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March 2007

March 27, 2007

「中国5県の鳥」発行にちなんで

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 来る5月1日にふるさと切手「中国5県の鳥」が発行されます。原画作者は長門市在住のイラストレーター尾崎眞吾氏です。実は、尾崎先生とは昨年夏から一緒に仕事をしていました。先生に秋芳町営団地壁面に設置するレリーフの原画を描いていただいたのです。テーマは「秋芳洞の清流とカワセミ」です。
 壁画の方がふるさと切手より少し早く完成しましたのでご披露します。先生独特のタッチを生かす工夫が奏効し、楽しいランドマークになりました。場所は秋吉小学校のすぐそば、八重交差点に面して建っている八重団地A棟です(隣接するB棟のレリーフも先生の作「秋吉台とアザミ」です)。観光バスが必ず通る道路沿いですから、旅行にお越しの際はぜひご覧ください。

◆中国5県の鳥
 http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/2007/h190501_f.html

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March 22, 2007

アメリカも永久保証切手を発行予定

今しがた目にしたニュースです。来る5月14日にアメリカの郵便料金が値上げされます。現在は国内第1種基本料金が39c、これが41cになります。それに合わせて、アメリカも永久保証切手を発行すると発表しました。今後、いかに値上がりしようとも永久に国内第1種に使えます、とのこと。図案など詳細は未発表のようです。商品名は「フォーエバー・スタンプ」(Forever Stamps)です。

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March 21, 2007

幕末志士たちの手紙展

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 ちょっと萩に行ってきました。

 ふらっと行けちゃう的なノリがプチ自慢だったりします(笑)。同じノリで1〜2時間もあれば自家用車で関門海峡も津和野にだって行けるのですが、今日は萩のお話です。萩博物館で表題の企画展が去年暮から開催されていることは知っていたのですが、なかなか都合がつかず、やっと今日行くことができました。

 午前中にお墓参りを済ませ、国道262号線をひたすら北上です。かつての旭村が合併で萩市になった結果、山口市からいきなり萩市に入ります。このあたり"東京23区から一歩出た途端に八王子市"みたいなもので、いまだに違和感がぬぐえません。
 この企画展、時代が時代だけに、郵趣で言うところの実逓カバー、エンタイアの類は全くと言ってよいほど期待してはいませんでした。仮にあったとしても中身の手紙がメインであってガワの封筒は余禄のようなもの。直筆サイン入り郵趣品も集めているので、郷土の志士たちの筆跡をじかに見るのもまあアリかなと思った次第です。
 書に関しては言うまでもなくド素人なんですが、久坂玄瑞のは好みでした。吉田松陰先生(山口県では呼び捨てにすると無礼者扱いされます、これ常識)のは知識がないこともあいまって、普通の手紙とフォーマルな手紙とでは同一人物とは思えないくらい筆致が異なっていたのが印象的でした。たぶん、意識的に変えていたのでしょう。今で言うところの原稿用紙のような、字の升目が印刷された紙には、ひどく右肩上がりのカクカクした字を書いていました。まるで、私たちもともだちの中に必ず一人はいた"レポート用紙の行に合わせて均一な字を書いていた奴"みたいな感じ。てなことを言葉で説明しても伝わる訳がないんで、松陰先生の書を見る機会があったら思い出してください、です。
 このコレクションは明治から大正にかけて医学者・政治家として活躍した、萩出身の山根正次氏が集めたコレクションで、ご子孫が萩博物館に寄贈されたものです。「かつては情報を交換するツールとしてもっとも重要な位置にあった手紙」(パンフレットより)の実例として、郵政民営化を直前に控えた郵政関係者こそ見て欲しいと、それは冗談抜きでそう思いました。

 その後は、2つ目の目的である萩ビール村塾の買い出しです。4種類のビールを取り混ぜて6本セットにしてもらいました。ただいま冷蔵庫に入っておりますよ。明日の夕食時が楽しみですなあ。
 そして3つ目の目的、阿武川温泉にも浸かり、午後8時前に帰宅しました。この阿武川温泉は阿武川ダムのすぐ下にあるという珍しいロケーションなので、知らないで行くとけっこうびびります。ダムの建設中にたまたま見つかった源泉で、わずかに硫黄臭のあるアルカリ泉です。露天風呂の温度が低く抑えられているうえに、加熱・加水をしていない35度の源泉水も注ぎ込まれているので、ヌル湯で時間をかけて入るのがお好きな方にはかなりお薦め度が高いです。ここも元は川上村でしたが、旭村同様、現在は萩市になりました。入湯料は400円です。

 <オススメ観光ポイント>
・萩博物館
 http://www.city.hagi.yamaguchi.jp/hagihaku/
・萩ビール村塾
 http://www.e-yuzuya.com/04beer/sonjyuku.html
・阿武川温泉
 http://park16.wakwak.com/~yuzu/spa/fureai.htm

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March 18, 2007

おふくろさんの歌碑

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 森進一さんが歌っていた「おふくろさん」の歌詞は、原作者の川内康範氏に無断で改編されていたためにどーのこーのしたっちゅー件は、内心、「ありゃまー想定外だがねー」とか思っていました。かつて鹿児島県いちき串木野市に住んでいた時に、まさしく「おふくろさん」の歌がらみの小型印を提案・実現していたからです。旧HYPER Philatelistホームページの記事を加筆・修正の上、以下に再掲しておきます。

 1999年10月31日、歌手の森進一さんの大ヒット曲「おふくろさん」の歌碑が、森さんの亡き母尚子さんのふるさと、鹿児島県下甑村(しもこしきそん/下甑島)に村民有志によって建てられ、除幕式が行われた。山梨県で生まれ鹿児島市で育った森さんは1966年デビュー。「おふくろさん」は川内康範さん作詞、猪股公章さん作曲で71年に発売されてミリオンセラーになった。森さんはこの曲で同年のレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞した。
 尚子さんは下甑村手打(てうち)に生まれ育った。島を出て結婚し、森さんを頭に2男1女を産んだが離婚。その後、鹿児島市で子ども3人を一人で育てた。「おふくろさん」発売の約2年後、47歳で亡くなった。森さんも立ち合って除幕式が行われたが、自身が村を訪ねたのは初めてだという。(00.10.31、報道各社より)

 1999年8月末に歌碑建立計画をニュースで知り、甑島の郵便受け渡し担当局である、ここ地元の串木野郵便局に「おふくろさんの歌碑除幕記念」の小型印2種のデザイン提案しました。10月31日、ほぼ提案通りの小型印2種と記念タトウ(森さんのメッセージとサインを印刷)が発売されました。 図案は左から
・小型印その1:甑島特産の鹿の子百合(かのこゆり) 鹿児島・手打局
・小型印その2:ねんねこ 串木野局
・風景印:串木野局
 小型印その1の原画およびタトウ表紙中央の母子の水彩画は、毎年スタンプショウかごしまの小型印原画を描いてもらっている前夷真由美(まええびす・まゆみ)さんの手によるものです。小型印その2の原画とタトウのデザインプランは私、椙山がやりました。
 なお、平成11年10月31日にちなみ切手は110円、100円、310円切手が貼られています。串木野局では2,000部制作し、10月31日の一日だけで500部を販売したそうです。
(再掲文は以上です)

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 おふくろさんの歌碑は、前に人が立つとセンサーが感知して自動的に歌が流れる仕組みです。歌っているのはもちろん森進一さん。これに収録されている歌は原詩通りなので問題はないだろうと、管轄するさつま川内市役所は言っているそうですが本当にそうかい?。川内康範氏いわく「森くんには歌わせない」という強い希望がおありなのですから、法律的にはともかく、何もしないで従来通りというのは常識としてちょいと違和感があります。
 いずれにしても小型印とタトウ関係一式は、企画提案した郵趣品ということで個人的なアイテム扱いでしたが、分類変更しなくてはならないかも。著作権・肖像権問題に関わる切手も少なからずありますので、権利関係ファイルを新たに作ってそちらに移すとしましょうか。
 なお、この小型印押し記念タトウはほぼ完売の大当たりだったと、後日、当時の串木野郵便局長さんじきじきに承りました。森さんの場合も例外ではなく、追っかけオバチャンたちは、それはそれは凄まじかったそうで、除幕式にも実際に駆け付け、タトウを束で買い込んでいたそうです。固定ファンの絶対数と経済力が、企画郵趣商品の売れ行きを左右するあたり、今のフレーム切手のマーケティングとまったく一緒ですな。もちろん、この時のは「まぐれ当たり」なんですが。

<おまけ>
 個人的に川内康範氏のファンです。月光仮面の原作者にしてあまたの歌謡曲の作詞家でもあり・・・その幅広い創作活動には超人的なものをも感じます。せっかくですから、特に好きなレインボーマン関係をリンクしておきます。変身後のバッタもん感にしみじみいたしますなあ。究極は敵役の名前が「死ね死ね団」なんですよ!。こんなネーミングありか?。日本語として許されるのか?みたいな(笑)。

・レインボーマンのオープニング
 http://www.youtube.com/watch?v=tHIHf61Z57E
・死ね死ね団のテーマ
 http://www.youtube.com/watch?v=HOnGcXoDUBI

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March 09, 2007

オーストリアも永久保証切手を発行

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 郵趣2月号でご紹介したカナダの永久保証切手、早くもそのアイデアを踏襲した切手(ぱくった、とはあえて書きません)がオーストリアから発行されます。現在の第1種便料金55cで販売されますが、将来、郵便料金が値上がりしても値上げ分の差額を加貼することなく永久に第1種便用に使えるというものです。世界的に流行するんじゃないか?と担当記事文中でも触れましたが、ずいぶん早い登場です。
 図版左が弔事用(おくやみ、Mourning)、同右が慶事用(おめでとう、Congratulations)です。弔事用は3月17日に1,000万枚、慶事用は3月30日に500万枚が発行される予定です。ともにオランダのJ. エンスケデ社によるオフセット印刷です。
 しかし、せめてイギリスみたいに"1st"と郵便等級表示はして欲しいですね。まったくの額面無表示だと郵便切手とただのシール、ラベル類との区別がつかなくなりますので。

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March 07, 2007

北海道支社のセンスの良さは

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 北海道のYUAさんから折々に小型印付きはがき類を送って頂いています。以前からうすうす気付いてはいたのですが、北海道郵政支社の小型印はデザインセンスの良さが抜きん出ています。使用申請を受けた支社内あるいは業務依託された外部デザイナーが、実用に耐えうる印影デザインヘとドレスアップしているものと思いますが、その方のセンスが良いのでしょう、他の郵政支社のそれらがことごとくどん臭く思えるほどです。
 10人いたら10人全員から嫌われないように、いろいろな題材をごっちゃにし、結局ただの1人も満足させられない悪しき官僚的発想とデザインレベルの低さこそが小型印とさえ言いえたものですが北海道支社は違います。その大きな特長は文字表現に対する非常に行き届いた配慮です。文字数が多ければ文字高を小さく、少なければ大きくすればよいとか、あるいは読めればどんな書体でもいいとか、そういうザツな気配が微塵もありません。イメージに合う書体の選別と文字高の設定が非常によく吟味され、絵柄もシンプルな描線で小ぶりに扱われているため、それらの相乗効果で洗練されたヨーロッパの風景印かのような感すらあります。タイポグラフィー(文字のデザイン)が優れていると全体の印象まで大きく変わることを熟知されている優秀なデザイナーさんがいらっしゃるのでしょう、きっと。
 そのことに気付いている人間が、ここ本州最西端の県にひとりいます。どうぞこれからも質の高いデザイン・ワークを!。

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