« アメリカ最初のシール式切手は大失敗 | Main | こんな○○は嫌だ »

October 15, 2004

今からでも集められる1番切手

041015.gif

 もうタイトルそのまんまのお話です。誰しも自国の1番切手を集めたいと一度は思うはずです。そして、できることなら世界各国の1番切手もと。それは切手収集の魅力にとりつかれた者ならごく普通に抱く欲望です。決してビョーキではありませんから安心してください(笑)。
 19世紀に近代郵便制度を導入した国では手の届かない切手も数多くありますが、第2次世界大戦後に独立を果たした国々の方が多いのですから、冷静に考えればそんなに高い壁ではないのです。スタンプショウはかた'04で入手した上掲の切手とFDCもそのひとつです。
 ギルバート・エリス諸島として一緒くたにされていた英国植民地がありました。民族的にはギルバート諸島はミクロネシア、エリス諸島はポリネシアに属し、習俗も言語も異なっていました。そこで1976年1月1日をもって両者は分離独立することになり、エリス諸島がツバルとなりました。上掲左の切手は、旧ギルバート・エリス諸島切手に加刷したツバルの独立1番切手で、全15種あるうちの最高額面券種の$2.00切手です。右は、加刷切手と同日に発行された正刷の独立1番切手全3種のFDCです。正刷の方は切手にもFDCのカシェにも「SEPARATION January 1st 1976」の文字が入っています。ギルバート諸島もまた後に「キリバス」となります。
 合意の上での分離独立は、近年ではチェコとスロバキアを思わせるものがあります。ところがチェコスロバキアと大きく異なっているのは、ツバルもキリバスもさしたる産業もない南海の小さな島国だという点です。独立は果たしたものの、結局国外に出稼ぎに行かなくてはならない、地球温暖化の影響で海面水位が上がり国土そのものも存亡の縁に立たされているのが実情です。
 そうです、ツバルもまた切手の輸出が数少ない外貨獲得の手段になっているのです。一時、国名コードがたまたまtvであることからアメリカの大手テレビ会社が大金を積んでtvのURLを買うとかかんとか話題になりましたが、その後はどうなったのでしょうね?。さしあたって私たち切手収集家がツバルの切手を買ってあげることは決して無駄にはならないと思いますよ。
 ツバルの他にも新しい独立国はたくさんあります。バングラデシュ、中国香港、中国マカオ、東チモール、ボスニア・ヘルツェゴビナなどなど、いずれもコストパフォーマンスの良い「1番切手収集」が可能です。どうですか、チャレンジしてみませんか?。

(ツバル1976年1月1日発行)

|

« アメリカ最初のシール式切手は大失敗 | Main | こんな○○は嫌だ »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46050/1682543

Listed below are links to weblogs that reference 今からでも集められる1番切手:

« アメリカ最初のシール式切手は大失敗 | Main | こんな○○は嫌だ »