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October 17, 2006

世界最初のマイケル・ジャクソン切手

061017

 先月開催されたJPS全国会員大会で購入した郵趣品の整理がまだ終わっていません。もー、仕事から帰ってすぐにビール飲んじゃうもんですから切手整理の時間がなかなかとれなくて。そんな説得力のない言い訳もけっこう真実だったりするものです。
 さて、これも会員大会で巡り逢うことができた自称逸品です。セントビンセントが発行した世界最初のマイケル・ジャクソン切手の公式FDCです。全8種セットのうち最高額面$5.00券種2種を貼ったもので、セット全体では4通でワンセットになります。切手代理発行エージェントによるあからさまな芸能人切手のはしりのひとつで、発行当時はけっこうインパクトがあり、郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布会でも取り扱われたほどでした。
 たとえエージェント絡みのパチもん切手であっても、興味深い側面が潜んでいることに気付いている人は多くはないと思います。それは、初っぱなの一発目は意外に出来がいいこと。そして出来が良ければ良いほど後続の同一・類似企画テーマ切手の方向性をほぼ決定づけてしまうことです。そして(これが一番大切な点なのですが)それらが全体として各時代を象徴する郵趣品たりえることです。マイケル・ジャクソン切手は、そりゃもう1980年代のムーブメントそのものですよ。
 エージェント切手は、だいたい単片にバラされセット組みされた状態で日本に輸入されます。単片以外の郵趣品、例えばブロック、フルシートは滅多にお目にかかれません。ただし、そんなことを考えているコレクターは確実に少数派であるがゆえに収集はかなり大変で、このような公式FDCもまた普段から注意しています。
 だもんで、ふらっと覗かせてもらったスルガスタンプさんのテーブルでこれを目にした時、すぐに喰らいついてしまいました。精悍なイメージを醸し出すことに成功していた当時の整形手術の様もよく観察できますので、現在の"白塗り妖怪"状態との比較も容易です!。めちゃめちゃわかりやすいです(笑)。
 いずれにせよ、企画もの切手はなんでも、その一発目だけは過分なくらいに注意しておくことをお薦めします。

【受領御礼】
 宮崎県に異動された斎藤隆さんからはスタンプショウかごしま2006のPスタンプをご恵送いただき、j_deafさんもインフレ・コレクションの画像集を送ってくださいました。ありがとうございます。

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Comments

akkoさんへ 詳しい解説で記事を一本作りました。トップページへどうぞ。

Posted by: すぎやま | July 09, 2011 at 02:31 PM

初めまして。
教えていただきたいのですが、
私はマイケルジャクソンのファンなんですが、
最近よく外国の切手(追悼)として
600円~2000円くらいで販売されているのを見かけます。
この切手は、いくらでも発行されるものなんでしょうか?
やたら小さい国が発行している事と
枚数がたくさんあるように思えること・・・
どういう経緯で作られるのか、知りたくてどこに聞けばいいのかわからず、コチラにご相談させていただきました。

(コチラの紹介されているマイケル切手は、
マイケルが存命中の発行で大変貴重なものであることは、想像できます)

いつでもかまいませんので、
もし発行される経緯などおわかりでしたら、
教えてください。

いきなりのお願いで、大変失礼しました。


Posted by: akko | July 09, 2011 at 11:38 AM

「郵趣」誌に載っていたのですか、当時は読んだはずですが、もう忘れていたようですね。
ちなみに切手商の広告では、2ペア4種の図案が載っており、それぞれperfとimperfのセット(計8種)で35ポンドです。また、セット崩れのものは9.50ポンドと格安(?)です。
さらに、87年3月17日付けの消印付や、"Capex'87"の加刷入りのものもリストアップされていますので、87年に再発売を目論んだのかもしれません。

実は、今回は別の不発行切手で面白いものがあり、そちらだけを注文しました(届いたらご紹介します)。このマイケル・ジャクソン切手の購入は見送ったのですが、1セットぐらいは注文しておけば良かったですね。

Posted by: 荒牧 | June 01, 2008 at 01:17 PM

荒牧さん こんばんは
 MJの不発行切手の件は往事の郵趣にも記事があります。1986年6月号P.69によりますと、英領バージン諸島で計画されていたMJ切手は、印刷まで完了したが植民地当局の承認が得られず発行中止となったそうです。その一部が横流しされ、イギリスのオークションで連刷ペアが£370(約10万円)だったとのことです。
 この記事でも図案は掲載されていません。また、本当の市場価値がどの位なのかについての説明もありません。当時はリアルタイムの出来事で、生々し過ぎて書けなかった面もあるのでしょう。今ならどこまで明らかにされているのか興味深いです。特にどの代理発行エージェントが関与していたか、なんてのは特に知りたいところです。

Posted by: すぎやま | June 01, 2008 at 12:21 AM

 こんにちは。最近送られてきた某海外切手商の販売リストに、このマイケル・ジャクソン切手のBritish Vergin Islands 版(不発行)が写真付きで載っていました。
 何でも、セントビンセントの切手と同時期に企画されたのですが、British Vergin Islandsでは、存命中の人物を切手にすることは認められないとのことで許可が下りなかったのだそうです。
 表向きの不発行の理由の他に、本当の理由があるのかも知れませんが、興味深い話ですので、参考情報としてお知らせします。

Posted by: 荒牧 | May 31, 2008 at 07:30 PM

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