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October 13, 2004

目打ありだが無目打の切手

041013.gif

 言葉で説明するのがしんどい切手です。えーっと、どこから説明すればいいかな?(笑)。

 実際に郵便物に貼りつける切手は、いわゆる料額印面にあたる長方形部分のみです。切手はシール式で、一見、目打が施されているように見えるのはシール式切手の台紙部分であって切手部分ではありません。切手を販売する時は台紙にあけられた目打で切り離し、切手を使う時はさらに剥がして郵便物に貼るという仕組みです。ですから台紙の裏面には糊はひかれていません。
 切手を管理するには台紙に目打が入っていた方が便利ですから、それはそれで理屈はわかります。が、どうも不要なシール部分を剥がしてから印刷しているようなのです。上掲図右の赤背景図は44F切手の右辺拡大図です。台紙にうっすらインクの痕跡があるのがわかりますか?。不要なシール部分を剥ぎ取った後に印刷しなければこのような現象は起きません。私も本業でシール加工をすることがあり、不要なシール部分を剥ぎ取る工程を「カス取り」と呼んでいます。この作業だけは手作業で、機械による自動化が成功したという話はいまだに聞いたことがありません。どうしてまた、こんな複雑な製造工程を選択したのか、さっぱり見当がつきません。さらに目打穿孔の工程もカス取り前か後かも知りたいところです。銘版つきブロックあるいはフルシートをぜひ見てみたいものです。
 仏領ポリネシアの切手は、目立たないながらもいろいろ変わった工夫をしています。ここ数年はエンボスや盛り上げ印刷の切手をちょいちょい発行しています。まさか、切手製造の実験場がわりになっている、なんてことは・・・ありえるような感じですねぇ。

 この2種の切手は発行当初の1991年に「なにげに」郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布会で配付されています。複雑な作りの切手だという説明は一切なく、あくまでも素敵なパイナップル切手ですよー、とのふれこみで(笑)。それとは気付かずに持っている「年季の入った頒布会会員」さんもいらっしゃることと思います。1991年のバインダーを改めて開いてみてください。

(仏領ポリネシア1991年発行/購入参考価格:450円)

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