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September 13, 2004

あかつき便

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 昨日、特別速達のことを取り上げましたので、今日はその次の「あかつき便」の実逓カバーをご紹介します。正確には特別速達のひとつで、夕方までに郵便局に持ち込めば夜行列車に載せて翌朝の会社始業時間までに配達するという制度でした。制度開始日は昭和26年4月20日で、京浜地区(東京都区内・横浜市)、京阪神地区(大阪市・京都市・神戸市)、名古屋市の3地区相互間に発着する速達郵便物がその対象でした。差出時に郵便窓口で封筒表面に丸に特の朱印が押されたのが特徴です。
 この制度は個人も利用できたようですが、主たるユーザーは企業でした。本例もシー・エフ・シャープ商会の横浜店から神戸店に送られたものです。ただし、企業便は通常、用が済めば廃棄されることが多いので現存数はあまり多くはないようです。ですので、貼られている50円切手が銭単位で、50円弥勒菩薩(円位)発行後の使用例と言えども大切にしています。
 昭和29年4月27日、速達専用の夜間航空便が開設されたことに伴って制度廃止されました。

 余談ですが引受局の横浜局は今の横浜中央局ではありません。横浜局は後に横浜港局となり、当時の神奈川局が現在の横浜中央局になりました。そういう紛らわしい例は全国的に数多ありますので、消印に興味のある方はパズル解きの感覚で収集するのも面白いですよ。

(上掲のカバー:横浜 27.9.25 後0-6→神戸中央 27.9.26 前8-12(裏面着印))

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