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December 2009

December 20, 2009

3D切手一挙出現!

 今日は防府市の家を出て実家のある山口市へ。雪が降る前にとお墓の掃除をし、それから湯田温泉にゆっくり浸かってから帰宅するという、種田山頭火みたいな巡りの一日でした。
 さて、前回に続いてオーストリアのお茶目なPスタンプについての続編です。去る7月2日付で赤青メガネを使って立体視を行うアナグリフ切手が発行されました。8種連刷シートを組み込んだスタンプブックのスタイルで、SAURIER in 3D/恐竜、MONSTER in 3D/モンスター(のような生きもの)、MEERESTIERE in 3D/海の生きもの、の3冊が一挙刊行です。1冊にひとつずつ赤青メガネも付いています。Pスタンプとは言え種類にして計24種ものアナグリフ切手が発行されたことは大いに注目に値します。
 詳しいことを調べようと同郵政のオンラインショップにアクセスしましたが、既に商品のラインナップから削除されており、察するに売り切れた(SOLD OUT)のでありましょう。それではひとつ、ここで全シートの画像をご紹介することにしましょう。

<恐竜>
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<モンスター(のような生きもの)>
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<海の生きもの>
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▼また、特に迫力のある恐竜から2種を横ペアでどーん!と示します。
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 一般論として、Pスタンプはいわゆる正刷切手の下位にある存在ですので、主題の適不適や発行の経緯等の健全性、販売方式や価格の正当性さらに収集する側の各個人の価値観の違いから、これを集めないもしくは集める価値がないと判断する事例もあろうかと思います。しかし、これほど良く出来ていると、こ難しいことはさておき、とりあえず買っちゃおう!という気分になりますね。昆虫や魚類なんかも含まれていますし、面白切手コレクターのみならず、トピカル切手コレクターの需要も高そうです。
 3冊セットで24.99ユーロでしたが、SOLD OUTとなった(らしい)今、日本のディーラーさんはお幾らで輸入・販売してくださるでしょうか。

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December 19, 2009

Pスタンプへの点字エンボス加工

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 今年の秋は例年にない忙しさで、初めて郵趣誌の連載を休ませてもらったほどでした。その間に買いそびれたものはないかと、今にしてようやく各国郵政サイトを確認して回っています。そこですくいあげたのがこの「ルイス・ブライユ生誕200年」記念のPスタンプです。オーストリアが6月9日に発行した裏糊式・フレームタイプで、額面数字の「55」を点字エンボスしています(図版右は裏面)。Pスタンプでのエンボス加工はこれが世界初ではないでしょうか?。
 自由度の幅が広いのがPスタンプの良いところですが、オーストリアは目に見えてアヴァンギャルドになってきています。かつてないほどのエンターテイメント性を発揮できるのが最大の魅力ではあるものの、かくも前衛的ですと仕事が忙しいからといってうかうか郵趣活動を休んでもいられません。痛し痒しですね。
 なお、発行枚数はわずか5,000枚とのことです。いわゆる正刷切手ではないので、おそらく郵趣誌の世界新切手ニューズには掲載されないと思います。要注意です。

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December 05, 2009

フィジーが新切手の発行を停止中

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 2009年3月、野生生物専門の画家でフィジーの主要切手デザイナーであったジョージ・ベネット氏(George Bennett)が死去しました。氏は過去十数年にわたりほとんどのフィジー切手をひとりで担当していました。そのため、同年3月以降の発行が全面的にストップしてしまいました(詳細は郵趣2009年11月号P.27参照)。
 氏のイラストレーションは特に好みのものではありませんでしたが、永年にわたる業績に敬意を表すべきと思い、最後に手掛けられた「ハト」4種(2月17日発行)の公式FDCを入手しました。カシェも氏の作ですので単片4種だけよりもはるかにインパクトがあります。
 ところが、8月17日に「婚礼」4種が発行されていました。デザインのタッチが明らかに異なるので、おそらく別人の作品でしょう。どうやら、この4種を最後に、本当に新切手の発行が停止してしまったようです。ついでにこれも入手しましたら、20c切手がえらいことになってました。
 絵本に出てくるようなステレオタイプな「王子様」となぜか日本のゲイシャガールが(笑)。し、しかも、そのキャプションが「Chinese Wedding」とあります。本来の主題であるべき中国の「ち」の字もカスってない無茶ぶり。これほどヒドいと、襟の左前・右前も違っているなんて細かいことはカスんでしまいます。もう、一体何をやってんだか・・・・・。

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December 03, 2009

見本券組み込み小型シート

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 ニュージーランドがまたまた興味深い小型シートを発行しました。同国ではよくある郵趣イベント向けアイテムで「全国切手展TIMPEX2009記念」小型シートです(2009.10.16)。この手のローカル関係シートは郵趣誌の世界新切手ニューズには掲載されないことが多いのでご注意を。
 2009年発行のヒラリー卿追悼切手から3種と1994年発行の$20マウント・クック普通切手を再現した見本券を組み込んでいます。同国は1995年にも「POST 'X 95/オークランド郵便史博覧会」小型シートを見本券組み込みで発行していまして、おそらく本件が同国および世界で2番目だと思われます。
 特に重要だと思われるのは$20見本券のスペックです。私が見る限りオリジナルの切手を金箔押しとグラビア印刷で正確に再現しています(オリジナルは金箔押し+凹版)。表面に透明ニスで反復印刷されている"New Zealand Post"のロゴもそのまま。しかも、本来、凹版彫刻であった部分はかの故スラニアの手によるものですから、グラビアで再現されたスラニア切手の亜種ということにもなります。
 その他にも見本券はいわゆる切手ではないので、目打穴も穿孔されていますから「穴開き切手」の仲間になります。また、Philatelic Trustへの寄附金$2.50を上乗せして$6.50で販売されましたので「割増切手」であり、かつ「寄附金額非表示型切手(小型シート)」でもあります。
 興味のある方はニュージーランド郵政のオンラインショップで直接注文してください。

<Timpex Exhibition>
http://stamps.nzpost.co.nz/Cultures/en-NZ/Stamps/NewZealandCurrentIssues/TimpexExhibition/

(注:2010.05.11追記しました)

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