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March 16, 2011

これが本当の「想定外」

110316

 遅番・夜勤続きでしたが年度末仕事のヤマ場を越えることができたので、明日あたりからようやく日勤に戻れそうです。それに伴って落札品・注文品も順を追って届き始めました。ゆっくり鑑賞できる時間ができて、なんだかカバー類も眩しく見えます。図のカバーも図案不統一にして色彩バラバラですから目がチカチカしますね。30年ほど前のものですが、こんな雑多な時代もありましたね。
 当時の低額普通切手を下から順に1円から20円まで貼ったカバーです。当時は9円切手はまだ存在しなかったので一桁額面ではそれだけが欠番です。この「全種貼り遊び」はみんなやったでしょう?。私も身に覚えがあります。ebayでどなたも入札されなかったので面白半分に札を入れておいたら最低値で落ちてきました。何かの話の種になるかな、ぐらいの気分で。
 ところが中身を見てびっくり。郵趣家によるお遊びカバーではなかったのです。商報(印刷物)が入っており、そこにはっきりタイプされていました。

STAMP FOR KIDS
As usual, the stamps used for mailing this newsletter have been specially selected to make your son, or daughter, or some other child happy.

 受取人の子どもを喜ばせるために意図的に貼り合わせたものでした。もちろん顧客の注意を引くためのちょっとした小細工ではありますが、いわゆる郵趣家便とは違います。
 切手の貼り合わせの面白さを演出した商用便は、通販の歴史の長いアメリカでの使用例をちょいちょい見かけますが、日本でそれを実行した例は、さてどうでしょうか?、ちょっと記憶にないです。外資系企業ならではの拾い物です。これこそ「想定外」でした!。

(フランス宛航空印刷物/差出人戻し便 新宿 1980.9.29消印)

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