昭和の香り立つ連番カバー
北海道旭川在住のナルセさんにご恵送いただきました。旭川 平成21年2月1日、2時1分差し出しの引受時刻証明の連番カバーです。飲み屋でいい気分になっている時にふと閃いて作成されたそうです。そういうノリはおおいに共感できますねえ(笑)。いつもどうもありがとうございます。
昭和50年代後半〜昭和末期には、こういうゾロ目・連番消印を好んで押す人がけっこういました。平成になってもしばらくは見受けられましたが、最近はほとんど見かけなくなりました。往時の作成者さんたちの多くはかなりのご高齢になられているでしょうし、私もこのカバーを見てふと昭和の香りを感じたのでした。
郵趣の場合、切手と消印を組み合わせて収集品そのものを自分で作ることができるという、他の収集趣味には見られない特徴があります。一般に、伝統郵趣的価値観では「作り物」という一段低い評価がされがちですが、そうではなく、「作ることができる」面をプラスに持って行けるはずだと考えています。それは、ある種の現代アートに成り得ると思います。いつか、そのことを提示する「作品」をお見せしたいと虎視眈々と準備しているのですが・・・・・。
Comments
カバーの紹介有難う御座います。元々は道内在住の収集仲間が作成していましたが、収集仲間も活動を休止、引き継いで(?)います。
「郵趣家」ならぬ「郵酒家」はやめられそうにありません。
Posted by: ナルセ | February 05, 2009 07:43 PM