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September 22, 2008

世界最初の寄附金付き永久保証切手

080922

 カナダ郵政の郵趣広報誌dertails最新号によりますと、表題そのまんまの多少ややこしげな初物アイテムが、来る2008年10月6日に発行されます。題材は"Mental Health"、日本語では「心の健康」です。料額表示はカナダの永久保証切手の商標"PERMANENT"(国内郵便用52c相当)のPマークに10cの寄附金が付加されています。10面を納めるセルフ糊式切手帳の形で発行され、売価は6.20カナダドルです。
 永久保証切手と寄附金の組み合わせは意外といいかもしれませんね。寄附金付き切手は郵便料金と寄附金との混同をしがちです。天下の東京中央郵便局でさえ間違っている実逓カバーを持っているほどです。しかし、永久保証のPマークによる表示だと違いがはっきりわかるので混同防止効果が期待できると思います。

<呼称について>
 カナダのPERMANENT STAMPやアメリカのForever Stampsなど、私は必ず「永久保証切手」という名称を用いています。他では「永久使用切手」なる表現も見かけますが、私一個人の考えのみならず広く一般的に「永久保証」と記すべきだと強く主張します。郵便切手は使用禁止すると宣言されない限り基本的に永久に使用できるものです。そもそも永久に使えるのが当たり前です。現在の郵便料金が値上がりしても、追加料金なしに同じ郵便等級の郵便物を送ることができるという点こそが重要です。郵便料金額ではなく「郵便を送ることができる権利」こそが重要なのですから、これを「使用」なる日本語でくくるのは、言葉として平易ではあっても本来の意味を完全にカバーしきれていません。
 かつて昭和56年、日本で旧来の年号彫刻和文ローラー印が一部の郵便局で継続使用された時、深く考えずに「年号直彫ローラー印」と名付けたのはこの私です。もちろん、これほどまでに名称が定着してしまうとは予想だにしていませんでした。しかし、逆に直接彫刻しない「間接彫刻」などというものは存在しませんから、「直彫」なる言葉は意味こそ間違っていないものの安易に造語し過ぎてしまったという強い後悔があります。その失敗(と自分では思っています)の反省から、新しい郵趣用語を考えねばならない時は、第一に意味が正確であること、第二に平易な言葉であること、を基準にしています。
 ですから「永久使用」は、言葉は平易ではあっても意味が違うので絶対に使用すべきではないと訴えます。いずれ、ふさわしい名称に落ち着くのでしょうが、ぜひとも「永久保証」なる用語に賛同していただける方が一人でも多くなりますようにとお願いする次第です。

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