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March 13, 2006

フレキソ印刷

060313

 郵趣4月号の連載記事の入稿・校了も無事に終わりました。そこで割愛したアイテムをさっそくご紹介しましょう。オーストラリアが発行したバレンタイン・デー切手「バラ」で、裏糊式、セルフ糊式10面シート(上図)、セルフ糊式切手帳の3パターンあります。このうち、セルフ糊式10面シートにバラの香りが付けられており、これがオーストラリア最初の香り付き切手となりました。本券も切手表面を軽くこするとほのかに香りが立つ上品な仕掛けになっています。念のため、裏糊式切手とセルフ糊式切手帳には香りは付けられていないのでご注意ください。
 この切手にはフレキソ印刷が使われていることもトピックなのですが、実のところはよくわかりません。花びら模様の印刷か、あるいは香料成分の印刷にフレキソ方式を用いたのか、その区別が判然としないのです。
 そもそも、凹凸面への印刷が得意ということで、日本でのフレキソは段ボールへの印刷が主流で、ありていに言うと高級で精密な印刷方式とは言い難いものです。私自身の知識も不足していますので、改めて調べてみましたら有機溶剤を使わないエコロな印刷方法であることと、印刷機器自体のハード面の進歩から、欧米では急速にシェアを回復しているようです。平凡な言い回しですが"古くて新しい技術"のようです。版式は凸版になります。
 そろそろ本格的にエコロジー関係のテーマチク収集をする人も現れてくるかと思います。再生紙を使った切手、はがき類は既に存在します。今後は"地球にやさしい"技術改良を加えた印刷方式も導入されることが予想されるので、このフレキソ印刷は覚えておくと良いでしょう。また、廃液を出さない「エコプリ印刷」という方式も民生品の世界では実用化されているので、切手の世界に登場するのも時間の問題かと思います。なお、2005年にモナコが発行したエコプリ(ECOPLI)切手はこれとは全く違いまして、ヨーロッパ圏内(正確にはEC圏内)あての割引き切手のことですので混同されませんように。

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