« 世界最初のLOVE切手 | Main | こんな切手にも図案ミス »

November 04, 2004

初見の偽ディズニー切手?

041104.jpg

 先月末の第2回広島<切手のフリーマーケット>で、外国の小型シート類1枚100円均一品の中からひょっこり拾い出したブロックをご紹介します。上掲の真正品とよく見比べてください。せっかくなので大きな図版でご覧いただきたいと思います。【ここをクリック

 製版が雑だったようであちこちに製版時のゴミやキズが散見され、色ずれもひどい非常に粗雑なオフセット印刷です。かろうじてST. JOHNS. NTLD. MAY 30 1987と読める消印(らしきもの)も印刷されたものです。裏糊もなく紙質もコピー用紙のようなペラペラ。目打に至っては一見してもっとも偽造しやすい単線目打です(実測値はおよそ9. 3/4)。こんな低レベルの出来のものをあのディズニーが認めるわけがない、という事柄が瞬時のうちに脳裏を駆け巡り、偽ディズニー切手ではないかと直感しました。そこで、ディズニー切手と言えば鹿児島の西山輝さんです。さっそく画像を送って調べていただきました。

(以下、西山さんからのメールより)
 真正切手のデータは「WALT DISNEY FILMS」と銘打って1988年7月25日に発行された6種の9面シートの中のひとつ。スコットカタログNo.989、ミッヘルカタログNo.1000-1008(図版は載ってません)。目打はスコットでは14×13.1/2、ミッヘルでは13. 3/4 となっています。
 で、クロと思う理由ですが、まず消印。送っていただいた画像では1987年消のように見受けられますが、真正切手の発行が1988年なので当然ありえない。もう1点は、真正切手が9面シートのみでの発行だとすると(ドムフィルカタログに他に図版が無いので間違いないと思います)目打の抜け方や耳紙が全然違います。
 ちなみに真性切手の評価はミッヘルだと9ユーロ、スコット2002年版だと2ドルとなってます。(以上)

 ディズニーのコピーライトを得ていない「えせ」ディズニー切手はあまた存在しますが、「にせ」ディズニー切手はついぞ見聞きしたことがありません。もし、本当に偽ディズニー切手だったとしても、果たして偽造に見合うだけのメリットがあったものかも非常に疑問です。さしあたってパケットの足しにするくらいしか利用(悪用)方法が思いつきませんし。真正切手発行前の試し刷り等の可能性の余地もないわけではありませんが、それとはわからずに流れ流れて日本までやってきて100円均一で売られる可能性の方がはるかに低いように思います。いかがなものでしょうか?。

|

« 世界最初のLOVE切手 | Main | こんな切手にも図案ミス »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46050/1858352

Listed below are links to weblogs that reference 初見の偽ディズニー切手?:

« 世界最初のLOVE切手 | Main | こんな切手にも図案ミス »