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December 25, 2010

Stampedia(スタンペディア)のお薦め

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 今から20年ほども前、お江戸で東日本交換会なる小さな会を開催していました。その時からの知り合いで、当時は確か東大に入ったばかりぐらいじゃなかったかな。お父さんも知られた郵趣家で、多くは語らなかったけれども、たぶん彼もその影響を受けたものと思います。
 切手収集というのは聞いただけでは必ずしも良いイメージが湧かないのですが、本格的な郵趣家、それもフィラテリスト(Philatelist)と呼ばれるレベルにまで到達すると、デスクに向かって研究に取り組むその後ろ姿は、さすが150余年の歴史を持つ国際的な学術だけあって、神々しいアカデミズムを感じるものです。その空気感を彼ほどの者がまったく感じなかったわけがない。
 その彼も、せっかく東大に入ったのに陸上競技に明け暮れ、おかげでスギヤマ某からは「脳みそが筋肉」とかなんとか、わやくちゃなことを言われておりました。社会人になってからはしばらく疎遠でしたけれど、東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生した際には、楽天側の組織人としてニュース映像で彼の姿を目にして「一体、な、な、何をしちょるん?」とびっくりさせられたものです。と、計2回も驚かされたというのに、このたび3度目のびっくりを皆さんと共有したいと思います。

 彼の名は吉田敬。よしだたかしと読みます。Stampedia(スタンペディア)というインターネット上のオンラインカタログ・プロジェクトの主宰者です。彼曰く「世界で5番目の世界切手カタログを目指す」のであります。実は、少し前にグランド・デザインの話は聞いており、公表のタイミングを探っていました。数日前、出来の悪い方から数えて2番目の後輩こと板橋祐己くんが、委細を知ってか知らずかStampediaのことを自分のブログにざっくり書きやがりました(←よくわかっていると思うけど全て褒め言葉です)。改めて吉田さんに訊ねましたら、基幹システムの整備も完了し全面公開の機は熟したとのこと。ならば志向してHYPER Philatelistにおいても喜んで皆さんにご紹介することにしました。既に右リンク欄にも掲載してあります。
 切手カタログはフィラテリーを支える最も重要なインフラです。そのデジタル化もまた極めて重要な仕事ですが、過去の事例では必ずしも成功しているとは限りません。かのスコットカタログでさえ、デジタル・オペレーションの意味を正しく理解できておらず新版の発行が途絶えている状況です。その点で、IT分野に軸足をおいている仕事から、私は吉田さんに非常に期待しています。
 実際の採録国はまだ少なく、現時点ではアイルランド、イギリス、フランス、モナコ、ポルトガル、イギリス、タイの7ヶ国。しかし、順次拡充される計画なので暖かく見守っていただきたい。
 また、これが一番重要だと思っているのですが、せっかくパソコンが使えるのに外国語に対する苦手意識過剰でドメスティックなレベルに留まっている貴方、これを機にメンバー登録して外国語に慣れるチャンスとしてください。数ヶ国語が選べるのでさしあたって英語を選択してください。そこに並んでいる英文は中学生英語で十分理解できる平易で明りょうな文章になっています。そのことに関して吉田さんは何も言っていないけれど、非常によく吟味された文章表現で、そこに英語を母国語としない人々にも普及していこうというインターナショナル志向の強い意志を感じました。下にスタンペディア・プロジェクトのコンセプトを原文のまま掲載します。これが理解できれば何もおそれることはありません。
 よくわからなくてもまずは試してみるのが前進するための基本姿勢です。彼とそのプロジェクトに全幅の支援をお願いしたいと思います。

Stampedia was started on 1st Dec. 2009 to be the 5th world wide postage stamp catalog publisher in the future.
We want to show you all the postage stamps ever issued on the internet it'll take a long time.
We will also plan to make Stampedia the place where Philatelists can also have fun in blog, communication, exchange stamps, wantlist service and so on.

(注記)
 2011年夏以降、ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)の東京例会を準備中です。その際には吉田さんじきじきにStampediaの使い方に関するレクチャー、セミナーを行って頂けるよう計画中です。StampediaはFSCの指定標準カタログのひとつにしましたので、その点もご期待ください。

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