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November 11, 2009

面白FDC

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 約1.5ヶ月ぶりの更新です。本業の超多忙と同時に、10年に一度かかるかどうかという強烈な風邪をうつされるなど、かなりタイトな毎日を送っていました(風邪は抗生物質を点滴してもらってやっと治りました)。今も深夜勤務シフトが続いていますので、できる限りでの更新ということでご理解ください。

 以前から度々記していますように公式FDCは切手同様に扱っています。カシェや記念印のデザインも切手と同じデザイナーさんが手がけていることが多く、クオリティも決して見劣りしないからです。公式FDCの伝統がない日本とは大きく違う郵趣シーンのひとつです。
 その、オフィシャルなはずの公式FDCも時として、お茶目でとんまで愛らしいアイテムが予期せず出現することがあります。それをこのおじさんが見逃すはずがないぞよ(笑)。
 図はオーストラリアが発行した「マイクロ・モンスターズ」です(郵趣12月号で詳しくご紹介予定)。上は完セット貼りで下はその小型シートですが、おかしい点があることにお気づきでしょうか。いかなる理由か同じFDC用封筒を使っているため、小型シートの方はカシェの一部を隠してしまっています。これでは何の絵かわかりませんね。オーストラリアほどの立派な国が、これほど明りょうな単純ミスを犯すのは非常に珍しいです。
 また、下はカナダが発行した加貼用普通切手2c「オオカバマダラの幼虫」の公式FDCです。これはもう一目瞭然、いくらなんでも気持ち悪過ぎるではありませんか。山口県民であります私ゆえ、幼少時より県木のナツミカンに集まるアゲハチョウの幼虫にも慣れていますが、ここまで大量に描かれてはさぶいぼ出まくりです。この破壊力は他に類例がないと思います。なお、製作数は21,700通です。
 いっそのこと蝶切手収集家の某ヤタベ君に嫌がらせに送りつけてやろうかと思ったのですが、予想に反して喜ばれそうな予感がしたのでやめました。なんせ、昆虫切手コレクターと言ったら芋虫や毛虫なんぞも可愛いとのたまうヘンタイ揃いですから(言い切ったねえ、怒られても知らないよ)。
 真面目な話に戻しましょう。額面2cは日本円でわずか1.7円です。その単貼りの公式FDCを作ることができる押印規定を持つ、カナダの柔軟な郵趣振興施策の実例として評価できます。記念押印には最低50円分(はがき代)の切手が必要だと規定している我が日本国では同様のFDCは作ることができません。その理由は押印業務にかかるコストの問題だと言い、かつまた実は50円でも足りないのだと説明されていますが、それが些末な言い訳であることはこの例を見れば明らかです。カナダにできて日本にできない理由はただひとつ「やる気がない」だけです。

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