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May 2005

May 31, 2005

切手収集へ恩返し

 ほぼ日刊イトイ新聞で、みうらじゅんさんが連載されている「じゅんの恩返し」にて切手収集へも"恩返し"のお話をされています。5月31日付の題名が「恩返し4」という一節です。いかにして泥団子少年が切手収集少年へと革命的に変身したかが語られています。ストリーミング再生される動画でぜひご覧ください。

恩返し4

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May 28, 2005

グレた中学生?、アルバニア

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 「郵趣」6月号も既に皆さんのお手元に届いた頃合いだと思いますんで、世界の新切手に関する小ネタを少々。地味っぽい国なので気付いている人はほとんどいないかも?。昨今のアルバニア切手はたいへんいけません、というお話です。

 第2次世界大戦以後、東欧の社会主義政権崩壊に連動して自由化政策がスタートする1990年代初頭まで、延々とほぼ鎖国してたんですからね、この国は。鎖国政策のせいで欧州には珍しい貧乏国に陥ってしまい、いまだにその泥沼から抜け出せていません。
 その社会情勢から考えれば通貨の国際競争力も弱いはずで、当然、切手の値段も安くなければいけません。が、実際は新切手の国際取引価格からしてむやみに高いのです。通貨レートは1LEKE(レク)が約1円なので、アルバニア郵政が国際郵趣市場に出す段階で実勢価格の2倍以上をふっかけているようです。そもそも日本ではそんなに売れる筋合いの国でもないのに、郵趣サービス社さんも「よくこの値段で!」と感心するくらい安く抑えておられますよ。さらにまた新発行情報のインフォメーションも非常に遅いです。この「ユーロサッカー2004」も昨年6月の発行ですからほぼ1年の情報遅延です。
 ヨーロッパ随一の最貧国ゆえに切手を自前で製造できるほどの設備と技術力があるとも思えず、アルバニア郵政に喰らいついているエージェントが全面的に操作しているのではないかと睨んでいます。変り種切手類をちょくちょく発行する面白い国なんですが「敬遠やむなし」の感があります。親がちょっと目を放したスキにいつのまにかグレた中学生みたいです。

(アルバニア2004年発行/購入参考価格:1,100円)

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May 26, 2005

郵政想定外ブラ

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一瞬、我が目を疑いました。マジかよー!。

郵便事業の未来(ポスト)を占う、「郵政民営化」にちなんだ特製ブラジャー登場!!

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May 24, 2005

スタンプショウ2005へのご招待

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 と言ってもこれはアメリカのお話です。アメリカ郵趣協会(APS)が毎年開催しているスタンプショウ、今年はミシガン州のGrand Rapidsっちゅー所で8月4-7日に開催しますからぜひ参観してください・・・というメールが届きました。そのメール文中のURLをクリックしたら、なんと呼びかけの動画が始まるではありませんか。このサービス、題してeVENT STREAMSっつーらしいです。なかなかよろしいんじゃないでしょうか。読み込みに若干、時間がかかりますが面白いのでぜひご覧になってみてください。ウィンドウズ・メディア・プレイヤーがインストールされていれば見ることができます。

http://www.eventstreams.com/grcvb/012aps/

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May 22, 2005

ヤマハ50年

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 かっこいいっすねー!

 マン島が「ヤマハ50年」記念切手を発行しました。26p, 29p, 40p, 42p, 68p, 78pの6種で、この6種を2組収めた小型シート(上図)も同時発行されました。JPS三鷹支部のTさんなど、日本もモーターサイクル系に強い郵趣家の方々も多いことですから、それぞれの車種やライダーまで解明してくださることでしょう。期待しています。
 下記オンラインショップにアクセスしてみてください。切手のみならずプレゼンテーション・パックや公式FDCも購入できます。個人的には初日印のデザインも好きです。

http://www.gov.im/post/stamps/Issue.aspx?productid=358&categoryid=109

【参考サイト:きってコレクション】

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May 19, 2005

愛知万博会場から

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 4月15日の記事でご案内しましたように、愛知万博の国連館では国連初のホログラム切手(70c)を貼った郵便物を引き受けてくれるサービスを実施しており、その実逓はがきをYさんからご恵送いただきました。4月23日に投函されたそうです。それら会場で投函された郵便物をまとめ、5月に入ってから職員さんが国連まで持ち帰ったか、あるいは送ったかしたものらしく、消印はUNITED NATIONS MAY 11 PM 2005 NEW YORKの機械印が押されています。それからは国連郵政部の航空便扱いで日本に向けて送られ、無事に5月16日に届きました。
 図版の通り、愛知万博会場で引き受けた郵便物であることを示す特別な消印が押されているわけでもなく、ごくフツーの機械印が押されているだけです(標語部は国連60年)。ここまで素っ気無いのもなんだか寂しいものがありますね。これから同様のアイテムを差し出そうとお考えの方は、会場内で差し出したことを示す何らかの手だてを準備されてみては?。あるいは、宛先を万博会場内の愛・地球博郵便局留置にするとか・・・興味のある方は研究してみてください。

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May 15, 2005

南アフリカの広告付き小型シート

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 昨日の14日(土)、急きょ予定を1日繰り上げてスタンプショウ=ヒロシマ'05に参観してきました。はるばる東京から来てくれるDOCTORイノウエくんやモーリくんたちのスケジュールを確認すると、この日の方が何かと都合が良いらしいことがわかったためです。すぐに電子メール、iモードで連絡を取り合って調整完了。して、お昼ちょい前に会場に到着すると、いきなり両君が揃って話をしている場面に合流。場所はDOCTORのあの国体切手の作品の前で、そのまま作品解説&質疑応答タイムに(笑)。今回は公私ともに立ち入った相談事もあって広島に出かけたのですが、天野先生に昭和19年の沖縄・名護局消、水力発電3銭一枚貼り私製はがきの鑑定もして頂けるなど、いろいろな用事もきれいさっぱり同時に片付けることができました。そんな"ミーティング的参観"であった関係上、お買い物は重要用件のみごく簡単に済ませることとし、上図もそのうちの代表的な一件でした。

 ごく普通の小型シートのようですけれど実は広告付きです。1986年発行の「シーラカンス」50c切手の横ペアを収め、シート地に「環境学習センター」などの文字が入れられています。英文表記を読まない限り、まずそれとは気付かないと思います。南アフリカは1997年に、この小型シートスタイルを主とした広告付き切手を10点ばかり集中的に発行しています。
 広告付き切手の歴史は意外に古く、1882年から切手の裏面に広告を入れたニュージーランドの普通切手がその始まりです。広告付き切手類も利用者のニーズに応じたカスタマイズ化アイテムですので、現在大人気の写真付き切手(Pスタンプ・Cスタンプ)ともども、将来的には収集分野の括りとしては統合されていくだろうと思っています。その考え方から旧来の裏糊式・小型シート形式の広告付きアイテムも全世界的かつ通史的な視点できちんと押さえておきたいものです。青山スタンプさん、いつもありがとうございます。

(南アフリカ1997年発行/購入参考価格:200円)

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May 10, 2005

まず自分で調べよう

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 名指しこそ避けますが、なんちゅーかさぁー、もうちょっと何とかならんかなあ。あのねえ、頭に浮かんだクエスチョンを、その瞬間にネット上の掲示板に「教えて」と書くなよぉーと。

 郵趣の歴史は日本郵政の歴史よりも長い(←意外と知らない人が多い)ので、数ある収集趣味分野の中でも切手カタログ(データベース)は比較的によく整備されている方です。カタログさえ持っていれば、よほどのことがない限り90%以上の情報は得ることができます。ですから人様に質問する前にまずカタログを手に入れておくのは常識であり最低限のマナーでもあります。ちょっと前までは私もここまでシビアに言い切ることはなかったのですが、インターネット時代になったので、この際、言い切り路線に転換することにしました。なんせ「切手」「カタログ」っつーキーワードで検索をかければ、今ではばんばん情報が出てくるわけでしょ。カタログのお値段もそんなに高いものでもないし、既刊本もアマゾン等のインターネット本屋さんですぐ買えます。つまり10年・20年前よりよっぽど情報は得やすくなっています。
 インターネットを使っていながら「どこでカタログを売ってるかわからない」だとか「カタログを持っていないので教えてください」、はたまた「切手にカタログがあるんですか?」などという質問はそれ自体が既に「出直して参れ!」級の愚問です。「一般書店に初心者向けの切手収集の解説本がないから知りませんでした」なんて言い訳が通用する時代じゃありませんって。解説本すらもインターネットで簡単に手に入るんですから。まず自分できちんと調べなさいって。
 自分が全権限を持っている掲示板では、こんな自助努力不足の質問は即刻削除しています。過剰な親切で回答してあげても、まあ9割はありがとうのレスポンスもありません。つまり聞く方も、もともとそんなに本気で聞いてなんかいないということです。んなモンにいちいちつきあうのは面倒臭いです。
 なお、カタログでさえ高くて買いたくない・もったいないと感じる堅実な経済感覚をお持ちの方は切手集めの世界からドロップ・アウトしてください。無駄を無駄と知ったうえでお金を蕩尽する、ある意味、高度な文明感覚がない人にこの趣味は不適格です。

 という訳でそんな人たちのために阿保郵便局の消印をご紹介します(!)。ええ、私のお笑い郵趣コレクションの一部で、今流行りの真面目な消印紹介とは意味が違います(伊賀阿保 廿七年八月三日 ロ便)。
 そして、やはり世の中には超弩級の偉人が実在しているのですよ。こちらを参照してください。ここまでやるお人がいらっしゃるのですから、安直なクエスチョンがいかに恥ずかしいものかがよくわかると思います。

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May 07, 2005

カタールの愛知万博切手

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 カタールから2種の愛知万博記念切手が発行されました。現時点では、公式マスコットのモリゾー&キッコロや公式ロゴを用いた外国切手はこれが初めてではないかと思われます。
 しかし、切手自体の出来ばえはイマイチな感じですねえ。「郵趣」5月号の表紙の裏を見てください。そこに図版がありますカナダや国連が発行した記念切手は、公式マスコットもロゴも使っていないのに万博のコンセプトを表現するという意味では成功しているように思えませんか?。決められたグラフィック・エレメント律儀に使ってデザインするというのは、確かに誤った印象を与えることもないかわりにイメージの広がりもないんでしょう。デザイン展開の手法としても古いのかもしれませんが、そうなると公式マスコットやロゴの役割は一体何なんだい?、なる根幹に関わる疑問も派生します。
 ややこしい話はさておき、カタールは万博会場にパビリオンを出していますので、この記念切手を販売していないか、どなたか見に行っていただけませんか?。で、売ってなかったら「せっかくだから売りなさいよー」とかケシカケてきてください(笑)。日本円では2種で100円もしない低額面なので、通販で買うより参観のついでに買えた方が便利でしょう。記念押印・引受消印サービスもやっていたらベストなんですが。

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SNAPSHOT!

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 写真つき切手ことPスタンプの世界的先進技術国オーストラリアがまたまたやってくれました。オーストラリア郵政曰く"SNAPSHOT! is the world's first personalised booklet"だそうです。
 しかし、「パーソナライズド」の究極の意味は「当の本人以外まったく価値ナシ!」っつーことですからねえ。なんだか「いやげ物(もらって嬉しくないおみやげ)」度も同時に上がってきているような気もしませんかー?。ほんと、お好きな方はどうぞ、としか・・・オーストラリア郵政へは下記URLへ。(注:SNAPSHOT!は商品名)

http://www.auspost.com.au/philatelic/stamps/stampshop_2.asp?pid=766393498&product_type=10&category_id=441

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May 04, 2005

箱に金を払う

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 このブログはプロパーの切手収集家以外の方々も多く読んでくださっているので、ゴールデンウイーク特集とゆーことで気付きにくいポイントっつーのを書いておきましょう。
 上の画像は何だかわかりますか?。長年のよしみで郵趣サービス社さんのホームページからけっぱってきたボストークアルバムです。日本切手の図入りアルバムだな、とわかる水準でしたらもう立派なものです。各自お好きなように切手収集を楽しんでください。ですが、そこまで知っていながらアルバムやストックブックをケチっている昨今の初心者さん、切手大好き女子さんらがちょいと多いことはイエローカード級の案件です。避難警報から避難勧告に引き上げたいホドの事態です。
 私たちプロパーの切手収集家は、文房具屋さんで売っている安い収納用品(これを一般に「郵趣付属品」と呼ぶ)ではなく、なぜ郵趣サービス社製造のごついアルバム、ストックブックを使っているか。見てくれもお値段も張る郵趣付属品を使っているのは見栄を張るためではありません。実は箱にお金を払っているのです。
 バインダーにしろストックブックにしろ、これを収める「箱」の有無こそが重要なんです。この箱のことを一般にダストケースと呼び、その名の通り埃よけはもちろんのこと直射日光からもコレクションを保護しています。
 リーフの4辺が通常の経年変化以上に日に焼けた状態のコレクションが売りに出される時があります。お察しの通り、箱がなかった証拠で、収めてある切手類もさぞかしさまざまな埃かすに晒され吸い込んでいることでしょう。リーフの手触りが湿っぽかったらなおのこと長期間にわたって劣悪な環境下に置かれていたことを意味しています。そんな状態のコレクションでしたら、いくら安くても買いませんねえ、シミが出るなど近い将来に切手のコンディションが悪化する危険性が大きいので。

 アルバム、ストックブックのポイントをまとめておきましょう。
1.箱入り製品を使う。安くても箱のない製品は欠陥商品。
2.切手を詰め込み過ぎないこと。
3.直射日光の当たらない風通しの良い場所に立てて保存すること(平積みは厳禁)。
4.一軒家なら2階、マンションなら2階以上の部屋で保存する。
5.切手が過分な湿気を吸い込まないように梅雨時は切手を触らない。
 ※その他、わからないことがあったらキャリアのある人(収集歴10年以上)に聞くこと。

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謎の多い切手

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 「郵趣」6月号用の連載原稿の入稿を終え、改めて日本郵政公社の報道発表をじっくり眺めていました。のっけから結論めいたことを書くのはナニなんですが、このアニメヒーロー・ヒロインシリーズ第1集「ポケットモンスター」は、ひょっとすると日本切手史における大きな転換点になるかもしれません、勘ですけど。

 いずれ年月を経て「実はこういう理由だったんだよ」と、様々なことがらが徐々に明らかにされるにつれ、この切手に対する意味付けも少しずつ確立していくことでしょうが、現時点では情報が少ないこともあって、わからないことがたくさんある不思議な切手に思えるのです。いちばんわからないことは、著作権者がよくぞ切手化の許可を出したものだという点です。
 この純国産ポケモン切手は確実に売れると思います。日本国内のみならず外国にもわんさか輸出されることと思います。でも、それでメリットがあるのは日本郵政公社さんだけのような(笑)。ポケモンはゲームもアニメもカードなどの関連グッズもとっくに世界的な規模で席巻しているわけで、今どき切手になったからといって、切手になったこと自体を名誉と感じる前世紀的価値感が満たされること以外に著作権者が得るメリットはほとんどないのではないかと思えるのです(切手化に伴うライセンス収入がナンボかはわかりませんが)。
 ebayの切手カテゴリーで"pokemon"のキーワードで検索をかけると、正規のコピーライトを得た外国製ポケモン切手の他に無許可ポケモン切手もぞろぞろ出てきます。本家本元の日本できちっとした切手を発行することによって、無許可切手類との差別化も計れるかもしれませんが、ま、大して効果も意味もあることではないです。切手の市場なんてちっちゃいもんですから。
 ポケモンの世界進出については大変ち密な販売戦略がとられていることでも有名です。各種グッズの価格体系についても、それらを子どもに買い与える親の収入水準まで考慮して決定されているくらいですから"最低でも切手1枚50円"の制約がある郵便商品は不利です。それでも単片5種完で340円、シートで680円という額面設定は工夫された結果だと思います。現在の切手発行政策は基本的に子どもは相手にしていないのですけれど、これならギリギリ、お小使いの範囲内で買える児童もいるでしょう。(第2集が機動戦士ガンダム、第3集が銀河鉄道999と聞けば今の子ども相手の切手ではないことは明白です)

 ゴールデンウイークが終われば、郵便局でもポスター掲示に始まる販売促進活動も本格化することと思います。当然、それらPR活動も日本郵政公社が勝手にやっていい次元のものではなく、著作権者あるいはキャラクター管理会社がプランニングしているはずです。そうですね、切手そのものより切手が発行されるまでのことがらの方に興味があります。そんなことども全体をリアルタイムに記録しておかなければ忘れ去られるのではないかと敏感に感じ取っているのは、たぶん内藤陽介さんだけか。

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