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January 19, 2005

素朴なギモン

 すみません、このコラムはプロパー郵趣家しかわからない小難しい話です。

 昨年11月発行の「平成16年文化人切手(3種)」、今月発行の「国連防災世界会議」は、裏糊式・目打有りタイプでは外国製日本切手の2番目、3番目に該当することは既にご存知の通りです。前者がイギリスのウォルソル社、後者がフランスのカルトール社です。ついでに1番目はというと1999年のふみの日集合シートで、これは今はなきイギリスのケスタ社製でした。
 ケスタ社は変幻自在に変形切手を作ることができるAPS目打機を持っていたのが何よりも有名でしたし、1999年ふみの日集合シートもその特徴がばっちり出ていて感心したものでした。しかし、上記2番目、3番目はシートをしみじみ見ても目打形式がわかりません。連続櫛型のつなぎ目がはっきりわかるわけでもなし、かといって全型とも確信が持てません。そもそも、日本の国立印刷局が装備している目打穿孔機とシステムが全然違っていても不思議ではないわけですから、従来の日本切手(国産日本切手)の目打形式分類とは次元の異なる分類軸を立てる必要があるかもしれません。このあたりはぜひとも「郵趣研究」誌でしっかりした取材記事をお願いしたいところです(もちろん目打形式だけでなく紙や裏糊もそうなんですが)。よろしくお願いします。

 なお「APS目打」の意味がわからない人は、HYPER Philatelist Annex(別館)にあります出版案内の「HYPER Philatelist 2003」に詳しく記録してありますので興味のある方は買ってね!!!。

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Comments

そこまで細かく分類するのなら、ロータリーかも...。
そもそも日本の印刷局製の趣味週間や20世紀シリーズなど、「全型タイプ目打」のついている最近の記念切手の多くも、実はロータリー目打ではないかと思っています。(間違っていたらご指摘下さい)
本物の全型目打もロータリー目打も、特に記念切手のような小型のシートの場合は、1シート分の目打が(平面か円筒かの違いはありますが)まとめて穿孔装置に取り付けられているという点は同じで、全型と総称してよいと思います。いずれの場合も、目打の継ぎ目がシート上に現れることはありません。

Posted by: 永吉 | January 20, 2005 at 11:12 PM

 私も全型目打だろうとは思うんですが何分にもお国が違いますから、ひょっとしたら日本とは違うこともあるかもと思ったわけです。それで「確信が持てない」という表現をしたのです。
 デ・ラ・ルー社に買収された旧ケスタ社のAPS目打でもこのスタイルの目打はできますし、往事のような削りカスがほとんど残らないクリアな穿孔が他社あるいは各国政府印刷所で開発されていてもおかしくないです。実際、穿孔痕または削りカスのほとんどない変形切手(主に円形切手)がここ数年、世界各国で発行されているのです。これらはお国によって全型なのかAPSなのか、はたまた連続穿孔方式(ロータリー型)なのか、まったく情報がつかめません。

Posted by: 椙山 | January 20, 2005 at 12:21 AM

文化人は、どう見ても趣味週間と同タイプの全型目打に見えますが...。耳に目打が貫通していないこの切手で、「全型以外の目打」という可能性はあるでしょうか?
防災会議の方は、現物を見ていません。

Posted by: 永吉 | January 19, 2005 at 09:45 PM

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