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June 07, 2009

特報!・あの切手帳の完本を発見

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 昨日、仕事が終わってから山口県下松市のモール周南へ行ってきました。3階の催事場でスタンプショウ周南が開催されていたからです。
 先月のスタンプショウ=ヒロシマの時、パインンスタンプさんから満杯詰めの段ボールを一箱預かりました。量が多くてその場では見終えることができなかったので、スタンプショウ周南の時にお返し&清算するからということで預からせてもらったのです。大阪万博の時にパビリオンが配布した切手入り小袋(入場記念品)や外国切手の寄せ集めストックブックなどが主体で、HYPER Philatelistであればこそ"お宝"であっても、ま、マトモなコレクターさんにとっては"ゴミ"とか"雑品"と言われるしろものです。
 というようなことを書くと本気にする人もいるのできちんと説明しますけれども、紙くずと言えども何かしらのテーマや目標を持ってさえいれば、そしてそれが他の人にも共感を得られるような積極的で合理的な意義付けがありさえすれば立派なコレクターズ・アイテムとなるのですよ。
 その典型的な大珍品が上図です。これ、何だかわかりますか?。30代以下の人にはさっぱりわからんかもしれません。しかし、それより上の人は、一目見ただけで大爆笑でしょう。その正体はこれです。

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 今はなき(廃業)あの東京切手センターのアプ帳、その完本です。表題は「世界の切手ブック」中身は12ページです。
 各ページにヒンジ止めされている切手は、そのいずれもがパッケット材料用のくず切手で、これを最低1枚20円、高いものでは50円でアプルーバル販売していたものです。昭和40〜50年代に、このようなほとんど何の価値もないくずのような切手を使って、子供たちの少ないおこずかいの一部を、あるいは大部分を巻き上げていたのですから、ちょっとひどい言い方をしますけれども典型的な子供騙しのモンキービジネスです。駄菓子屋や文房具店、書店などで売られていた、同様のくず切手の吊るし売りとまったく同類です。当時の大人たちはずいぶんとひどいことをしていたものですが、それは、貧しい人々がまだまだ沢山いた当時の社会背景も考慮せねばならないことではあります。
 それにしても、大半の少年切手収集家が一度は"してやられた"はずなのに、私も含め、その恨みつらみを忘却の彼方に押しやって、ただただ懐かしく思うのです。値段の高低や難易度の多寡に関わらず、切手を眺めているだけでハッピーだった"あの頃"を思い出しませんか?。今、これを読んでいるアナタ、ニヤけて読んでるでしょ!。もちろん、私も同世代です。

 さて、お懐かしがってばかりも面白くないので話を元に戻します。同社の廃業と共に、これらアプ帳のほとんどは失われてしまったものと思います。まさか、廃業時に何らかの横流しがあったのかもしれませんが、前述のように郵趣的価値はほとんどないに等しいため、引き受けたところで扱いに困るのが関の山。また、横流しされたとしたら残存数がもっとあってもいいはずです。結局、こうして完本で残っているのは1冊丸ごと購入した場合ではないかと、至極ありきたりの推論に落ち着かざるをえません。
 どうでしょう、同じ「完本」を所持しておられる方はいませんか?。ここまでマニアックな対象をきちんと捕捉していると思われるのは、JIPPのDOCTORイノウエくん、静岡のM谷さん、"正しい人"のウオキ先生くらいしか思いつかないのですが。
 あ、もちろん、郵趣イベント、切手展等での現物リースは喜んで応じますので、ご希望の方は遠慮なくご連絡ください。

 そして初日のスタンプショウ周南が終わり、アオヤマスタンプさん父子、パインスタンプさんと遅い夕食を囲んで自宅に帰った時には、世界の東京オリンピック記念切手類が詰まった一冊のストックブックが増えていました。パインさんの新入荷品からのブック丸ごと買いです。預かり品を返しに行ったら逆にモノが増えてしまったよ。

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