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January 25, 2007

華がない

 いやもうーゲンコー切手収集からずいぶんと離れてしまい、それが良いことだったとしみじみ思いました。ええ、チマタで話題のインクジェット式消印のことでさぁーね。もし、今も現行現役派であったら、怒りまくっていたことでしょう、対郵趣家サービスの悪さや何やらで。無駄にカッカしないで済んだだけでもトクした気分です。

 インクジェット式消印は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどからの来信郵便物でよく目にしています。そこでつくづく思うのは「華がない」のひとことに尽きます。事務処理効率向上のためには致し方ない、やむを得ないとか、そんなことを問題視はしていません。同じやるにしても、こうも素っ気ない「有り様」は、デザインなんてどうでもいいと思っているに違いないあほうの愚行です。
 寒暖から肉体を守るためだけに服を選ぶ人はいますか?、移動の手段のためだけに車に乗る人はいますか?、生命を維持するためだけに食事をするのであって旨い不味いを一切頓着しない人はいますか?。そんな奴ぁいないでしょう!。世に美を伴う人工物(建築、機械、芸術など)にはすべからく付加価値っちゅー、本質とは違うが別個には成立し得ない価値が一体として存在するのです。それが文明というものです。

 郵政民営化と同時に今の普通切手の2/3は絶版になることが決まっています。普通切手の種類が減り、記念切手も発行枚数が抑制されてなかなか買えない。ついには料金別納・後納のハンコだけ、あるいは料金証紙(メータースタンプ)にあのインクジェット消印という組み合わせが主流になるなんてぇ図をイメージしてみんさいや。何、このスカスカな貧弱な絵面(えづら)は!。こんな華のないありさまであるならば、誰もそこに美を見出そうとはしないしできないし、たまさか集めようとは思わない。集めようと思わないことは、単にそれだけのことではなく、その行く末は「郵便を愛する人がいなくなる」こと、そのものである底知れぬ恐ろしさを知るべきです。

 華がないとは、誰からも愛されないことと知れ。

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Comments

どうもです。
トップが郵便や切手に対して「愛情」がなければ(一担当者のレベルではほとんどどうしようもないかな…)、どんどん魅力がなくなっていくことでしょう。
それが結果的に郵政事業そのものの衰退につながることに気付いていないんですよね。

Posted by: yua | January 25, 2007 09:40 PM

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