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July 06, 2006

フランスの庭園・郵趣サロン

060706

 上は今年で4年目(4回目)を迎えた、変形シートでの発行による「フランスの庭園」2006年版です。シート左側がバルク・ド・ラ・バレ・オ・ルの樹木園、同右側がアルベール・カーン庭園(日本庭園)と左右別のデザインが地続きに見えるように描き込まれています。シート地に打たれているルレット部分で折ると屏風のように立てることができ、その時の見映えを考慮して門扉のような独特な形態をしています。
 下は昨2005年と今年の切手を組み合わせ、金箔エンボス加工を施した豪華シート「郵趣サロン」です。これも初ではなく2回目になります。1回目は2003・2004年発行分をセットにしたヴァージョンで2004年に発行されています。

 こと変形切手関係については寛容な私ですが、しかし・・・

 「フランスの庭園」はデカ過ぎます。国際展用リーフサイズでもこのままでは収納できません。屏風のように立てることができるといっても、そんなもんはオマケ機能に過ぎないのでどうでもよろしい。立てた時のボリューム感を出すためにシートサイズを大きくするのは困ります。千葉のレッサーパンダじゃあるまいし、立ったくらいで喜ぶ阿呆はおらん。
 「郵趣サロン」はお値段が高過ぎます。金箔だのなんのと何をどのように凝ってもいいんですが、売価が10ドルを越えるような小型シートは極力避けるべきです。百歩譲って国家的慶祝事レベルのテーマで、せめて5年に一度位の抑制的な姿勢でちょうど良いと感じます。一般に、健全な市民社会が形成されていない国では郵趣は発展していません。切手収集が、ごく普通の市民が享受する趣味である(べき)ならば、理由なき高額記念切手はそれ自体が悪です。
 郵趣先進国でありながらも前衛的な切手を発行しているオーストリア、オランダ、ポルトガル、オーストラリア、ニュージーランド等々と比べて、フランス切手のデザイン・ポリシーはどうも振幅が大きいようで統一感が感じられません。内状はまったく知りませんが、3つくらいの別々の企画チームがいて、それぞれがてんでに勝手に切手を作っているかのような印象を受けます。特に、切手本体のデザインはまずまずなのに、それを収める小型・集合・連刷シートのレイアウト(切手の配置バランス)の雑然な様がやたら目について安っぽく見えます。さらに、10万枚そこそこの僅少小型シートを発行し、それに目をつけた投機的な不穏な動きもあるやに聞き及んでいます。

 昨今のフランス切手はあかんわ。これが芸術の国の切手か?。こんなことしとったら、かの国の郵趣文化は立ち腐れを起こすよ。

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