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April 13, 2010

最初は冗談かと思った

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 4月11日、広島のRCC文化センターで開催された即売会でGETしたFDCです。見ての通りカシェ部分が空白です。なんじゃこりゃ?と裏返してみると「切手趣味用封筒」「昭和36年実用新案登録願第46770号」等々の表記がありました。
 第5次・オリンピック東京大会募金のFDCで日付は昭和38年11月11日。この頃は民生用の軽印刷技術がまだまだ未発達で、身近にある印刷物と言えば活版印刷か平版(オフセット)の単色刷りぐらい。FDCを自作するコレクターにとっては記念銘等の文字を美しく描くことが課題でした。そのため、趣味と実益を兼ねてレタリングやペン習字、ガリ版の鉄耕筆を習う人が多かったように思います。パソコンでカンタンに文字打ちができる今とは状況がまったく異なります。

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 でもねえ、絵を描く側にいる自分の感覚では、絵が好きで描ける人は文字も上手です。きれいな字ではなくとも個性的で味のある自分だけの書体を持っている人も多いです。カシェ描きを趣味とする人で文字だけが苦手という人の方が少ないような気がします。カシェ絵と文字のバランスもそのつど考慮して変化させたい(させるべき)と思う感性も決して珍しいことではないです。
 つまり、この「切手趣味用封筒」を使う人は絵を書くのがそこそこ好きではあるけれども、水準としてはそれほどでもない面倒臭がり屋さんというあたりになります。てか、そんなコレクターって誰よ(笑)。
 当時の実用新案は今と違って全て審査されていました。出願社(者)の表記も何もないので、おそらく登録願はしたものの通らなかったのではないでしょうか。となると、この空白カシェも俄然輝いて見えるのがHYPER Philatelistのタチの悪いところです。この空白部分に何か手を加えた例をぜひとも入手したくなりました。よくよく記憶をたどって行くと、どこかで目にしたことがある気がしないでもないし(どっちだ?!)。可能ならばこれを考えた人、製作会社まで突き止めたくなりました。まずい人(自分のことだが)に見られちゃったねえ(笑)。

 これもまた「じんわりくるおマヌケ感」がたまりませんね。2通入手してきたので、またしても1通をプレゼントに供出いたします。左欄の「メール送信」から応募してください。当選者のみご返事しますから、返事がなかった人はすみませんがハズレと諦めてくださいませ。
(ごめんね告知:短期ですが今夜から夜勤シフトになりますのでご返事が若干遅れ気味になります)

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Comments

古い記事なのに失礼いたします。
この封筒ですが、おそらく「守屋郵趣工芸」の作成していたカシェだと思います。
空白の部分に、彫金、または刺繍の、切手にちなむ図案を貼り付けていました。
どういった経緯で空白になったままのものなのかわかりませんが、私も数点持っています。
大変失礼いたしました。

Posted by: 長谷川 | July 26, 2018 at 06:43 PM

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