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February 2009

February 24, 2009

金の自由化と金箔切手

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 「切手のつどいin広島」での収穫品紹介その2です。パインスタンプさんのお薦めで購入したガボン共和国発行の日本万国博記念金箔切手です。しかし、目玉は切手そのものではなく、初めて日本に輸入された1973年頃の販促チラシの方でした。(ポップアップで拡大図が開きます)

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 PR文の全文をご紹介しましょう。

─────1970年、大阪で開かれた世紀の祭典<日本万国博>は、まだ皆さまの記憶に新しいことと思います。会場では各国の記念切手が、各パビリオンで発売され、大変な売行きでした。
 そのなかで、アフリカのガボン共和国の切手だけは、発売することができませんでした。それは純金(999:1000)のため、輸入が許可されなかったためです。発行数5000枚という僅少のため、当社は当時これをスイス銀行に預けておきました。
 いらい3年。収集家の間では幻の切手として、郵便物の上にはられてきた、ごく少数が極めて高価で取引きされていました。今回、金の自由化にともない、輸入できましたが、あまりにも少数のため、デパートなどで宣伝して販売できませんので、ごく限られた方に、ご案内することにしました。
 この切手は、純金をうすい箔にして作ったものですが、額面が1000フランという高額であることも、仲々簡単には手に入らぬものでした。またとない入手のチャンスです。─────

 私はこの話をまったく知りませんでした。世界最初の金箔切手「シュヴァイツァー博士追悼」(1965)を発行したガボンですから十分ありうる話です。もし本当ならば、初期の(本物の)金箔切手の類はすべて、ニクソン・ショックあるいはブレトン・ウッズ体制の崩壊、その結果による金の自由化との関係を考慮しないわけにはいきません。パチもんだのバッタもんだのと軽く見ていた傾向もありますが、金箔切手がまったく違った姿に見えてきました。当時の委細をご記憶の方はいらっしゃいませんか?。

 ちなみに当時の私は小学校6年生で切手収集にはまだ着手していませんでした。

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February 23, 2009

オバマ新大統領就任式記念カバー(メイド・イン・ジャパン)

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 昨日2月22日に開催された「切手のつどいin広島」に出かけてきました。活動的な営業で信望も厚いマサ・スタンプこと山本誠之さんのブースを発見して直行です。昨年のJAPEXの時だったか、オバマ新大統領就任関係のアイテムを福井県小浜市関連で作成予定であることを聞かされ、その場で予約を申し込んでいました。そして実際に出来上がったのが上掲の記念カバーです。
 リベリアが発行したオバマ大統領、バイデン副大統領の当選記念切手を用い、日本切手との混貼(コンビネーション)による小浜郵便局2009年1月20日の消印を押しています。ワシントンDCのSOUTHWEST STATION局の到着印もばっちりです。図のようにオバマさんと欧文印、オバマ&バイデンさんと欧文ローラー印の組み合わせ違いを、ホワイトハウスと議事堂のカシェ違いで2通買わせてもらいました。この他にも組み合わせパターン違いで数種類作成されたそうです。
 えーっと、許可を頂いたので追記しますが、この記念カバーはアメリカのディーラーさんから1,000通単位で製作依頼されたのだそうです。マスコミが報じた福井県小浜市の勝手連的な騒ぎぶりはアメリカにもしっかり伝わっていたからなのだそうです。こんなことで国境を越えた情報化社会を実感できるとは!。それに引きかえ、当の小浜郵便局はいろいろ事情もあるのでしょうが、一連のお祭り騒ぎに便乗しての郵便商品販売等のことどもとは無縁だったようです。まあ、そんなもんだろうなという気もしますが、せっかく官公庁ではなくなったのに勿体ないな、営業センスがないな、と正直、残念な思いもします。
 アメリカ郵政公社が製作した就任記念カバーのことは、今年元旦の記事でお知らせ済みですね。このマサ・スタンプ製カバーとセットでコレクションされてはいかがでしょう。お値段は上が900円、下が1,000円というお手頃価格です。詳細は山本さんに直接お問い合わせください(郵趣2月号P.72の広告を参照)。

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February 03, 2009

昭和の香り立つ連番カバー

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 北海道旭川在住のナルセさんにご恵送いただきました。旭川 平成21年2月1日、2時1分差し出しの引受時刻証明の連番カバーです。飲み屋でいい気分になっている時にふと閃いて作成されたそうです。そういうノリはおおいに共感できますねえ(笑)。いつもどうもありがとうございます。
 昭和50年代後半〜昭和末期には、こういうゾロ目・連番消印を好んで押す人がけっこういました。平成になってもしばらくは見受けられましたが、最近はほとんど見かけなくなりました。往時の作成者さんたちの多くはかなりのご高齢になられているでしょうし、私もこのカバーを見てふと昭和の香りを感じたのでした。
 郵趣の場合、切手と消印を組み合わせて収集品そのものを自分で作ることができるという、他の収集趣味には見られない特徴があります。一般に、伝統郵趣的価値観では「作り物」という一段低い評価がされがちですが、そうではなく、「作ることができる」面をプラスに持って行けるはずだと考えています。それは、ある種の現代アートに成り得ると思います。いつか、そのことを提示する「作品」をお見せしたいと虎視眈々と準備しているのですが・・・・・。

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