋利用でいいという場合は割引のご相談に応じます。それとは逆にオリジナルで書き下ろしをご希望の場合は、一応の目安として1ページ5000円をみてください。いずれも郵便局便り、地域のお知らせ,営業パンフレットなど掲載先のジャンルは切手にこだわりません。
 非営利,商用利用にかかわらず、これらはファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)の運営費や例会で配布するレジュメ代などの活動資金に充てます。FSCの趣旨に賛同していただけるようでしたら、寄附金をお送り頂くのもありがたいのですが、郵趣記事の利用拡大を通してのご支援を頂けるとありがたいです。何卒よろしくお願いいたします。(左欄の「メール送信」をクリックしてご連絡ください)

■FSCの趣旨はこちら

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ロハス島地温泉に行ってきました

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 先週の日曜日,2011年6月26日にオープンしたロハス島地温泉に行ってきました。かつて小さな温泉施設があったのですが数年前に廃業。かつて父が島地中学校の教頭で赴任していたご縁もありながら、ついぞ行きそびれたことを内心悔やんでおりました。これを山口市が買い上げて整備し直し、温泉を核とした地域振興拠点施設へと大変身。素晴らしい!。
 仕事場のある周南市と山口市を行き来する道沿いにあるので、過疎地とは言えどもオープンを待ち望んでいた人の潜在数はかなり多いはず。オープン当日を避けて一週間後にしたのですが、昼過ぎの駐車場はほぼ満車。土日は午後3時までやっている朝市の棚も8割がた空っぽ。こりゃあ繁盛してます。レストランはうどん中心のメニューと言うよりそれしかないんですが、おにぎりが付いたうどんセットが500円。ま、こんなもんで十分でしょう、まだ始まったばかりだし。特産品売り場も一巡して野草茶のカワラケツメイ茶、地元産の木綿豆腐、温泉卵,地場産とくぢ味噌のお味噌汁フリーズドライパックの4アイテムを購入。と、ここまで書くとおおよそ想像がつくと思います。ここは温泉センターと言うより「道の駅」のコンセプトに近いです。
 我ながら歳をとったなあと思うのがこの「道の駅」好き。見かけると用もないのについつい立ち寄ってしまいます。で、ほぼ必ずと言って良いほどお試し購入するのがお茶とお豆腐。このふたつはまずハズレがないので。それと酒の肴にもなるっぽい系の香の物あるいは漬け物です。特にわざび関係は好きですねえ。ただし、お菓子類はパス。甘い物はあまり食べないのと,地場産品をむりやりクッキーにしました的なこじつけがましい印象がちょっとね。実際にまずいのが多いし。
 ここで手に入れた中ではカワラケツメイ茶が上の下くらいの「やや当り」。ぜんぜん知らなかったんですが健康茶としてけっこういけてるんですね。ネット販売だと100gでも1000円以上する。説明書通りの量でも十分に香りは立ちますが、味はちょっと物足りない感じ。自分は濃いめの方が好きなので,大きめの急須にどっさり入れるようにしました。ここでは写真の100gパックを350円で販売していたので興味のある方は取り次ぎしましょう。

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 で、さんざん引っぱといて最後に温泉の話です。えー、第一印象はとにかく狭い。岩風呂と檜風呂のふたつがあり、男女をチェンジしながら供用しているようで、この日は男湯が檜風呂でした。ロッカーは全部で15個あるんですが、とても15人は入れない。洗い場が4ブースしかなく,そのすぐ後ろに浴槽があるために切迫感・狭歪感が強く、洗い湯が浴槽に飛ばないようにとすげえ気を遣いました。正直,8人も入ったらいっぱいです。岩風呂の方はどうなのか、日を変えて試してみましょうか。
 もともと単純弱放射能冷鉱泉なので加温・消毒でもいいです。温泉も地下資源ですから大切に使うべきで,源泉かけ流しがいいとは言いません。ぬる湯でじっくり暖まるにはいいのですが、いかんせんこの狭さでは他人様に気遣いして長時間は入りにくい。個人経営の銭湯型温泉以下の規模なので温泉だけを目的で来た人はたぶん二度と来ないと思います。建物の空間配分からして温泉に興味のない人の設計のように感じました。狭いことは想像以上にマイナスポイントが大きいことを関係者の方々は認識された方がいいです。
 また、段差のないバリアフリー設計を謳っているのはいいことのように思いますが,それはバリアフリーではないと一人でお風呂に入れないレベルにまで体力が落ちたお年寄りをより多く呼び込むことでもあります。温泉施設では倒れる人が必ずいます。私自身,てんかんの発作で倒れた人、自分で体を支えられず浴槽内で溺死しそうになった高齢者、の2例を実際に救助したことがあります。AEDもちゃんと置いてありましたけれど救急対応訓練をきちんとしているか,万一の場合、救急搬送先との事前申し合せはできているか、公共施設なのでそのあたりもきちんと掲示しておくべきでしょう。

 最後に良い点を明確にしておきます。やはり道の駅的性格がメインで,それにオマケとして温泉があるなと主従逆に理解すれば不満はなくなると思います。山口市・周南市間を往復する商用移動者が立ち寄ってうどんで軽く昼食を済ませる、夕方の帰路途中に立ち寄ってさっと温泉に入って帰宅する、そんな姿がイメージされます。また、中国自動車道の徳地インターチェンジから近いので,夜間も駐車場とトイレが開放されるようならそれこそ道の駅みたいなもので、周南市、防府市,山口市方面への車中泊旅行愛好家さんにはもってこいです。すぐ近くに島地郵便局もありますし、局巡り愛好家さんも一日の巡回ルートの最後にここで野営とかいいんじゃないでしょうか。

<重要な追記>
 観光資源の活用として道の駅みたいにせめて訪問記念のための記念スタンプぐらいは作ってください。できれば事務所で切手と絵はがき、または官製はがきも売ってくれれば記念スタンプを押して最寄りの島地郵便局で便りを差し出すこともできます。さらにベスト案としては既に全国各地で前例があるように専用郵便ポストを置く。ここに投函すると風景印等が押されますという専用ポストです。せっかくいい施設ができたんですから島地郵便局もこれを機会に風景印を作るんです。

【ブログで紹介した専用ポストの実例】
昆虫館ポスト
オホーツクの風
名前はまだない

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July 02, 2011

【スクープ】1957年に日本で国際切手展が既に開催されていた!

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 郵趣7月号<日本国際切手展2011>大特集号のP.14を開いてみていただきたい。日本最初の国際切手展が1971年に開催と理解できる。しかし、事実は違った!。図の小型印をよく見て欲しい。昭和32年つまり1957年には既に国際切手展が開かれていたという何よりの証拠である。くしくも今回と同じく横浜である。今までどこにも報告記事がなかったのが不思議だっ!。

 うそです。

 文末に全画像を掲載しておきますけれども,名称が「国際切手展」それも正確には「横浜国際切手展」という地方展であって、全身全霊神に誓ってローカル切手展です。ま、言ったもん勝ちなネーミング、ただそれだけのことでした。
 しかし、郵趣史的には興味深い面もあるのです。今でこそなんちゃらペックスというスタイルの切手展名称は浸透し,むしろ飽きられているフシさえありますが、日本での本格的な導入は1966年の第1回JAPEXからです。Japan Philatelic Exhibitonの略でJAPEXです。このスタイルはアメリカの郵趣シーンで愛用されていたものでJAPEXもそれに倣ったものです。命名者は魚木五夫先生です。ご本人のご講演で直接拝聴しました。名前だけでなく現在のアルバムリーフ形式での展示もこの時が日本最初です。
 ですから、それより9年も前に○○PEX式の切手展名称が既に使われていたとはちょっと考えもしていませんでした。この当時の切手展関係者でもしご存命の方がいらっしゃったら、YOPEXなる名称に至るまでのいきさつをぜひお聞きしたいものです。と同時に,こんな小ネタのために数年間も隠し持っていた私のサービス精神をも誉めてもらいたい!(笑)

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横浜中32.4.3(「八重桜掃部頭にも首があり」の掃部とは井伊直弼のこと)

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