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August 20, 2009

優秀なマンガおたくの人材が必要

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 私たち郵趣家(切手収集家)も「切手マニア」などと呼ばれることに強い抵抗感を覚えるので、「マンガおたく」という表現に同様の反感を買ってしまうかもしれません。それも私自身の知識の無さゆえのこと(後述)であると、ひとまず棚上げして話を聞いていただきたく存じます。

 来る2009年10月6日、オーストラリアが「LET'S GET ACTIVE!」と題する6種セットの切手を発行します(上図)。勘の良い人ならすぐにピンとくることでしょう、そうです、日本漫画風イラストレーションのデザインです。同郵政の郵趣広報誌Stamp Bulletin 300号によりますと、Japanese manga comics and animationに強い影響を受けたJames Hartさんの作品ですと、はっきりインフォメーションされています。
 これ以外にも昨年ベルギーで、日本人の女性電気技師という設定の漫画「ヨーコ・ツノ」が切手になっています。これも作者は日本人ではなく、日本漫画にインスパイアされた同国の漫画家Roger Leloupさんです。
 さらにJapanese Styleの漫画は韓国では山ほど切手になっていますし、アジアはもちろんのこと、全世界で切手採用の動きが加速しています。
 私たち日本人が気付かないうちに日本漫画風図案の切手が地球規模でじゃんじゃん発行されるようになるのは時間の問題のようです。さりながら、今の日本にはこの分野に強い郵趣家がひとりもいません。私もかろうじてガンダム位はわかりますが、仮面ライダーもわかるのは2号まで。えばんげりおんとやらになるともうさっぱり。自分自身も多少は絵に関係のある職業(工業デザイン)で、漫画家のイトコもいますが、やはり研究者となるとぜんぜんあてになりません。 レベルが違い過ぎます。
 日本製の漫画やアニメが輸出されるだけの時代は過ぎ、今はそれらに影響を受けた各国の漫画家、アーティストによるJapanese Style Artが続々と産み出されています。ですからファンタスティックな郵趣文化の将来を考えれば、どうしてもこの分野に強い人材が必要なのです。鳥獣戯画から浮世絵、北斎漫画、現代のアニメ、そして全世界へと、時間と空間を超えて広がるテーマであり、絵画切手、ジャポニカ切手などにおいて極めて重要なカテゴリを形成するものです。
 現時点でもすでに漫画本を読む姿を描いた切手、ベルギーの漫画センターを題材にした切手など、非常にコアなアイテムも発行されています。私も全面的に支援する気持ちでおります。どなたか若くて優秀な生粋のマンガおたくの中で、このジャンルを請け負いましょう!という人はいませんでしょうか。改めて言うまでもなく、このジャンルの第一人者になることが約束されたようなものなのですが。

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↑世界最初の漫画切手(無目打・田型)。ブラジル・1949年6月18日発行。戦闘帽をかぶり楯を持った鳥を描く航空隊のマーク。

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Comments

切手の博物館と京都の精華大学とか国際除法センターとかの共同事業でやってみるのもいいかもしれませんね。

Posted by: 岡本 哲 | August 21, 2009 at 03:09 PM

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