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September 2005

September 25, 2005

錦帯橋の橋杭流失

050925

 ニュースで大きく報じられた通り、台風14号による集中豪雨で錦帯橋の岩国市街地側にかかる第1橋の橋杭(きょうぐい)5本のうちの2本が錦川の濁流に押し流されてしまいました。9月6・7日両日にかけての出来事でした。しかし、被害が橋杭だけで済んだのはむしろ幸運だったようです。

 まったくの偶然ながら2000年発行の山口県版ふるさと切手「岩国錦帯橋」の図案がそのものズバリです。発行時の公式発表で背景が城山とあるので逆の手前が岩国側ということになります。つまり画面右側の2本の橋杭が流失した箇所そのものと言えるわけです。ただし、切手の発行日は平成の架け替え工事が始まる前なので、新しい橋を描いたものではありません。ここらへんがちょいとややこしいところです。
 本ブログからリンクを張らせていただいている「郵便学者・内藤陽介のブログ」の9月24日の記事や、さくら日本切手カタログ2006年版(最新版)P.37の「観光地百選」文末の説明書きにもあるように、こと錦帯橋に関しては自然災害による崩壊・流失が無視できません。私も山口県民ですから半ば義務として、錦帯橋関連の切手・はがき類の発行日と工事関係について、平成の架け替え工事を含めた流れを後日のために記しておくことにします。

●1946年11月20日 第1次新昭和切手「錦帯橋」発行(1円50銭)
           ※最初の錦帯橋切手
 1950年9月14日 キジア台風により流失
 1951年 再建工事開始
 1953年1月15日 再建工事完成の渡り初め式
●1953年5月3日 観光地百選「錦帯橋」発行(10円、24円の2種)
 1994年 修復検討協議会発足(老朽化による架け替えを検討)
 1999年 錦帯橋建設事務所設置
●2000年10月10日 ふるさと切手「岩国錦帯橋」発行(80円)
●2001年10月15日 絵入りはがき「錦帯橋」発行(1枚70円×5枚組)
 2001年11月〜2002年3月 平成13年度第1期工事 第3橋(中央橋)
 2002年11月〜2003年3月 平成14年度第2期工事 第4および5橋(城山側)
 2003年11月〜2004年3月 平成15年度第3期工事 第1および2橋(岩国側)
 ※流失した橋杭2本はこの時に新調されたもの
●2004年11月1日 寄附金付きお年玉年賀はがき(絵入り)発行
          山口県版の裏面意匠に「錦帯橋」(売価55円)
 2005年9月6・7日 第1橋の橋杭2本が台風14号により流失

 えーつまり、平成の架け替え工事後の新調された錦帯橋を描く切手はまだ発行されていないのです。

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September 23, 2005

世界唯一の海底郵便局

050923

 9月20日にするめーるをご紹介しました時に海底ポストのことにちょろっと触れました。せっかくなので今回は世界唯一の海底郵便局についてご紹介します。
 2003年5月26日、バヌアツに世界で唯一の海底郵便局が開局しました。同国のハダウェイ島海洋自然保護区内の水深3mほどの海底に、グラスファイバー製のポット型ブースが沈められ、特別に訓練を受けた郵便局員4人がダイビング用具を着用して潜り、はがきの販売や押印作業にあたっています。海底ゆえに耐水加工の専用はがきやエンボス方式の日付印を使うなどの工夫が施されているそうです。利用者(ダイバーやシュノーケラー)は自ら潜って海底郵便局に郵便物を投函することができるとのこと。なお、営業時間は一日に1〜2時間程度ですが来客数によっては若干変わることもあるとか・・・冗談みたいですがホントの話です。
 上図は2003年9月24日に発行された海底郵便局の開局記念切手です。郵便物を手に珊瑚礁の海に潜る女性と海底郵便局(中に郵便局員さんがいる!)を描いています。ただし、開局初日ではなく4ヶ月後に発行された理由は不明です。また、この後、さりげなく海底郵便局を図案に組み込んでいるバヌアツ切手が存在しますので根性のある人は探してみてください。
 念のために書き添えますと、現時点ではこのバヌアツの例が世界唯一ですが、しかし世界最初の海底郵便局ではありません。1939〜40年にバハマのナッソーに設置された海底郵便局「SEA FLOOR」が世界初です。それについてはまた日を改めて。

(バヌアツ2003年発行/購入参考価格:200円)

【追 記】
http://www.seasabres.com/Non%20Sequitur/uwpostoffice.htmも参照ください。

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September 20, 2005

これが噂のするめーる

050920

 前々から聞き及んではいたものの縁遠くて未入手だったアイテムを"きってコレクション"のHIDENさんからご恵送いただきました。和歌山県の南紀すさみで捕れたスルメイカを干して真空パックにした企画物の郵便商品、これが噂の「するめーる」です。図版左が表面、右が裏面です。
 HIDENさんいわく"これぞ自然の叡智ってことで"と、実に説得力あるメッセージが書き添えてありました。消印は愛地球博の小型印で日付は17.9.17。妙に嬉しい気分なのはなぜ?(笑)。いやしかし、するめーるの束を持って愛知万博会場に直参されたHIDENさんの姿が目に浮かぶよーです。あっぱれな漢であります!。
 昨年10月に襲来した台風23号によってスルメを保管していた冷凍庫が流失し、在庫を全て失ったために約8ヶ月の間、販売中止に追い込まれていたところ、新シーズンの漁が始まったことから今年2005年6月末から販売再開されたそうです。通販で購入もできますので災害復興支援の意味合いも込めてご紹介します。詳しくは海底ポストでも有名な和歌山県・すさみ町商工会公式サイトを参照ください。

(追伸)
中身のスルメは明日あたりに晩酌の焼酎の肴にさせていただく予定です(^O^)/

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September 15, 2005

他人の空似切手

050915

 9月3日にご紹介しましたコンゴ民主共和国発行の愛知万博記念小型シート3種について予想以上の反応がありました。博多のJPS全国会員大会の時にも"シート地写真の撮影地点のリサーチをしています"と声をかけられましたし、あまりのデタラメさゆえに買ってしまったという人、もっと破天荒なやつはないか?と悪ノリする人など、ツボにはまってしまった方々がけっこういらっしゃることを知りました。じゃあこれも、ということで最新の発見・・・あえて"発見"と称したい・・・をアップロードいたしましょう。上図は日本の著名な政治家シリーズの一環として発行された浜田幸一元国会議員こと「ハマコー切手」ではなく(あたり前だ)、メキシコが発行した「ディエゴ・リベラ誕生100年記念切手」です。なんかねぇー、ここまで似てるとドン引き気味・・・?。

 肖像切手のくせにご当人とは全然似ていない図柄の切手を『似てない似顔絵切手』と勝手に名付けて収集しています。これはこれでナカナカの滋味がありまして、"全然似てないダイアナさん"切手なんかをずらり並べるとけっこう壮観だったりします。その逆で(逆でもないか?)、偶然、タマタマ、結果的に、全くの別人に似てしまった『他人の空似切手』というカテゴリも私が勝手に作りました。イタリアで公衆の面前でカツオ(鰹)と言ったらえらいことになるのと同じで、カツオ自体には何の落ち度もないのに別のお国では異なった解釈が成り立つという、文化人類学の領域にも踏み込む可能性の高い視点です(違うな、たぶん)。
 てな案配で、私が切手商ブースで人物切手のファイルを見ているのは、「似てない似顔絵切手」と「他人の空似切手」という、真っ当な人物切手コレクターからすれば遥か風下(かざしも)な狙い目を持っているからです。もちろん、空似切手の方は偶然性が非常に高いため、より多くの皆様からの"発見情報"が期待されるところでございます。こんなの見つけましたよ的なオファーは大歓迎です。

(メキシコ1986年発行、購入参考価格:50円)

【参考:ディエゴとフリーダ】
 メキシコの絵画芸術は"壁画運動"によって発展したという独特なアートの歴史を持っています。ディエゴ・リベラは、メキシコの壁画芸術の中心的人物で、かつまた同国の現代絵画の発展を担った巨人です。彼はまたフリーダ・カーロの夫でもあり、日本ではむしろ妻の方が有名だと言ってもいいかもしれません。2001年にはアメリカがフリーダの切手を発行しているので、ダンナは知らなくてもカミさんの方はよくご存じの方も多いのでは?。

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September 11, 2005

JPS全国会員大会

 全国会員大会会場となった博多シティホテルにインターネット無料接続サービスがありましたので、3次会から戻って即これを打ち込んでいます。

 いやー凄かったです、150名にもなろうかという大盛況。記念パーティーの目玉でした廃業切手商の在庫品オークションではトータル370万円超もの大金になりました。落札者の方々は、その場で現金で精算してお持ち帰りとなったわけで、私も驚いたけれど、ホテルの従業員さんたちもさぞかしびっくりしたことでしょう。会場の脇に並べられた、日に焼けた冊子類が、かくものゲンナマに化けた様をライブで見ちゃったわけですから。このあたりの詳細はまた別の方がネットや郵趣雑誌にレポートされるでしょう。

 パーティーの後は九州・沖縄地方本部長の田畑裕司さん(大会委員長)、郵趣協会副理事長の井上和幸さん、長崎の伊藤純英さん、大阪の須谷伸宏さん、東京の毛利康武さん、そして私というメンツで2次会へ。そしてさらに3次会へと続きました。このメンバーですから、そりゃもうオフレコ系のお話でたいへん楽しゅうございました。もちろん、どんなお話かはここには書けません。
 個人的には長年探していた旧ソ連関係のアイテムがほぼ揃ったお買い物ができて大喜びです。広島の青山スタンプさんがまとまったコレクションを整理して小売りに出してくださったおかげです。1番で見せていただき本当に、本当にありがとうございました。それらはまた改めてネタにしてブログ等に発表させてもらいます。

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September 07, 2005

TVドラマ「六千人の命のビザ」

050907

 杉原千畝関係の出版活動で有名で、また牛切手コレクターの大家にして私の叔父と同窓生(本当の話)の大正出版・渡辺勝正氏から以下ご案内を頂きましたのでご紹介致します。

【テレビドラマ「六千人の命のビザ」のご案内】

 平素より、杉原千畝のテーマにご理解とご支援を賜り、ありがとうございます。
 このたび、終戦60年記念のテレビドラマ・スペシャル「六千人の命のビザ」が、放送されることになりましたので、ご連絡申し上げます。7月中旬からリトアニアで、日本人スタッフ約40名に加え、現地リトアニアのスタッフ40名による、大掛かりな撮影が行われました。リトアニア人などのエキストラ140名も加わり、実際に列車を走らせての撮影も無事終了。感動のドラマに仕上がりました。また、重要な場面で切手を収集している少年が登場しますので、ぜひ、ご覧いただきますよう、お知らせいたします。

題  名:「六千人の命のビザ」
原  作:『六千人の命のビザ』杉原幸子著(大正出版) 
放送日時:10月11日(火)夜9時〜11時9分
テレビ局:讀賣テレビ・日本テレビ系全国ネット放送
     脚本=渡辺睦月 監督=渡辺孝好  監修=渡辺勝正
     資料協力=大正出版
出  演:反町隆史、飯島直子、吹石一恵、勝村政信
     生瀬勝久、水澤心吾、伊武雅刀、伊東四郎ほか

2005年9月 
大正出版 渡辺勝正 
TEL.03-3374-3321 
FAX. 03-3374-3322 
http://www.taishoshuppan.co.jp/

(杉原千畝顕彰切手:リトアニア2004年発行、購入参考価格:150円)

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September 03, 2005

これはひどい(笑)

050903

 昨日、博多で始まった即売会に行ってきました。さっそく、ネットオークションで目を付けていた上掲の小型シート3種を入手してきました。やっほー!。
 シート地に大きく"EXPOSITION OF GROBAL HARMONY 2005 AICHI JAPAN"とあるので愛知万博記念(便乗)切手だろうということは容易にわかります。が、なんですか、この無茶苦茶なデザインはっ!(笑)。トピカル・コレクター狙いで関係のない鉄道、蝶、蘭の画像を無理矢理合成しています。そもそも核となるべき愛知万博を意味する題材自体がないじゃないか!。おまけに亡くなったヨハネ・パウロ2世まで引きずり込んでいるのは余りにも節操がない。こんなあこぎな切手を発行するのは、そうです、またしてもコンゴ民主共和国(旧ザイール)です。
 しかし、せっかくですからこの切手で遊ぶことを考えてみました。シート地の写真はかなり良く撮れているので撮影地点を特定できるのではないかと思います。3種ともどうやら山手線沿線のようです。ええ、確かに東京の山手線であればなおさら愛知万博とは何のツナガリもないではないか!と思いますが、この際、その話はとりあえず棚上げということで(笑)。
 首都圏にお住まいの方、どうか撮影地点解明にチャレンジしてみてください。同じアングルの写真を撮って切手と並べてリーフに貼るとか、マニアみょうりに尽きるというものですよ(んなことはない?、いやいや意外にアリかも)。

コンゴ民主共和国2005年発行/購入参考価格:2,400円

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