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January 06, 2011

パソコン郵趣の黎明

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 今でこそ「パソコン郵趣」なる用語も一般化していますが,そもそもパーソナル・コンピュータが世に出る前の時代を映す郵趣アイテムは非常に少ないように感じます。今につながるパソコンのイメージの典型「モニター、キーボード,デスクトップ」の3要素を描いた切手を探してみると、確かに1980年代前半は少ないです。それもパソコンではなくオフコンや専用端末の類との違いが明確に描き分けられていなかったりします。それだけに未開地に踏み込むような収集体験が味わえるわけですが。
 郵便輸送に関しては1950〜60年代から世界各国で自動化の研究が進められていました。当時のコンセプトは機械化であって、必ずしもコンピュータの出番があったわけではありません。さりながら時代の必然もあり、いずれIT技術の導入も避けられなくなってきます。そんなアップルやウィンドウズが世に出る直前の時代、パソコン郵趣、コンピュータ郵趣の黎明期とも言える時代の実逓カバーをご覧に入れます。これも旧谷信勝コレクションの中にあったものです。
 リーダーズ・ダイジェストが差し出した窓付き封筒です。ただし、封筒そのものがパンチカード仕様になっているもので,表面(上図)に数カ所小さなパンチ穴が穿孔されています。裏面(下図)はもっと派手で、27個もの丸穴が開けられていますが、これは機能と言うよりデザインでそうしているのではないかと思います。数えたら表裏合わせて32個の穴+ひとつの宛名窓です。総じて「コンピュータで顧客管理しておりますよ」的イメージを印象づけるための装飾性を意図しているのではないかと。2ヶ月前に発行されたアメリカ初の郵便等級表示切手「A切手(コイル)」を使っているのも慎重に考慮されたものでしょう。イメージ戦略にかけてはRD社は徹底してると言いますかクドいと言いますか,独特の様式美を打ち出してきていますので、本カバーは意図がはっきり伺えていいですね。
 さて、これが実際に機能性をきちんと具備したものであったのか、当時のことをご存知の技術者の方がいらっしゃったら教えを乞いたいです。仕様によってIBMだとかHPだとか処理機の判別までできるようならベストなのですが。
(消印データ:RUTLAND,VT JUL 5 1978)

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