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January 16, 2005

マイクロ文字によるモンタージュ表現

050116

 カタログ図版で見た限りでは、主題の4人の女性偉人の肖像がずいぶん薄ぼんやりしているなあ、というのが第一印象でした。カラーマーク付き田型を入手できたことから類推するに、背景は淡いグリーンとオレンジの(おそらく)グラビア2色。それ以外の国名、額面、肖像等はこげ茶1色の凹版のようです。問題はこげ茶でして、右の部分拡大図のように、ドット模様とともに無数のマイクロ文字を混在させて肖像画を表現しているのです。暗部は大きめのマイクロ文字、明部はより小さなマイクロ文字という具合に、マイクロ文字そのものも大きさを変えています。
 世にマイクロ文字印刷の切手は数多く発行されるようになりましたが、ほとんどが偽造防止用に秘符(シークレットマーク)として数カ所に使われているだけです。しかし、この事例はマイクロ文字をも表現手段の一部としてより積極的に用いています。印刷物としての表現力にはキレが足りないようにも感じられますけれど、マイクロ文字によるモンタージュ表現なるパターンは初めての使用法ではないでしょうか。マイクロ文字の今後の発展性を強く感じさせる切手です。

(インドネシア2004年発行/購入参考価格:440円)

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