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March 2005

March 27, 2005

ネルソンの血

050327

 郵趣4月号の早刷版が届きました。誤解のないように毎度ながらいきさつを書きますけれど、連載記事を持っているので「掲載誌」ということで1部を早めに送って頂いているのです。決して怪しげな優先的待遇を受けているわけではありません。むしろ、この早刷版が届くたびに「次の原稿の準備をしなくちゃあ」と切迫感に駆られます。

 今月号に書かなかったこと(と言うより書けなかった)を記録掲載します。ジブラルタルとトリスタンダクーニャが共同発行した「トラファルガーの戦い200年」がちょっとスゴいのです。その「表向き」のスゴいお話はP.21をじっくり読んでくださいませ。
 ここで述べようとしているのは「裏向き」つまりダーク面(笑)の事柄でして、図の右列中の38p切手がそれです。左列に大きな図で示したのが、かのネルソン提督を描く47p切手で、トラファルガーの戦いに勝利したものの自らはこの時に戦死を遂げてしまいました。そこで提督の遺体を腐敗防止目的でラム酒樽に漬け込んでイギリス本国まで運びました。日本の戦国時代も討ち取った敵将の首を焼酎に漬けて運んだそうなので、ま、それもアリでしょう。切手に描かれている通り、イギリスに到着するまで樽には守衛が片時も離れず張り付いていたそうです。
 にもかかわらず、イギリスに到着した時には中のラム酒は空っぽになっていたそうです。ネルソン提督の勇敢さのエッセンスが染み出していると妄信した兵らがラム酒を飲んでしまったのだそうです。よく病人が出なかったものです。ものの本によると、この話が元になってラム酒のことを「ネルソンの血」とも言うらしいです。いやあ、気持ち悪いですねえ。
 この切手がきっかけとなって今年2005年のヨーロッパ切手のテーマが「美食」になったというのはウソなので決して信用しないでください(なら書くなっつーの!)。ただし、ネルソンは海軍提督だったくせに終生、船酔いに苦しんでいたそうで、これは本当の話ですよ。

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March 23, 2005

カナダも発行しました

050323

 追加しまぁ〜っす!、カナダも3月4日に愛知万博記念切手を発行してましたぁ〜!。

 しかし、なんですね、昨日アップしたロシアもそうですけど指定ロゴマークとかキャラクターを使ってませんねえ(日本切手以外では)。過去の大阪万博、つくば博、大阪花博なんかでは無許可っぽいのも含めてさんざロゴマーク入り切手が濫発されていたのでちょっと妙な感じがします。指定ロゴ・キャラの使用料金が高くて敬遠されたか、それとも周知自体が行き届いていないのか理由はわかりませんけれど、ロゴがないと何のイベントかわかりにくい一方で、デザイン内容が自由になって表現に幅が出てきているメリットも感じられます。このカナダ切手も万博の精神を表現したようで個人的には好みです。ぱっと見でわかりにくいこと自体は、今はもう欠点とは言えない時代になりましたからねえ。

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March 22, 2005

ロシアも発行しました

050322

 去る2月3日の記事で、はるか6年前の1999年12月21日、ブルガリアが既に愛知万博便乗切手を発行していたこと、それが便乗1番切手であることをご紹介しました。いよいよ開催間近になり、その他の国々でも記念切手が発行されるだろうとウォッチングしていましたところロシアの発行を確認しましたのでご紹介しておきます。
 これからも続々と発行されることでしょうから万博切手コレクターさん、ジャポニカ切手コレクターさんはこれからが勝負ですね。

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March 21, 2005

地方本部報第4号

 財団法人日本郵趣協会 中国・四国地方本部の「地方本部報第4号」電子版(html版)をアップロードしました。中国・四国地方本部ホームページトップの「最新情報(What's New)」からアクセスしてください。

 めんどくさい!、ダイレクトにアクセスしたい!、な方はこちらからどうぞ。

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March 20, 2005

2つのびっくり!

050320

 今日お昼前の地震の時はJR新山口駅前のとあるビルの4階にいました。山口県小郡町でもけっこう揺れて驚きました。ちょうど眼前に新幹線ホームが見えるロケーションで、ものの見事に運転中止の様子が見えましたですよ。駅のうどん屋さんでお昼ご飯を済ませて出ましたら、改札口周辺にお客さんが溢れていました。たいへんだ・・・北部九州の皆さんは大事ありませんでしたか?。
 用事を済ませて帰宅し、HIDENさんのホームページ「きってコレクション」にアクセスしたら、またまたびっくり!。韓国の後追いで竹島(独島)切手を出した北朝鮮がその第2弾をやってます。円形2つつながりのひょっこりひょうたん島型と平行四辺形の2種類の変形切手ぢゃあありませんか。「郵趣」誌上ではぜったいに紹介掲載しませんのでここに記録しておきます。北朝鮮のことだから、こいつの無目打バージョンも発行するんでしょうねえ。しょうがないなあ。

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March 17, 2005

No.28

28

 公言してはいませんでしたが、私のような世代はこれ(上ね)にはちょっとうるさいのです。いよいよ明後日です。待ち遠しい限りです。ええ、もちろんCDはとっくに買ってます。iTunesで自分のMacにも入れてます、はい。ここへ急げ!、正太郎くん!。
 あ、もしも、これのPスタンプが出たら絶対買っちゃいたいので、情報GETされた方はどうかお知らせくださいませ。

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March 14, 2005

3月の大雪

050314

 「郵趣」4月号の連載記事原稿の入稿も無事に終え、昨日の日曜日はさわやかな朝を迎えるハズでした。が、朝っぱらから私は窓の外に向かって「うそやろーっ!?」とツッコミを入れてしまいました。そしてただ今は14日の午前零時を少し回ったところですが家の外は10センチ強の積雪です。ひえーっ!です。3月も半ばの降雪・積雪は19年ぶりですもんねえ。
 と書けるのも上図のような物証が残されているからです。1986年(昭和61年)のスタンプショウは、会場の事情があって恒例の4月ではなく少し早めの3月開催でした。そうしたら奥さんちょっと聞いてくださいよ!、会期最終日にごっつい大雪が降っちゃったんですねえ。ふだんは記念押印などロクにしない私がこれを作ったのは、まさに"春の切手祭り"に大雪なんて2度とあるかどうかわからないと思ったからでした。会場内のラウンジで、うってつけの「雪景色の雷門」を描いた広重の浮世絵絵はがきを見つけ、これに菜の花とモンシロチョウ40円コイル切手を貼り、スタンプショウ'86の小型印を押しました。3月8日にはハレー彗星が76年ぶりに地球に最接近したので、スタンプショウでもハレー彗星を主題にした彗星切手の展示をし、小型印のデザインも「望遠鏡でハレー彗星を見ているパンダ」が描かれています。くしくもこの日はまた私の25回目の誕生日でもありました。

(スタンプショウ'86小型印 浅草61.3.23)

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March 09, 2005

田辺猛さんのこと

 Doctorイノウエくんのホームページで田辺猛さんが昨年末に亡くなっていたことが書かれていました。このことについて触れるべきかどうか数日間悩みましたけれども多少整理がついたので追悼の意味で書くことにしました。

 猛さんとはJPS現行切手例会でお目にかかったのが最初です。1980年(昭和55)頃には面識があったはずなので、既に四半世紀近い年月が過ぎたことになります。猛さんが現行切手例会に来ておられたのは、今だから言えますが、本当の目的は飲み仲間との待ち合わせ場所がわりでした。例会が終わると一昨年に亡くなった石川昭二郎さん、池尻のKさんの3人で連れ立って近くの焼き鳥屋さんに向かわれていました。これに時折、鯛中宏一さん(元JPS東京地方本部長。おしどり5円の定常変種研究、帝国ロシア切手収集家)が加わって、それはそれは楽しそうな風でした。私もその焼き鳥屋さんに誘われたことがありますが、小さなお店なので例の3人組が座ったらもう満席。申し訳ないのでまた次の機会にと辞退したら、なんとそのお店は火事でなくなってしまい、ついにご相伴させていただくチャンスを失ってしまいました。今の切手の博物館ができる前、郵趣会館と呼んでいた建物が新宿駅南口にあったころのお話です。

 現行切手例会での勉強と人脈の協力でもって「現行切手武芸帖」等の大ヒット本を世に送り出された頃も存知あげています。その頃はまだ、猛さんと言えばほとんどの人が小判切手収集家だと思い込んでいた時代で(だったと思います)、「あの田辺猛さんが現行切手だって?!」みたいな、けっこうな衝撃が郵趣シーンを走り抜けた記憶があります。
 そのうち日本切手名鑑の別冊として動植物国宝図案切手を出版することになり、猛さんがカラーページを構成されることを聞き及びました。そこで私も幾つかコレクションを直接持参して猛さんに見て頂きました。つまり、ちょっとした「売り込み」をかけたわけです。ありがたいことにその場で数点の採用が決まり、お陰さまで現在の「つまみ喰いコレクター」の私からは想像もできないことでしょうが(笑)、私もあの名鑑別冊の奥付に出品協力者の一人として名前を連ねることができました。もちろん嬉しくて猛さんにサインまで入れていただき今も大切に保管しています。

 かつて猛さんに「毎年、年賀状を送ってくれるけど私は出さない主義なんだよ」と言われたことがありました。もちろん私もそんなことは百も承知で出していたので「いろいろな意味でのお礼のつもりで毎年勝手に送っているだけですから気にされないでください」とお答えしました。今から考えればずいぶん迷惑な話で(笑)。
 それが、いつのまにか猛さんからも照れくさそうな年賀状が届き始めるようになりました。私が東京を離れてからもそれは続き、猛さんからの年賀状だけは別格できちっと保管しています。それが今年は届きませんでした。お亡くなりになっていたとはもちろん知る由もありませんでしたので。

 田辺猛さん、長い間お世話になりました、合掌。

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March 08, 2005

イースターの魔女

050308

 JPS初級切手例会世話人の木村正裕さんから、またナイスなフィンランドの新切手が届きました。もう見た目だけでイケてるってわかるでしょう、説明はなくてもいいっすよねぇ。気に入ったデザインの切手だけを集めるという、最先端の切手収集をされている(とりわけ)スタンプ・ガールズの皆さんにはたまらないコレクターズ・アイテムとなるでしょう。
 発行日は3月2日です。図のように猫柳の枝の形が飛び出した変形切手で、セルフ糊式(シール式)の切手帳スタイルで発売されました。図は猫柳を描いたヘルシンキ局の初日印付きです。
 じきに日本にも輸入されると思いますので、都心近郊にお住まいの方は、切手の博物館1階にある郵趣サービス社のショウルームのチェックを怠りなく!。たぶん、初回輸入分は大人気ですぐに売り切れると思います。

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March 03, 2005

同舟共済

050304

 郵趣4月号用の記事原稿準備のために調べものをしていましたら偶然にこれにヒットしました。発行国は中国、スマトラ沖地震・津波被害のAID切手で、いわゆるPスタンプ(日本で言う写真付き切手)スタイルを応用したものです。
 いやあ見事です。正刷切手でAID切手を発行しようとすると正式な告示が必要になるなど準備がたいへんですが、なるほど、Pスタンプの「形」を利用すれば短時間で発行することができますね。しかもシート地の余白面積も広いのでデザイン上の訴求力もあります。Pスタンプの新たな可能性・将来性が見えてきたように思います。

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霧島温泉郵便局の風景印

050303

 さっそく一昨日の答えから。切手ではないものの日本における「有名人」の「混浴」を描いた郵趣アイテムとは、鹿児島県は霧島温泉郵便局の風景印でした。西郷隆盛に匿われるようにして坂本龍馬とお竜さんが薩摩にやってきて湯治をしている場面を漫画風に描いたデザインです。この温泉旅行は日本最初の新婚旅行としても超有名です。

 さて、私の温泉通いは大橋館長さんのご指南通りで、周南市の湯野温泉がお気に入りです。「元湯小松」さんがやはり一番効きます。ただ、通の人はさすがによくご存じで、いつ行ってもそこそこ混んでいます。私自身も右頚部痛の治療が目的なので、同じように真面目に湯治に浸かっている人(ふしぎに見ただけでわかる)が多い時は早めに切り上げます。入るまでもなく駐車場が満杯だったら近所の国民宿舎「湯野荘」にシフトしています。ここも加水も加熱もしない源泉そのままの浴槽があるのでお気に入りです。
 また時間を見つけては長門方面にも遠征してみたいと思っています。新しくできた道の駅於福(おふく)にも温泉ができたそうなのでぜひトライせねば。

 なお、風景印に描かれているような手拭いやタオル、はたまた褌(ふんどし)を温泉に浸す行為は厳禁です。これはマナーよりも格上と言っていい「遵守すべきルール」ですから初心者さんは気をつけてくださいね。

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March 01, 2005

いい湯だな

 3月になりました。早く暖かくなってくれないものかと、それはそれは寒さに苦手な私は、ちょこちょこ温泉に出かけています。ひろしま切手博物館の大橋館長さんにご指南いただいたので、寸暇を見つけては周南市の湯野温泉に通っております。
 そこで今月の切手は世にも珍しい混浴の切手を掲載することにいたしました。オーストリアが1980年に発行した「バーデン市創設500年」記念切手です。バーデン市の紋章自体が男女の混浴の光景を意匠としているもので、さすがにこれはちょっと見かけないデザインでしょう。
 なお、日本も切手ではないものの「有名人」の「混浴」を描いた郵趣アイテムが実在します。ええ、入手しようと思えば今すぐにでも郵頼でGETできるんですよん!。その答えはまた日を改めて・・・。

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