またがり貼り
昨日に引き続きニュージーランドの新切手の話題です。図の上海万博記念切手関係も購入しました。1枚の切手の半分が中国、反対側の半分がニュージーランドと、お互いの国の似たものどうしを上下反転して対比している図案です。イラストレーターさんの個性なのでしょう、独特のオドロオドロ感が不思議なテイストを醸し出しています。
して問題は上海万博の「オープニングデー・カバー」という商品(初日カバーではありません)。詳しい説明文もなく下の図版が掲げられているだけ。これで意味が通じるとでもいうのでしょうか?。外国郵政はこのような素っ気ないテキトーなインフォメーションが非常に多いです。商品を売ろうというのにこのいい加減さは何?。日本人の私たちにはどうしても理解できない壁も感じます。
切手の図案に合わせて中央からふたつに折り、封筒の表と裏にまたがるように貼っているのです。そして両面それぞれに赤色の記念印を押しています。封筒が2通あるわけではありません。
ごくまれにこのような「またがり貼り」の郵便物を見ることがあります。切手を貼るスペースがなくなったがゆえのやむをえない対応でしょうが決していい感じのするものではありませんね。この場合、切手をばっくり折ってるわけですし、面白いアイデアだと単純には割り切れない感じがします。むしろ、こんな異形(いぎょう)の物を作りたいがために切手のデザイン作成段階から狙ってやったんだろうと勘ぐってしまいます。また、アルバムリーフ上で表裏両面を見せるには2通必要になるわけで、2通単位で買ってもらおうというあざとい(?)意図も隠されているのかもしれません。
なお、またがり貼りされている切手の表裏それぞれに記念印が押されていますが、日本の押印規定では1枚の切手に対して二重押印はできませんので、よい子もわるい子もマネをしてはいけません。と私が書く時は暗に真似しろと煽動していると「正しい誤解」をされる向きもありますが、これに限っては完璧にムリです、諦めてください(笑)
■ニュージーランド郵政オンラインショップ
Expo 2010 Shanghai China
Comments
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Posted by: Eryx | August 21, 2010 07:15 PM