戦後の風景印
あけましておめでとうございます。年賀状交換を辞退させていただいている身ながら毎年数名の方からご挨拶をいただいています。たいへん恐縮です。その中からHYPER Philatelist、Fantastic Philatelistとして記録・紹介するにふさわしいアイテムを取り上げました。差出人は北海道札幌市の湯浅英樹さん。フルマラソンを走り切る「鉄人フィラテリスト」としてもご活躍中です。
(以下、テキスト全文)
戦後の風景印使用は1948年、昭和23年1月1日,24局で開始されましたが、63年後の平成23年1月1日,その戦後風景印使用開始日と同じ「23.1.1」という日付となります。今でも図案改正や局名変更などせず、継続使用しているのは、鎌倉、姫路,琴平,大山、霧島の5局。今は郵便局会社の印は年活字「23」とアンダーバーが入り、厳密には同じ印となりませんが、郵便事業会社の印は年活字にアンダーバーが入らないので,鎌倉支店,姫路支店,琴平支店で「23.1.1」が押印できます。また、昭和23年当時は金沢局でしたが、その後,金沢中央局に局名改称となったものの、郵政民営化で郵便事業会社金沢支店誕生に伴い,「金沢」印が復活となったため、「23.1.1」が押印可能。よって、63年前の初日印と同じ印が押せるのは、4支店です。
なお、図案は63年前と同じですが、局名改称や県名付与等されたのは新潟中局・支店(当時「新潟」)、石山寺局(当時「石山」、印は小さくなっているので、実質的には図案改正有)、屋島(現在,県名付与)、雲仙(現在,県名付与)があります。
2010.12.29記 厚別東局前通信2010-32(通算第383号)
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