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May 21, 2007

宇宙観測ロケット第一回打上げ記念

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 ふだんは専らebayを利用しているのですが、なにげにYAHOOを覗いたら偶然目にとまり、無競争の最低値で落札できました。
 なぜ入札したかといいますと、かつて鹿児島に住んでいた当時、地元郵趣家のAさんから聞いた一言を覚えていたからです。それは「ロケット発射はしょっちゅう打ち上げ延期になるので小型印は認可されない。そのかわり風景印に打上げ場面が描かれているので、それを小型印がわりに押印している。」というものでした。事実、風景印押しの記念カバーばかり目にします。日本では鹿児島県の内之浦と種子島のみが、いわゆるスペース・フィラテリー(宇宙郵趣)の独壇場ですが、残念ながら記念カバーの作成・収集が盛んとは言い切れないのは、記念の小型印の使用が回避されていることも不人気の一因でしょう。

 旧鹿児島宇宙空間観測所の正式開所は1963年(昭和37年)12月9日。しかし、前年の1962年5月24日にK-8型10号機の爆発事故により秋田実験場が使用できなくなったこともあり、正式開所を待たずに1962年8月から使用開始された。・・・・・のだそうです。

 改めて本カバーを見ますと、これにはしっかりと鹿児島・内之浦局の小型印が押されています。銘もまさしく「宇宙観測ロケット第一回打上げ記念」であり、日付は昭和37年8月21日です。おそらくこれが内之浦宇宙空間観測所(旧鹿児島宇宙空間観測所)関係の郵趣アイテム第1号ではないかと思われます。最初だったために打ち上げ延期等のリスクがあることまで考えが及ばず、それが幸運にも小型印使用が実現したのだろうと推測しています。
 また、製造銘がないのでカバー自体は誰が作ったものかは不明ですが、カシェに印刷されているロケットはK-9M型のようで、その点も不自然さはありません。
 さらに図版ではわからなかったものの、実物が届いてみると貼られていたのはコイル切手だったこと。鹿児島の「鹿」の字が「广」に「兼」の略字であったことも嬉しい余録でした。これ以外にも小型印が使われていないか等、さらに詳細を解明してみたいアイテムです。
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