« October 2005 | Main | January 2006 »

December 2005

December 31, 2005

来年の計画 ─大晦日スペシャル─

【真面目なスダニくん】
 スダニくんこと大阪の須谷伸宏くんから表題のメールが届きました。実は、スダニくんとも彼が大学入学のために上京して来た時からの長いつきあいになります。実は実は、このメールも初めてではなく、毎年この時期になると切手展出品結果一覧とそのコメントを付した「今年の成果」と、来年の出品計画を記した「来年の計画」とがワンセットになってきちんと届くのです。ほんと、これが見事に毎年必ず届くのですから、いやはやこの生真面目さは関西系郵趣人のイメージ向上に多大な効果をもたらしていると思います。
 その彼の作品「日本普通切手1980〜1988」が日本郵趣協会ホームページのバーチャル切手博覧会に登場です。新しい時代の切手をどのように集め、体系化し、作品化すればいいのか、直球勝負的に参考になります。ぜひ見てやってください。
 彼自身が本格的に切手を集め始めた時代に郵便局で売られていた切手群であるがゆえに思い入れも強いそうです。その感覚はよくわかりますね、時代は違っていても誰にもその体験があることですから。
 数年前、彼からこの封書60円時代の収集に取り組むことを聞いた時には、時代の変化を感じたものでした。私自身も、ついこの前の切手という感覚がありますが、冷静に考えればその思いは錯覚そのもので、今から20年も前のシリーズです。コレクション作りに取り組むには全然不思議ではないタイミングです。物(ものorブツ)も記録も、そして往時のリアルな収集感覚・記憶も十分に残っている最適な時期とも言えます。私自身もこの当時は"現行"にハマっていて、60円梵鐘のロータリー目打・全型タイプのフルシートを買いに東京都内の郵便局を回ったりしていました。その頃のコレクションも封印して10年近くになりますが、彼の作品を見て、ひょっとすると封印を解く日もあるかもしれないと、ふとそう思ったりもしたのでした。

【郵趣データベース】
 私の"来年"も偶然の一致ながら概ね1980〜1990年代がコアになります。相変わらず日々続けていますパソコンを活用した郵趣データベース作成作業が、私のあらゆる郵趣活動の基礎になってまして、2000年を含めた今世紀に入ってからのことがらについてはほぼメドがつきました。変り種切手、話題の切手、変形切手、ジャポニカ切手等々、自分の抱えたテーマについては9割がたは何を聞かれてもキーボードを叩けば画像付きで即データが出てくるようになりました(登録点数約4,700のうち半数が今世紀のデータ)。来年は時代をさらに遡って1980〜1990年代の20年間の充実に努めます。特に1990年代は全世界の切手発行計画・技術・客層が大きく変化した非常に重要な時代です。当時はなかなか実感が湧かなかったものの、今から思えば、あのレーガン米大統領は戦後の歴代大統領の中でもたいへん重要な政策を果たしたひとりであったことがわかった、みたいなこととほぼ同じです(この例え話はわかりますか?)。
 ところが、あろうことか、この私、そんな重要な時代に前記のように"現行"にウツツを抜かし、当時の全世界の郵趣シーンに対するアンテナを全く張っていなかったのです。ノーマークどころかノーガードのふるちん状態でした。今から改めて当時の郵趣雑誌、会報、郵政当局が配付したパンフレットやチラシ類、当時の収集体験談などをこつこつ集積してデジタル・データベース化していくことになります。皆さんのご自宅で捨て場所に困っている当時の"雑品"がありましたら私にください。特にスタンプマガジン誌の古い号は、価格相場の推移まで捕捉できるデータの宝庫そのものです。
 内藤陽介さんが戦後の日本記念切手に描かれたテーマを資料化することをライフワークの一環として取り組まれていますが、私の郵趣データベース作りもコンセプトとしては同じです。自分の収集テーマに関わることに限られますが、全世界を対象に切手に描かれている題材について背景や余談の類も含めてきちんと記録していくことが基本になります。

【具体的にはこんなこと】
 テーマのひとつにジャポニカ切手がありますので、その実例をひとつ示します。1985年4月13・14日に開催された第1回ワールドカップ・マラソン広島大会ではジブチのサラ・アーメド選手が優勝し、ジブチは急きょ75fと100fの2種の記念切手を発行しました。何ごとにつけても"おおらか"なアフリカの国で、大会後わずか半年の11月2日に発行にこぎつけたのは驚異的です。それほどジブチにとっては国家的快挙であったのでしょう。

051231_1

 この2種にはそれだけでは終わらない面白さがあります。100fの図案には2位になった日本の中山竹通(なかやまたけゆき)選手が比較的に正確に描かれています、特に走法や髪型の感じがそうです。当時、TV生中継をご覧になっていた方々も記憶が蘇ってくることでしょう。構図からして切手原画も衛星中継映像を下敷きにして描かれたのではないかと想像しています。その一方で、75fの表彰台の場面は多分に想像図の印象が強いですね。とても2位の選手が中山氏には見えません。同一セットでこれほど手技の違いが際立つ例には興味深いものがあります。当時のジブチ切手の水準から判断しても100f切手のデザインがいかにジャストミートな良い出来だったかを感じさせますし、個人的には平凡な図案の75fは発行しなくても良かったのではないかとさえ思います。
 この広島大会記念切手で最も重要な点は、日本では同大会の記念切手が発行されていないことです。東京オリンピック(1964)、大阪万博(1970)、日本ジャンボリー(1971)、科学万博(1985)等々、日本切手も外国切手(程度の低い便乗切手も含めて)も発行されてさえいれば後からでも調査が容易です。また、外国の発行はなくとも日本で発行されていれば切手カタログがあるので、これもそんなに困ることはありません。しかし、このジブチのように日本での発行がなかった時がめんどくさいのです、最大の難関です。さしあたってリサーチ可能な当時の資料は何か?から探っていかなくてはなりません。切手はまだしもカタログにも掲載かない(少ない)関連ステーショナリー類、記念印の類はお手上げです。仕方なく内外の郵趣サイトや雑誌類、切手商さんの販売カタログ、ネットオークションなどを可能な限りウオッチし続けることになります。こうなると記憶頼みでは到底ダメで、こまめにデータベースと照合し、"記憶より記録"を実践しないことには情報を見逃してしまいます。

◆参考までに/1985年には、あの女子ゴルフの宮里藍さんが生まれています。あ、そこのおじさん、引かない引かない!(笑)

【オシャレ収集】
 切手収集は150年以上の歴史が蓄積されているお陰で、郵趣文献と記憶に依存する従来タイプであれ、あるいはパソコンを活用した現代の収集家であれ、切手に対するある種、学術的めいたアプローチ方法が確立されている点がプロパー郵趣家の強みです。最近流行っている"自分の感性のみを頼りに気に入った切手だけを集める"やり方も、それはそれで良いと言うか私自身も推奨しているくらいなのですが、そんなオシャレ収集の弱点はまさにそこにあります。
 カタログも必要のない集め方ですから"弱点"との自覚もないことでしょうし、個人の範囲内で楽しむぶんには自覚がなくてもそれで全然かまいません。しかし、オシャレ収集にはバックボーンがないので、何ごとも一歩踏み込んだ途端に事実誤認の樹海に彷徨ってしまうのは仕方がありません。わからないことをひとりで夢想して間違ったことをブログに書くくらいなら事前に私に聞いてください、と思うのですよ。てんで間違ってるよ!と思うものの、ブログにメアドもないと内緒でメール連絡することもできません。
 特に写真付き切手(Pスタンプ)関係で、知らないでか故意にか正刷切手であるかのように誤記あるいは混在させていることで不必要に誤解を広げている販売会社の事例が目につきます。これは社会道徳や常識的にも疑義が残るところで、それがひいてはオシャレ収集ブログに誤った記事が載る一因にもなっています。

【初仕事】
 そんなプロパー郵趣家のはしくれであります私の2006年最初の記事は、郵趣誌2月号掲載予定の「愛・地球博関連切手」になります。万博会期末直前の9月15日に突如メキシコが発行した記念切手までを含め、全世界での関連切手を一覧にして解説しました。
 今はプロパー郵趣家の中でもいわゆる全世界を対象にしたゼネラル・コレクターが絶滅危惧種的存在なので、こういう視点で総括できる人が限られているようです。このテーマに関しては、私も相談できる相手と言いますか仲間がおりませんので、あくまでも私の情報ネットワークで捕捉できたものに限られます。捕捉モレがありましたらご一報くださると助かります
 また、災害発生1周年に合わせたのでしょう、12月26日にタイが津波救済切手を2種連刷で発行しましたので、スマトラ沖地震・津波関係についてもタイミングを見計らってまとめる機会を頂きたいと考えています。公式な郵便切手のほかに、ローカル郵便会社のものやNPO関係団体が作ったプライベート・ラベルの類まで、これはこれできちんと向かい合うに足るテーマですよ。
 その他、ハリポタなどのエンターテイメント関係から鳥インフルエンザに代表されるような地球規模の疾病関係、果ては国際テロ事件まで、現代の切手発行シーンは、その時々の出来事を敏感に切手に反映しています。何かが起きて半年〜1年後に切手になるどころの話ではなく、スマトラ沖地震・津波救済切手は発生後わずか9日後にフランスが発行していますし、ディズニー映画「ナルニア国物語」などは劇場公開前にオーストリア切手になっています。油断も隙も時間の余裕すらない場合が増えてきました。

【来年の計画】
 つまり、第1に1980〜1990年代を中心とした"過去"に遡るリサーチと同時に"今"も漏らさずウオッチし続けて郵趣データベースの拡充に努めること。第2にそれを伝統的な郵趣の世界では記事(文章)の形でまとめていくこと、また、それ以外のオシャレ収集家の人たちにも利用してもらえるようアピールしていくこと。そして、第3が"気に入った切手だけを選んで集める"ことのより一層の市民権の確立に寄与するために、プロパー郵趣家もこの収集方法を実践するようしつこく付きまとって勧誘すること(笑)、といったところでしょうか。さしあたって故大谷博さんが某JPS副理事長の夢枕に立ってじきじきにゼネラル収集を薦められたそうですから(ひえ〜!)、まずはそのレベルから仲間をを増やしていきましょうかね。
 いやしかし、本当にさしあたってのことがらは年末年始に郵趣1月号用の"ワールド・トピックスNOW"の原稿を書き上げるのが先決でした。紅白も見ないで書くことにしましょう。ただし、薩摩焼酎を片手に、ですが。

◆追伸/あのさぁ〜、スダニくんもブログ始めなさいよ〜。

◆オマケ/来年は資料画像がより充実するよう特にご協力を訴えたひ、と存じます。よろしくお願い致します。ちなみに下は、郵趣データベースに収録する画像が手に入らない時に暫定的に入れている2種の"Now Printing"の画像パターンで、左は「志村けんのバカ殿」、右は「リアル・マジンガーZ」です。
 郵趣イベント会場の片隅で、私がPoweBook G4を開いてデータベース照合作業をしている時、横で見ているぶんにはかまいませんが、不意にこれらの画像が飛び出して来ても奇声をあげないでくださいね。ええ、もちろん個人で合成して作り、個人で楽しんでいるだけです、はい。(しまった、最後はやっぱりお笑いに走ってしまったか)

051231_2

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 27, 2005

郵趣1月号の追補

 郵趣誌2006年1月号が届いた頃合だと思います。今回も私の担当ページで、割愛せざるをえなかった切手が多々ありました。誌面スペースの制限以外にも諸々と自主規制せねばならないこともあるので。その辺のことは私個人のブログに載せるぶんには他人様にご迷惑をおかけすることもなかろうかと思います。


051227_1
 自主規制の筆頭は何と言ってもこれです。中国香港が発行した「香港のポップシンガー」です。登場している5人は、皆さんお若いうちに全員亡くなっている人ばかりっつーのもコワイものがありますが、特に$1.40Wong Ka Kui/黄家駒(ウォン・カークイ)さんは・・・。
 1993(平5).6.24、フジテレビの番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」のスタジオ収録中に、香港の人気グループ「BEYOND」のボーカルWong Ka Kuiさんがセットから転落して脳挫傷の重傷を負い一週間後に死亡。セットの背景のベニヤ板は軽く打ちつけてある程度だったため、出演者が背景に寄りかかってベニヤが剥がれ、Wongさんと内村光良さんが2.3メートル下に転落。
 これをして"ジャポニカ・アイテム"ですよと、大っぴらに紹介するわけにはいかないでしょう(汗)。


051227_2
 次はモンゴル発行の「ワールド・ビジョン(2次)」550t切手です。1次は郵趣2005年9月号P.62に掲載されていますのでバックナンバーを見返してみてください。その当時は単発発行で終わりだろうと軽く考えていたので特に触れませんでした。2次が発行されたとなると、まさか3次、4次と続くのでしょうか?。
 主題をはっきり描き過ぎる傾向の強いモンゴルにしては、イメージ優先で具体的なテーマを隠すかのようで変でしょう?。そう、隠しているみたいです。
 ワールド・ビジョンというのは災害や飢餓などで苦しむ世界の人々を支援するNPOで日本にもあります。モンゴルでは主としてワールド・ビジョン・ニュージーランドが積極的にストリート・チルドレン対策を行っているようです。民主化のあおりで親に捨てられた孤児がウランバートルにうようよしている様は、皆さんもニュースで目にしたことがあると思います。そ、そ、あれです。モンゴルにとっては恥部問題そのものですから、こんな風に誤魔化すしかないのでしょう。3次以降のデザインがどうなるか非常に気になります。
 っつーか、モンゴルが恥を忍んでせっかく切手を出しているんだから、ワールド・ビジョンはこれを輸入し、台紙やタトウをあつらえてちょっと高めの価格設定をして寄付金集めに売ればいいじゃないか!。なんでやらないのかなあ?。秋の全国切手展シーズンに十分間に合っただろうに勿体無いことです。(ヤル気があるならどこに相談しに行けばいいか教えてあげます)


051227_3
 オランダの「ミッフィー誕生50年」とニュージーランドの「キング・コング」も割愛しました。この2種はいちいち紹介しなくたって"お好きな方"はきっちり見つけて確実に買われるハズ。明らかな売れ線ですから私ごときの紹介ウンヌンで大勢に影響はないものです。
 キング・コングに関してはニュージーランド全島切手展に出品&参観してきたDoctorイノウエくん(1月号P.57参照)から、小型シート全貼りカバーを送ってもらいました。その実物を観察したところ、見る角度を変えると絵や文字が見え隠れする特殊なインクを切手表面に印刷してありました。郵趣誌の説明だと"透かし図案"という用語を使っていますが、これに良く似た前段階(?)の表面処理は既に実例があり(言葉の問題ではありますが)果たして"透かし"と言っていいかどうかの検討をしたいと考えています。


051227_4
 責任者出てこいっ!と叫ぶ古い漫才がありましたが、まさにそれを地で行くような切手がマーシャル諸島発行の「太平洋平和60年」です。"太平洋平和"なる苦心の訳文に郵趣編集部の気配りが伝わってきます。ま、しかし、ここはあっさり「太平洋戦争終結」と言ってもいいんじゃないでしょうか?。
 なぜなら、それは今から10年前の1995年、同じマーシャル諸島が「太平洋戦争終結50年」の時に既に同一図案の切手を発行しているからです。上がこのたびの60年、下が50年です。図案はともに富士山と東京湾、USSミズーリ号、アメリカ代表団、日本代表団を描く田型です。やっぱりこういうことは2つ並べたいもので、激似なのにタイトルが異なるのは違和感がありましょう。
 10年経ったので誰も気が付かないとでも思ったのでしょうか?。まさか、企画したマーシャル諸島の切手代理発行会社・米ユニカバー社自身が気付かなかったのかな?。


051227_5
 最後はいずれ誰かが気が付いて欲しいとの願いから意図的に割愛したものです。やはり、他人様の挙げ足を取って切手を売るような下賤の者に成り下がりたくなかったからであります。
 ツバルが発行した「アインシュタイン没後50年」連刷シートがそれです。誌上の図版は小さくて見えにくいので拡大図を載せました。収められている3種の切手すべてに"E=mc2"と表示されています。んー?、この計算式は・・・。
 えー、実は前例がないわけではないのですけれど(下図:アンティグア・バーブダが2000年にやらかしてます)これほど有名なナニを間違えるなんてぇ無粋な切手はそうそうお目にかかれないので、ここでこっそりご紹介することに致しました。
051227_6


| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 26, 2005

カナダの2006年用年賀切手

051225_1

 カナダ郵政の郵趣広報誌details最新号が届きました。斬新なアイデアにあふれたびっくり年賀切手のリリース記事が掲載されるのがすっかり恒例になりました。2006年1月6日に発行される"Year of the Dog"はこれだそうです。
 単片は51c切手1種で、図のように上辺がアーチ状にカーブした変形切手で雄犬を描いたものだそうです。小型シートも上辺がアーチ状になった犬の母子を描く$1.40切手1種を納めたもので、単片切手の雄犬のイラストをシート地の左側に配しています。この左の雄犬(父親)、右の雌犬(母親)と仔犬が家を守る門番をしているというのが小型シート全体のデザインの意味だそうです。
 また、世界一と形容しても過言ではない高度な印刷技術を駆使しているのも例年通りです。単片切手がオフセット8色+パールインク1色+2種の箔押し(金色と赤色の金属色箔か?)+エンボス加工で800万枚発行です。小型シートの方も同じくオフセット8色+パールインク1色+つやあり金箔と透明箔押し+エンボス加工で95万シート発行です。さらに、小型シートは12面付けのアンカット・プレス・シート(未裁断シート)が別途2万シート発行されます。去る10月22日の記事でも触れましたように、日本ではオフセット印刷と言ってもCMYK+2特色の計6色がせいぜいなのに、カナダ郵政はずいぶん豪勢なことです。
 なお、特殊加工については最終的には現物を見て確認しますので、前述の説明は仮の訳文だと控えめに解釈しておいてください。カナダ郵政は史上初の最新技術を投入することが多いので、私自身も文章を読んだだけではよくわからないことが多いのです。具体的には"透明箔押し"という個所がそうで、原文だと"clear foil stamping"となってまして、いわゆる"表面コーティング(表面ニス塗り)"と何がどう違うのか、現物を見ていない現時点ではよくわからないというのが本当のところです。

 ついでにもうひとつ。details誌上に単片切手の公式FDCの図が紹介掲載されているんですが、カシェに描かれている漢字「狗年」の2文字が上下逆さまになっています(下の抜粋図の赤矢印のところ)。たぶん編集時にパソコン上で画像合成した図でしょうから、まさか本物は間違えていないとは思うのですが、さあ、どうでしょう?。

051225_2


| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 24, 2005

スラニア氏デザインの切手

051224

 いつものように世界各国の郵政ホームページを見て回っていましたら、今年亡くなったあのスラニア氏がデザインしたという新切手がありました。同じく今年亡くなったモナコのレーニエ3世(レーニエ大公)追悼の小型シートがそれで、去る11月19日に発行されていました。
 スラニア氏レベルともなればアート・ディレクションなどの管理系の仕事を任されることもあったでしょう。"彫刻師スラニア"に限定して氏が直接手がけた切手のみに注目するのではなく、デザイナー、ディレクター、プロデューサー等の活動領域で関わった切手も(目立ちにくい存在ではあっても)スポットライトを当てていきたいものだ、との思いで今日ここで取り上げてみました。仕事の領域の広さと重要さで言えば、当然ながらそれらの役割の方が彫刻師の仕事よりも責任が重いわけですから。
 大公が亡くなったらこういうデザインで追悼切手(小型シート)を発行すべき、とのプランを遺してスラニア氏は亡くなったのでありましょう。実際の彫刻はフランス人のJacky Larriviereさんという方が担当されています。詳細はモナコ郵政の当該ページをご参照ください。(しかし、モナコ郵政もせっかくネット上に乗せるならもうちょっと鮮明な画像を使えばいいのに・・・)

【参 考】
 スラニア氏本来の仕事である切手の彫刻師としての最後の作品は、国連が今年2月4日に発行した「国連60年」記念切手3種です。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

December 19, 2005

スーパーマリオがフランス切手になりました

051218

 個人的にフランス切手収集家の知り合いが多いです、しかも、押しも押されぬ大家の方々が。して、こういう発行情報を提示するのはすんごく気が引けるのですが、もうやってしまったから手遅れ(笑)。
 いやいや、それは正しくない。やってしまったのは私ではなくフランス郵政です。はい、「ビデオ・ゲーム」と題した10種連刷シートが発行されました。いいですかぁ〜、グレナダとかコンゴ、ギニア・ビサウ、ベニン、シエラレオネとかの切手じゃありませんよー、れっきとしたフランス切手ですよー。
 写真付き切手(Pスタンプ)でお茶を濁すのではなく、良くも悪くも堂々と正刷切手で発行に踏み切った点が画期的です。昔からのフランス切手収集家の方々の慚愧の念も同情致しますが、それはさておき(おい、さておくのかよ!?)、私はまあ、ミーハーに「お、スーパーマリオもドンキーコングもいる、おお!懐かしいパックマンまでいるではないか!」(←世代的に知ってるのはここまでが限界)とつぶやいたことよなあ。
 それにしても・・・これらゲームの多くがメイド・イン・ジャパンだってことを、フランスはもちろんのこと外国の人たちはどれだけ知ってるのかな?。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

« October 2005 | Main | January 2006 »