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November 23, 2004

十二支ひとまわり

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 来る12月1日、純粋な装飾目的のエンボス加工では日本初と言っていいグリーティング切手「干支文字」が発行されます。日本以外の漢字圏の国々でもウケるのではないかと期待しているところです。で、そんなこんなでついでに調べていましたら、アメリカ初の年賀切手が発行されてからちょうど十二支ひとまわりになることに気付きました。せっかくなので記録掲載しておきましょう。
 1992年12月20日、アメリカ郵政公社が初めて年賀切手を発行しました。当初、この切手発行は年間予定には入っていなかったのですが、アジア系住民の要望によって実現しました・・・と、当時の資料に記載されています(具体的にアジア系のいかなる団体?等による要望なのかまでは触れられていません)。図案はハワイのホノルルに住む華僑のクラレンス・リーさんによる切り絵のニワトリ。印面左に漢字で「鶏年」、右に英語で「HAPPY NEW YEAR!」の文字が入っています。これはアメリカ初の年賀切手であると同時に中国人のデザインによる初のアメリカ切手でもあります。この1枚の年賀切手発行実現の陰には、多くのアジア人の長いアメリカでの貢献の成果が現れています・・・なるほど、なるほど、いいことずくめですねえ(笑)。
 これがきっかけになって、中国文化圏以外の国々でも年賀切手が発行されるようになったのですから感慨深いものです。今では何の冗談か、オーストラリア領のクリスマス島でもド派手な年賀切手が当たり前のように発行されています。くしくも2005年は、キリスト教国とは真反対に、正式なものでは日本初のクリスマス切手の発行が計画されています。十二支ひとまわりの間に世界の郵趣シーンもずいぶん変わったことを改めて思い知らされますね。

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Comments

HIDENさんへ
ひとこと「ぎゃあ!」です(笑)。
12年にわたる切り絵のデザイン統一を最初から意図していたなら凄いです。

Posted by: DIRECTORスギヤマ | November 28, 2004 at 01:09 PM

2005年発行のアメリカ年賀は今までの十二支が勢ぞろいしてます! 圧巻です。
http://shop.usps.com/cgi-bin/vsbv/postal_store_non_ssl/browse_content/stampReleaseDisplay.jsp?OID=8583

Posted by: HIDEN | November 27, 2004 at 05:25 PM

荒牧さんへ
 レスが遅れ遅れですみません。
 さっそくミッヘルカタログを開いて確認しました。これが世界最初の年賀切手ですか!。ふむふむ、なるほど、これは教えて頂かない限り年賀を祝う文言だとは気付きませんね。さっそく私のデータベースに取り込みました。
 なお、本件でデータベース登録数が念願の2000件を超えました(^o^)/

Posted by: DIRECTORスギヤマ | November 27, 2004 at 11:24 AM

年賀切手の話題が出たので・・・。

世界最初の年賀切手というのをご存じですか?
それは日本ではなく、1931年12月31日にパラグアイから発行されました。(Scott#321-322)

前年に発行された「ひし形」切手に加刷したものですが、その加刷が1932年の新年を祝う文章になっています。
それほど珍しい切手ではないので、変形切手収集家ならお持ちの方も多いと思います。

なお、翌1933年用にも同様の年賀加刷切手が発行されており、こちらは、台切手が「ツェッペリン飛行船の三角切手」です。(Scott#325-329)
この2番目の年賀切手の方は、カタログ評価は安いですが、実は発行枚数は10,000セット("TRIANGULAR PHILATELICS"による)しかなく、入手は結構難しいです。
ebayで2~3回見かけましたが、100ドル近くを覚悟しないと落札は難しいです。

Posted by: 荒牧 | November 23, 2004 at 02:38 PM

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