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December 21, 2010

ジブラルタル

101221

 1885年12月28日、パリのグラン・カフェでルイとオーギュストのリュミエール兄弟が考案した映画(シネマトグラフ)が初めて一般に公開されました。それから100年になるのを記念し、1995年は世界各国で記念切手が発行されましたが、図の英領ジブラルタルの切手が群を抜いた出来だと思います。世界的に有名な俳優・女優のポートレイトの光り具合がまさに映画のライティングそのもの。それを際立たせているのが背景のグラフィックスで、ぐっと明度を抑えた空間の奥におぼろのように国旗が描かれています。このコンストラストがたいへんに美しい。これこそフイルム映像の再現、ヨーロッパの色彩美です。率直に素晴らしい。

 ところがひとつ大問題があります。これだけ良質な切手を発行しているというのに、同郵政の現在の通販部門が完璧なおばかなのです。にわかには信じられないでしょうが、注文した品が間違いなく送られてきたことが一度もないのです。毎回何かが抜けている、取り違えている、まったく関係のないものが入っているといった状況で、正直なところ、アジア人だからとからかわれているのかとすら思いました。
 そしてついに今年の夏、注文した額のほぼ倍額に相当する2009年のイヤーセット(もちろん注文などしていないもの)がなぜか送られてきました。もちろん、クレジットカードの引き落としは注文時の金額のみ。私は大儲けですが要らんもんを送られても困りますわな。話はそれだけではありませんで、数週間後にはお釣りだといって全然違う人宛の小切手が送られてきました。
 さすがにこりゃあイカンと思い、セールス・マネージャーあてに今までの苦情を目一杯、そりゃもうちびりそうなくらい書き連ねて小切手を返送しました。国土も人口も少ないため、海外のお客さんに切手を売らないと成り立たない郵政事業体のひとつなのですからしっかりせえよ!ということです。
 ちょっとばかり利口で英語が喋れる大阪商人はおらんかー?。ビジネスのやり方を教えるとかゆって乗り込んでしまえ!。ジブラルタルなら簡単に乗っ取れますよ、ちょろいよ(笑)。

 ウィリアム王子の成婚記念切手も既に図案発表しているジブラルタル。企画も結構いいのでオンラインショップをご紹介はしておきますが、恐い人は真っ当に郵趣サービス社さんでお買い求めください。英語でケンカじみたやりとりも辞さない根性のある方のみどうぞ。

<ジブラルタル郵政オンラインショップ>
http://www.gibraltar-stamps.com/

【図案説明】
1)オードリー・ヘプバーン(1929-93)ベルギー出身
 タブのポスターは「マイ・フェア・レディ」
2)ロミー・シュナイダー(1932-82)オーストリア出身
 同「ルートヴィヒ -神々の黄昏-」
3)イブ・モンタン(1921-91)イタリア出身。後にフランスに移住。
 同「愛と宿命の泉」
4)マリリン・モンロー(1926-62)アメリカ出身
 同「お熱いのがお好き」
※ちなみにこれが今でも300円くらいで入手できます。ね、いいでしょ!。

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