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October 19, 2010

先達との交歓

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 スタンプショウ博多2010が成功裡に終了しました。私もささやかながら「面白FDC」と題したミニ講演を小一時間ほどさせて頂きました。大半が未発表アイテムだったせいでしょうか、日本切手収集家の多い土地柄にもかかわらず皆さんきちんと聞いてくださり、笑って欲しい所もちゃんと笑って頂けて安心しました。
 そのご縁でしょうか、アルコール専売制度10周年のFDCを入手しました。これは化学式が描かれた世界最初の切手であることで有名です。旧蔵者は宛先と同じ高名な収集家の谷信勝さん、差出人もまた超有名な三島良績さんです。素晴らしき二大コレクター間を渡って行った筋目正しいFDCです。注目していただきたいのがカシェ代わりに貼り付けられたサツマイモの葉です。この当時、アルコール製造と言えばサツマイモを発酵させて作るものでしたから、切手にも左右にサツマイモの葉が描かれています。しかし、そこは科学者であられた三島先生、『アルコール用にする「いも」の葉は♡(ハート形)でなく』三つ葉形状のものですと通信文に書かれ、それゆえイモの葉を貼り付けてあるのです。品種の違いによる葉っぱの形状の差異という専門的なことはわかりませんが、戦中以降盛んに栽培された品種「沖縄100号」の葉だと小さく注記してくださっているのが有り難いです。
 自分は様々なテーマにおける一番切手も集めているので、気の利いたカバーはないかと常に意識しています。ただの未使用切手を1枚買ってそれでおしまいというのでは面白くありませんから。その意味では十二分に気が利いていると思います。
 三島氏、谷氏とも全く面識はありませんが、先達の思想や哲学はこんな郵趣家便にこそよく反映されていると感じます。時空を超えた先達との交歓は、深遠なる長い郵趣の歴史を紐解いていくようでもあり感慨深いものがあります。このFDCは不肖ながらこの自分がきちんと受け継いで参ります。

◆講演依頼について◆
 特別例会・定例会など催事の規模を問わず、場を盛り上げたい時はぜひ声をかけてください。楽しくかつためになる郵趣のお話をいたします。もちろん謝礼も何もご心配は無用です。

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Comments

「や」さんへ
 あ、そうですね、当時の法令上どうなんでしょうねcoldsweats01

Posted by: すぎやま | October 19, 2010 at 11:27 PM

「郵趣家便」とありますが、当時、この大きささのサツマイモの葉を貼付して差し出すことが可能だったのでしょうか?
お教え下さい。

Posted by: 「や」 | October 19, 2010 at 10:38 AM

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